カンボジアのプノンペンで大渋滞はなぜ起きる？渋滞の理由と予防法まとめ

東南アジア

2017.02.202021.09.24

アジアの国を旅行する上で一番ストレスになるのは、きっと交通渋滞だと思います。タイのバンコク、インドネシアのジャカルタはひどい渋滞で有名です。しかし交通渋滞のひどさならカンボジアのプノンペンだって負けてはいません。

うっかりラッシュに巻き込まれてしまうと、20分の道のりを1時間30分もかけてのろのろと進んでいくことになります。渋滞に巻き込まれて貴重な時間を無駄にしないため、プノンペンで渋滞が起きる原因を知り、ラッシュを避けていきましょう。

2017.05.25

経済的に急成長しているカンボジア。ここ数年、カンボジアで働く日本人は増えています。外務省によると、2016年10月時点で在留日本人は3,000人を超え※、実際にはもっといると言われています。日系企業の進出による駐在者...

記事の目次

カンボジアの通勤ラッシュと退勤ラッシュ

これはどの国でも同じですね。通勤・退勤時はかなり道が混んでいます。特にバイクや車以外の交通機関が整備されていないカンボジアは、バイクや車の絶対数がとても多いため道路が混みやすくなっています。

具体的な時間を言いますと、朝6時半から8時と午後4時から7時までは特に注意です。写真は朝の6時頃の大通り。この日は既に渋滞が起きていました。

カンボジア人は朝早くから活動をするため、この混雑に巻き込まれたくないならさらに朝早くから活動する必要があるでしょう。午前5時頃であればどの道も楽に通過できます。

意外なことかもしれませんが、プノンペンでは工場も渋滞を引き起こす原因となっています。プノンペンには安い労働力に目をつけた外資系の工場が多く存在します。中には工場ワーカーだけで数万人規模という超大型工場もあるようです。

そこで働く人たちが通勤時や退勤時に一斉に外へ出るとどうなるでしょう？このように道が人で溢れかえり、大混雑になります。

この写真の時刻は夕方4時頃で、まだピークと呼べる時間ではありませんがとにかく混んでいます。

気をつけるべき時間は通勤退勤時と同じ午前6時半から8時と、午後4時から7時。そして意外と午前11時。昼休みの始まる時間です。周辺は大混雑しますので車やバイクを運転される方は歩行者と接触しないようご注意ください。

工場が密集している地域がわかるなら、避けた方がいいでしょう。

経済成長の著しいプノンペンでは、あちこちで道路工事が行われています。写真はプノンペン国際空港へ続く大通り。かなり地下深くまで掘って工事をしています。作業機材を積んだトラックや大型特殊車両が行き来しますので混雑の原因となります。

工事現場の付近では、突然トラックが強引にUターンしたり、バックを始めたりということもあります。カンボジアの業者はマナーが悪いので周囲の交通状況にはあまり気を使ってくれません。

渋滞だけでなく事故を防ぐという点でも、極力工事現場の近くは通らないようにするといいかもしれません。

これもまた意外に思われるかもしれません。結婚式と葬式で渋滞するの？と。残念ながら答えは「YES」です。その証拠写真がこちら。

写真の奥に建物が写っていることから分かるとおり、普段この場所は道路なのです。写真には写っていませんが、通行止めのサインが掲げられています。そう、カンボジア人は結婚式、葬式のために平気で道を潰すのです。

その結果、いつもは通れる道が通れなくなっていて車が立ち往生し、バックしようとしたところでさらに後ろから車が……という風に大混雑へ繋がってしまいます。

文化や風習に関係してくるものなので、こればっかりは防ぎようがありません。遭遇したらアンラッキーくらいの気持ちでいるしかありません。

個人的には、これが最大の原因ではないかと思っています。ノーヘル、逆走は当たり前。信号は基本的に無視するもの。なんとカンボジアでは、125cc以下のバイクであれば免許なしで運転できるのです！

それすなわち、交通ルールを知らないライダーが大量にいるということ。彼らはそもそも交通に関する教育を受けていませんので、悪気はありませんが交通を混乱させてしまっているのです。

渋滞はもちろんのこと、交通事故にも注意しましょう。

いかがだったでしょうか？

人が多く、道が整備されておらず、教育を受けていないドライバーが多く、冠婚葬祭で道が潰れるプノンペン。そりゃ渋滞だって起こります。

これらの渋滞情報を以下にまとめると

以上のことから、移動をするのにベストな時間は、午前10時や午後2時頃となります。暑くなる時間帯ですが、その時間に移動するなら時間を無駄にしなくて済むでしょう。

特に短期旅行者にはこの時間帯で予定を立てるのがおすすめです。滞在時間が短いほど、渋滞で潰れた時間がもったいないですからね。

では渋滞にお気をつけて、カンボジアを楽しんでください。　

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