ベトナム移住!ベトナムで移住を始める時に必要なことまとめ(※随時更新)

ホーチミン 東南アジア

近年、日本企業の進出も進むベトナム。東南アジア唯一の漢字文化圏で、かつては漢字が使用されていました。

ワークライフバランスの面でも、物価の安さからも働きやすく、暮らしやすいといわれているベトナムでへ移住したい人のために、知っておきたいことをご紹介します。

ベトナム移住の概要

ベトナム

外務省によれば、2018年の時点でベトナムに在留する日本人の数は22,125人。

日本からのアクセスの良さや物価の安さ、住みやすさ、日本人向けの求人があることなどから人気の移住先となっています。

ベトナム移住のメリット

実際にベトナムに住んでみて感じる、ベトナムの魅力はこちら。

  • ワークライフバランスが取れる
  • ベトナム人は優しい
  • 英語以外の第3言語を習得できる
  • 求人が多い
  • 生活費が安い
  • 活気のあるベトナムの街
  • 治安がいい

残業代が高いこともあり、残業をさせないようにしている企業が多いベトナム。定時で仕事が終われば、終業後の時間もたっぷりあるので、私生活が充実しますね。

ベトナム移住の条件

ベトナムに移住するなら、長期・短期にかかわらずビザが必要です。

ただし、日本人は日本のパスポートがあれば15日まで滞在できます。その際はパスポートの残存期間が6ヵ月以上あり、直近でベトナム出国日から 30日以上経過していることが条件です。

ベトナム移住に必要なビザ

ベトナム移住のためには、ビザが必要です。

ビザの種類は、

  • 研修・学習ビザ
  • 外資企業就労ビザ
  • 観光ビザ
  • 配偶者及び家族ビザ

など細かく分けられています。就労する場合は、ビザの他に労働許可書が必要です。ビザの情報は予告なく変更される場合がありますので、取得の際は大使館への確認をお忘れなく。

ベトナム移住の費用

  • 下見をする費用
  • 本移動の航空券
  • 家を探すための、仮住まいの費用
  • 住居契約費用
  • 日本から荷物を送る費用
  • 海外への引っ越しサービス費用
  • 電化製品や家具の購入費用
  • 生活用品等の費用
  • 車の購入費用
  • ビザ申請手続の代行費用

ベトナムへ移住する場合、上記のような費用が見込まれます。

下見をしない人、引っ越しサービスは利用しない人、家具は部屋に備えつけのものを使用する人、車を購入しない人、ビザの取得は勤め先の企業で行ってくれる人など様々かと思いますが、参考にしてください!

ホーチミンの魅力1

一年中夏の過ごしやすい気候

ホーチミンは過ごしやすい気候

常夏、といえば聞こえはいいですが「暑いのは嫌い!」と思う人も多いのではないでしょうか。

確かに年中暑いのは事実ですが、街中の移動は基本的にタクシーで、屋内は大体クーラーが効いています。電気代が日本ほど高くはないため、家でも電気代を気にせずクーラーを使用できます。

そのため、暑いことによる不快感はほとんどありません。日本の夏の方がよっぽど暑いです。

むしろ、一年中気温が高いので「布団から出る勇気」や「北風が吹く中歩く辛さ」など、日本では毎冬経験しなければならない寒さにまつわる全ての苦しみとお別れできます。

さらに、常夏であれば一年中同じ服装で大丈夫。洋服代も抑えられます。

移動が便利!安いタクシー料金

ホーチミンのタクシー

ホーチミンには電車がありません。現地の人の大半がバイクを所有しています。だから街中はバイクだらけです。

しかし、私たち外国人には異国の地でのバイクは敷居が高いですよね。そのため、移動はタクシーがメインとなります。

タクシーの初乗りは60円弱です。とっても安いので、気軽に利用できるのです。日本では絶対にタクシーに乗らない人でも、すぐに手をあげてしまいますよ。

カリキュラムが充実した日本人学校

ホーチミンの日本人学校

ホーチミンには日本人学校があり、子供の教育も安心です。

英会話の授業がある

日本人学校では週に3時間、ネイティブスピーカーによる英会話授業があります。転校生は一番とまどう授業ですが、子供は1ヶ月もすればすっかり馴染んでしまいます。

学校に通わせているだけで英会話が身につく。親としては本当にありがたいシステムです。

漢検受験で漢字もしっかり

また、年に一度、授業の一環として漢検を受検させてくれます。試験の1ヶ月前から先生が対策プリントを宿題で出してくれ、親はノータッチで漢検合格を手に入れることができるのです。

水泳や百人一首も

水泳の授業は一年を通して行われ、泳げない子はいません。その他、行事に百人一首大会というものがあり、百人一首に対してはかなり熱いです。

このように、異国の地でも日本人としての教養がちゃんと身につくのです。こんなに手厚いなら子供をホーチミン日本人学校に通わせたくなりませんか?

おいしいものが集まるグルメ天国

ホーチミンのグルメ

ホーチミンにはいろいろな国の人が集まってきています。そのため、イタリアレストランではイタリア人のシェフが、インド料理はインド人がという風に本場の料理を提供してくれます

どのレストランも本当においしく、ホーチミンに滞在すると太ってしまう人が多いくらいです。

もちろん、ベトナム料理もものすごく安くておいしいので、私も大好きです。

お手伝いさんを雇う文化

ホーチミンのお手伝いさん

主婦にとって一番ありがたい存在のお手伝いさん。

赤ちゃんや小さい子がいる家庭では、お手伝いさんを一日中雇って子供の面倒から家事まで手伝ってもらっている人もいます。一方、子供が大きければ毎日2時間だけお掃除とアイロンを手伝ってもらっている家庭もあり、利用方法は人それぞれです。

日本料理を作れるお手伝いさんもいて、小さい子供のいる家庭では非常に重宝されます。以前は他人が家に毎日来るのが嫌だと言っていた知り合いも、最終的には雇っていました。

ベトナム移住までにしておくこと

ベトナム

お金・医療関連

  • 移住費用や、初任給が入るまでの生活費を貯金する
  • 日本で海外キャッシングができるクレジットカードを作っておく
  • 歯の治療を済ませておく
  • 予防接種を行う
  • 英文予防接種証明書を発行してもらっておく
  • 健康診断をして、何か見つかれば病歴や紹介状を英文で書いてもらっておく
  • 自分にあった薬を日本で手に入れておく

手続き関連

  • ビザ申請
  • ビザ申請のための必要書類を揃える(英文の卒業証明書など)
  • 海外転出届を役所に提出する
  • 国民年金の手続き(将来のために支払いを続けたい場合は申請をする)
  • マイナンバーを市町村へ返納する
  • 国民健康保険証を返却する
  • 住民税を支払う
  • 確定申告の納税管理人(代理人)を届出をする
  • 現地の社会保険証をもらえるまでの、海外旅行保険に加入する
  • 運転免許を更新する
  • 国際免許を取得する
  • 旅行保険、パスポート、ビザなどのコピーをとっておく

事前学習

  • 現地の法律やマナー、タブー、歴史、政治経済について知っておく
  • 現地語を少しでも勉強する

渡航するまでにしておくべきことは、主に上記の通り。人によってやるべきことは異なりますので、近くにベトナム移住者がいれば聞いてみましょう!就職が決まっている場合は、同じ会社の人に確認するのが確実です。

ベトナム移住後

ベトナム

ここからは、ベトナムに移住後のことについて、どんな仕事があるのか、お給料はどのくらいなのか、生活費はどうなるのか、日本の年金や保険はどうなるのか……気になるところを徹底解説します!

ベトナム移住後の仕事

ベトナムで求人が多いのはホーチミンとハノイです。

日系企業では営業職の求人が多く、営業経験者が歓迎されています。また、製造業の工場も多いので、こうした企業のマネージャー、品質管理、工場長などの求人も多くあります。

また、ベトナムはIT関係の営業許可が取りやすいため、小さなIT企業でのエンジニアの求人も多くあります。

お給料に関しては、現地採用の場合以下が目安です。

  • 営業(セールス):約12万円〜30万円
  • 事務:約10万円〜30万円
  • マネージャー(管理者クラス):約28万円〜
  • カスタマーサポート:約11万円〜30万円
  • エンジニア:約20万円〜50万円

*企業、経験、スキルによって異なります。

ベトナムでは部屋を借りる際にベトナム人価格と外国人価格が異なり、外国人の方が高い賃料を請求されることがあります。福利厚生として家賃を会社負担にしてもらうと、生活の安定につながるでしょう。

ベトナム移住後の生活費

ベトナムで生活する場合、生活費はいくらくらいかかるのでしょうか。生活スタイルや住居によっても生活費は変わりますが、ここではホーチミンとハノイの例をご紹介します。

ホーチミンでは、少し高めのサービスアパートメントを借りた場合の合計額が121,000円です。ローカルよりの生活をすれば、あと3万〜5万円ほど節約可能です。

ハノイでは、格安の部屋を探し、自炊をして移動は自転車…という生活を送った場合、合計額が30,000円です。こちらはセキュリティや設備を重視した家選びをしたり、外食をメインにしたりすると、生活費がもう少しかかる計算になります。

ベトナム移住後の年金や保険制度について

ベトナムに移住したら、日本で払っていた年金や保険はどうなるのでしょうか。

まず、日本で海外転出届を役所に提出して移住してきた場合、健康保険は保険証を返納してきたはずですので、それ以上払う必要はありません。その代わり、就労先の保険に加入したり、自分で保険をかけるなどして、もしもの場合に備える必要があります。

年金に関しては、日本の年金は住民票を抜いて海外転出届けを役所に提出し、移住した場合は年金を納める義務はなくなります。詳しくは、日本年金機構のHPを確認しましょう。

ベトナムの地域別移住

ベトナム

ベトナムで移住者に人気があるのはホーチミンとハノイです。
それぞれどのような特徴があり、どんな人にオススメなのかをみていきましょう。

ホーチミン

ベトナム南部の商業都市、ホーチミン。首都はハノイですが、ホーチミンはベトナム最大の街です。バイク、車、人が溢れ、エネルギッシュ。乾季と雨季があり、雨季はスコールが降ります。

ハノイ

ベトナムの首都、ハノイ。北部に位置し、ホーチミンとは気候が異なり四季が楽しめます。

歴史も深く、旧市街や大教会などたくさんの観光スポットが街の各所にあります。ハノイは東京の1.5倍の面積をもつ大きな街で、現在も周辺の市を吸収合併し、少しずつ大きくなっています。

ベトナム移住で失敗・後悔を避けるために

ベトナム

実際に住んでみると、情報として聞いていたこと・最初に感じたこととは違うな、という点が出てくるものです。合わないな、と感じる部分があるかもしれません。事前にベトナム人について理解を深めておきましょう。

  • そこまで仕事熱心でない人が多い
  • サッカーが大好き、サッカーの日は仕事にならない

他にもすぐ停電する、水道の詰まりを気にせずゴミを水道に流す、バイクの運転が荒いなど、日本とは異なる点が色々あります。

まとめ

ベトナムでの移住生活が具体的にイメージできたでしょうか?ベトナムは同じアジアとはいえ、気候も文化も言語も違うし、人も様々です。

一概にこうだと言えないことも多々ありますが、違いを楽しむ気持ちの余裕がもてるといいですね。

ベトナムでの移住生活を最高のものにしてください!

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