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ブルネイの首都、バンダルスリプガワンと成田間の就航を始めた「ロイヤルブルネイエアライン」搭乗体験

ラウンジ

2019年3月15日から成田空港に就航を始めたロイヤルブルネイは、石油王国の国営航空会社です。かつては関西国際空港への就航をしていたようですが、4年で撤退してしまいました。

今回、成田に乗り入れたロイヤルブルネイにさっそく搭乗してみました。一味違うフラッグキャリアのロイヤルブルネイをご紹介します。

目次

ロイヤルブルネイエアライン

ラウンジ

ロイヤルブルネイは1974年に設立された国営の航空会社です。名前は聞いたことあるけど、乗ったことがないという人も多いでしょう。

石油王国ブルネイはガソリンが安いことで有名です。さぞ、たくさん飛んでいるのだろうと思っていましたが、保有機数は10機、就航都市はわずか19と一国のフラッグキャリアとしては驚くほど小規模です。

そして、ブルネイ国内に唯一ある国際空港が、ブルネイ国際空港です。乗り入れている他国の航空会社は3社で、シンガポール航空、マレーシア航空、エアアジアです。

ロイヤルブルネイエアラインの機体とフライト時間

飛行機

機体

成田とブルネイ間を就航するのは、エアバス320です。ボーイングで飛ぶと思っていたので少し驚きました。

座席はビジネスとエコノミーの2種類で、ビジネスシートは16席ほどでした。座席は1列6席なのですが、操縦席向かって左手からABC、右手がなぜかHJKです。

私はチェックインをする時に幼児を連れていたため、カウンタースタッフが「席がバラバラになってしまう」と頭を抱えていましたが、乗ってみたら全員横一列に並んでいました。座席指定する時はよく確認した方がよいでしょう。

フライト時間

就航は週に3本で、水曜、金曜、日曜です。発着はそれぞれ現地時間で、成田発が11時45分、バンダルスリブガワン着が17時10分。フライト時間は5時間半と、それほど遠くありません。

時差は日本より1時間遅れます。ブルネイは日の入りが19時近いので、到着してから散歩程度ならできそうですね。

また、復路は、バンダルスリブガワン発は0時35分、成田着が7時30分。搭乗し、寝て起きたら到着している時間です。フライト時間は6時間と少し長くなりますが、もう少し寝ていたかったのが本音です。

ロイヤルブルネイエアラインの機内の様子

シート

シート

革張りのシートの座り心地は最高でした。前の席とのスペースが狭めで、6時間のフライトだと少々キツイ印象を持ちました。身体が大きい方には不向きかも知れません。

バシネット (ベビーベッド) が使用できるシートはゆったり座れます。液晶画面にUSBケーブルの接続口があり、フライト中に携帯の充電がしっかりできます

パネル

映画

まず、英語、マレー語、中国語、日本語、韓国語と、選択言語が5ヶ国語あります。日本語が選択できる海外の航空会社はまれでしょう。これはマレーシア、ブルネイ間のフライトでも同様でした。

映画など、ジャンルも数も豊富で飽きることがありません。

離陸前にイヤホンを配られますが、ジャックとサイズが合っていないために、時々抜けてしまいました。少し残念な点です。

機内食

機内食

アルコール類はなし

全てハラール料理になります。ハラール料理とは、イスラム教徒が食してもよい食材や調味料を使っている食事のことです。イスラム教徒が禁止されているアルコールも出ません。

日本語メニュー

日本間のフライトだからか、和食のような機内食でした。事前にメニューが配られるので、何を選ぶかゆっくり考える時間があります。メニューは後で回収されますが、マレー語、日本語の3か国語で書かれていました。気配りが嬉しいですね。

写真は「鶏ひき肉の照り焼き」です。日本人は作らないメニューですが、醤油ベースで美味しかったです。ただ、ブルネイから成田に向かう際は深夜2時に機内食が配られますので、大半の人は寝てしまっていました。

ロイヤルブルネイエアラインでは離陸前にコーラン

スクリーン

滑走路に向かいながら、機内にはイスラム教徒の聖典であるコーランが流れます。液晶画面にはアラビア語が表示され、その下にマレー語と英語も表示されます。飛行中はメッカの方角を示す矢印も表示されています。

空港での注意点

ブルネイ国際空港では通常の禁止されている預け荷物の品目に加え、バッテリーの預け入れも禁止されています。バッテリーと一口にいっても色々ありますが、私は携帯ソーラーパネルで引っかかりました。

トランジットだったので預け荷物で通っていたのですが、空港警察に呼び出され、荷物を一緒に開けて確認しました。機内持ち込みは可能なのだそうです。

私以外にもかなりの人が呼び出されていたので、預ける際に心配であれば確認してもらい、また、引っかかる可能性があるものは予め手荷物に入れておいた方がよいでしょう。

ロイヤルブルネイエアラインのまとめ

飛行機

ロイヤルブルネイエアラインの印象について一言でいうと、とても品のある航空会社です。注目したのはキャビンアテンダントの制服です。センスのあるデザインと色使いがとてもきれいでした。

客層は路線により異なるでしょうが、機内もキャビンアテンダントも清潔感があります。テキパキと仕事をこなしますが、忙しい中でも焦りや雑な面はみられませんでした。乗る機会があればおすすめです。

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この記事を書いた人

海外就職・海外求人マッチングサービスGuanxiを運営しているIT企業。
世界各地をお仕事で飛び回っています。

世界各地で滞在し、見たもの、感じたもののリアルを届けます。

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