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海外就職の始まりはスペイン!〈前編〉スペインで仕事を得るまで

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スペイン

私は現在、南米のコロンビアで働いています。しかし、私の海外就職はスペインで始まりました。

スペインから、いろいろな縁や経緯があって南米3ヶ国への旅へと続き、海外でキャリアを築いていくことになります。これからそのキャリアアップの過程を2編に渡ってお伝えします。

この前編では、すべての始まりであるスペインでの仕事について、その職に就くまでと業務内容をお話ししたいと思います。

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海外への興味からスペイン語を独学

学生

私は小学生の頃から本を読むのが好きでした。アンデルセン童話から始まって、読むのは外国文学ばかり。子どもの頃から外国生活に対する想像を膨らませ、いつか海外に住みたいとずっと思っていたのです。

中学生になって習い始めた英語は私の得意科目となったのですが、英語だけでなく別の外国語も習いたいと思うようになり、高校に入ってスペイン語を独学し始めました。

スペイン語を選んだ理由は、スペイン語圏は広く、英語とスペイン語ができれば言葉の不自由さを感じずに旅行したり住んだりできる国が増えると思ったからです。

当然、大学は外国語学部のスペイン語学科を選択。ただ、当時は語学を生かした職業は限られており、外交官か通訳になることくらいしか想定していませんでした。

スペインに渡る前は日本で仕事

スペイン

大学を卒業し、スペイン語を生かせる会社に就職したかったのですが、その頃はそのようなところはあまりありませんでした。結局、外資の船会社の日本代理店に勤めます。

ニュージーランド航路とタイ航路の営業アシスタントで、その船会社からの出張者と英語で接する機会はありましたが、せっかく勉強したスペイン語を使うチャンスはありませんでした

そこで、日本に住むスペイン人や中南米人と知り合いになり、仕事以外のところでスペイン語会話の練習をしているうちに、その知り合いの一人が南米に支店を持つ貿易商社を紹介してくれ、船会社に3年勤めた後そこに転職しました。

休職し、自費で留学へ

その貿易商社では、将来的に南米に派遣してくれそうな可能性はあったのですが、自分自身、海外に短期でも留学した経験がなく、自信を持って海外駐在を希望できるかどうか不安だったため、1年間休職扱いにしてもらい、まず自費でスペインに留学することにしました。

スペインでの就職活動

仕事

スペインではグラナダ大学の外国人向けコースで1年間、スペイン近代史を勉強しました。

コースが終わって海外生活にもそれなりの自信を付け、予定通り1年で帰国するつもりだったのですが、帰りに寄ったバルセロナではちょうど1992年のバルセロナ・オリンピックに向けて日本企業の進出が盛んで、バルセロナで知り合ったコロンビア人の友人から、仕事がないか探してみたら?と勧められたのです。

友達のサポートを受け、内定

彼女はバルセロナの大学で建築を勉強していたのですが、仕事も探しており、私の履歴書を一緒にスペイン語で作ってくれました

また、日本大使館で日本企業の住所録をもらって、その履歴書を全部の会社に送ってみなさいと教えられ、その通りに日本語の履歴書も添えて何社かに送りました。

私は、もう1カ月バルセロナに滞在することに決め彼女とアパートをシェアしていたのですが、私が不在の時に日本企業から電話がかかってきて、私に関する照会を受けると彼女はいつも「スペイン語も堪能だし責任感もあるし性格もいい」と、あることないこと大宣伝をしてくれたのです。持つべきものは友達です。

そして、就職活動し始めて1カ月もしないうちにある日本企業に現地採用され、就職が決まりました。

スペインでの仕事

その時、私が持っていたスキルや経験は海運ビジネスと貿易実務でしたが、私の目標はあくまで海外に住んで仕事をすることだったので、業務内容には特にこだわりませんでした。

駐在員サポートと通訳・翻訳

就職先は通信やIT機器の会社で、私の仕事は、あるプロジェクトのために派遣されていた2人の日本人駐在員(技術者)のサポートと社内通訳・翻訳。スペイン語さえ話すことができれば誰でもできるようなものでした。

この職種は、日本企業の進出が多く英語があまり通じない国であれば需要が高いのではないでしょうか。

技術ミーティングで通訳をしたり、日本人駐在員とスペイン人技術者のコミュニケーションを助けたり、マニュアルなどの翻訳をしたりするほか、駐在員のご家族、特に小さなお子さんの幼稚園の先生、また病院でのお医者さんとのコミュニケーションのお手伝いをしました。

スキルを高めることを意識

私はバルセロナの研究所勤務でしたが、マドリード本社にも同じような仕事をしている現地採用の日本人女性が2人いました。うち1人は昇格し社長秘書をしていましたが、私自身はずっとこういう仕事をしていていいのかという疑問がありました。

ただ、このプロジェクトは数年で終わる予定だったので、この期間を最大限に利用してまずスペイン語の通訳・翻訳能力を高めるとともに、通信やIT関係のビジネスも覚えるよう努めました。

自分にとってはつまらない仕事でも知らないことはたくさんあるはずで、それらを覚えて自分の知識の箱に入れておけば、必ずいつか役に立ちます。実際、この時に覚えた技術用語はその後のスキルアップに間接的に役立っています。

まとめ〜積極的に学び、動くことでチャンスが広がる

大学生の頃は、外国に住みたかったら商社マンと結婚して”駐妻”になるのが手っ取り早いと思っていたのですが、残念ながら縁がなく、結局、自分の力で海外に出た方がよっぽど手っ取り早い結果となりました。

私の場合、留学先のスペインで運よく仕事が見つかったわけですが、日本にいたとしても就職後にスキルアップしようと思ったら、まず今自分がやっている仕事でなるべくたくさんのことを覚えて吸収するよう努めることが大事だと思います。

その後のキャリアアップについては以下の後編をどうぞ。

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Guanxi [グアンシー] 編集部
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