※冒頭の写真はインドネシアの世界遺産、ボロブドゥール遺跡。ジャワ島の中部に所在する、世界最大級の仏教寺院です。バリを除けば、インドネシアで最も有名な観光地です。
インドネシアへ旅行に行く、もしくは長期滞在することになった場合、どんなものがあると便利なのでしょうか?
今回はインドネシア生活に欠かせない、日本のグッズを5つ紹介します。
虫刺されの薬、ダニ除け
赤道直下の南国、インドネシアの気候属性は熱帯です。気温は年間を通して平均28度程度、湿度は60%から90%にも上ります。よって、非常に虫が住みやすい環境です。特に蚊とダニには注意が必要です。
熱帯の蚊は日本の蚊とは根本から違います。蚊のアレルギーがある方は特に気を付けて予防することをおすすめします。日本でも一時、デング熱が騒がれていましたが、インドネシアではデング熱にかかっても誰も驚きません。
私の友人の中にも、3回デング熱にかかったという強者がいます。ただ、油断は禁物で命に関わる感染症だということを忘れてはなりません。
また、ダニにとっても最高の環境と言えます。日本では、梅雨の時期に刺されるくらいだと思いますが、インドネシアでは年中気を張っている必要があります。
しかも、インドネシア人はダニをそこまで嫌っていないのか、ダニ除けグッズがあまりありません。私を含め、知り合いの日本人数名は、日本からダニ除けグッズをまとめて持ってきています。
私は運よく、こちらの蚊やダニにはそれほどアレルギーがないのか(日本の蚊も大丈夫ですが、日本のダニには非常に過敏な体質です。)数日で跡が消えます。
しかし、もし日本製の虫刺されの薬(少しステロイドの入った市販のクリーム状のもの)を常備していなかったとすると、恐ろしいです。想像したくもありません。
インドネシアでは、虫除けの薬や殺虫剤はかなり充実しているのですが、肝心な虫刺されの薬(かゆみ止め)の質が非常に悪いのです。これでは治るものも治りません。私は一時帰国の度に、虫刺されの薬を大量に買って来ています。
日焼け止め
当たり前すぎるグッズなので、逆にインドネシアで調達しようと思う方が多いと思います。しかし、それはおすすめしません。やはり自分に合ったブランドのものを日本から持ってくるのがおすすめです。
インドネシアの化粧品関連全般はまだまだ発展途上です。カバー力も期待できませんし、成分も気になるところです。
常備薬(風邪薬、胃薬、目薬、下痢止め etc)、サプリメント
薬に関しても、自分が普段から使っているものを持ってくるのがベストです。風邪薬や頭痛薬などはインドネシアでも調達可能ですが、日本ではまだ認可されていない成分が使われている場合が多いです。
そのため、作用が非常に強いです。適量とされている分量の半分を摂取すれば十分なくらいです。アレルギー体質の方や、薬に敏感な方は現地では買わないことをおすすめします。
逆に、インドネシアの薬が強力で一発で治るからと、日本に大量に買って帰るという方もいますが。また、胃薬と下痢止めは必ず持っていくようにしましょう。インドネシアに来て、お腹を壊さない人の方が珍しいです。
予防するに越したことはないのですが、やはり現地の食べ物にお腹を壊してしまう場合がほとんどです。
サプリメントもあると良いでしょう。食物繊維や良質な油が不足しますので、旅行や赴任の前にビタミンやミネラル、良質なオイルのサプリメントを調達しておくといいと思います。
お酒
お酒好きな方は必須です。インドネシアは、イスラム教徒が大半を占める国です。イスラム教徒は公にお酒を飲むことはできないので、お酒もあまり売っていません。
自国で生産するほど需要がないので、あるのはビンタンビールというインドネシアビールくらいです。よって、ほとんどが輸入品となり、値段が非常に高いのです。
例えば、日本では1800mlで3000円の焼酎があると思います。それをインドネシアで買おうとすると、1万円以上します。インドネシアに暮らすお酒好きな日本人は、常にお酒に飢えています。お土産で喜ばれるものとしては、不動の1位です。
長袖
熱帯のインドネシアに行くのに、なぜ長袖なんか必要なのだと思う方もいるでしょう。実はインドネシア、寒いのです。室内のクーラーは、加減を知らないのです。
特に、オフィスで働くことになる場合、注意が必要です。男性でも、内勤の際はフリースを着ていたりします。女性はひざ掛けや足元用のヒーターを使う人もいます。
番外編. 女性の場合
化粧品
先ほど、日焼け止めの話にも出てきましたが、自分の肌に合った化粧品を持ってくるのが一番です。
特に、インドネシア人女性は化粧落としに注力していないようで、良いクレンジング剤が売っていません。日系ブランドの基礎化粧品は売っていますが、化粧水と洗顔フォームだけが売られているパターンが多いです。
ウェットティッシュ
インドネシアのレストランでは、日本の様にウェットティッシュは出てきません。日本食レストランなどではたまに見かけるのですが、ほぼ存在しません。
また、観光地に行くとあまり綺麗ではないトイレに入らなくてはなりません。その際に、便座を拭いたりするのにとても役立ちます。ご自身の衛生管理にはくれぐれも気を付けて欲しいと思います。
ストッキング
インドネシアのストッキングの質の悪さは最悪です。長持ちしないことはもちろん、それ以前の問題で、色がおかしかったりします。肌に全く馴染まないのです。ストッキング履いています!という感じが全面に出てしまいます。
インドネシアに来てから、日本のストッキングの素晴らしさを痛感しました。インドネシア人へのお土産にもおすすめです。
まとめ
衛生面で日本から大きな遅れをとるインドネシアですので、医療や衛生面に関するグッズは必須です。女性であれば、化粧品関係や肌に直接付けるものなどは日本から持っていくことをおすすめします。
逆に、バリコスメなどは日本に輸出しているものもあります。(オーガニックの石鹸など)これは一例ですが、このように日本で買うと高いものが安く売っているパターンもありますので、
うまく活用するというのも楽しいのではないでしょうか。
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