インドネシアというと、未だに発展途上国の暮らしで生活費も安いのでは?というイメージを持っている人もたくさんいると思います。
しかし、都市部のジャカルタでは生活費も生活の質も高くなってきています。日本水準の暮らしをしようとすると、食費や交際費はほぼ同じくらい、家賃は日本の倍以上かかるかもしれません。
ここでは、特に現地で働く場合を想定して、実際にジャカルタに住む私が1ヶ月の生活費をシミュレーションしてみます。
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ジャカルタでの家賃
ジャカルタにはさまざまなタイプの住居があり、予算や希望する環境によって好きなものを選べます。ただ、日本人が住むような部屋では家賃が高くなる傾向にあるようです。
なお、ジャカルタで就業する場合、住居費は会社が全額負担することも多いです。
主な3つのタイプの住居を挙げてみます。
サービスアパートメント
日本人駐在員の役員レベルが多く住んでいます。掃除や洗濯、朝食などのサービスが付いています。
- 相場:月200,000円~
アパートメント
高層マンション。こちらにも多くの日本人駐在員がいます。広さやエリアなどにより家賃はさまざまで、掃除や洗濯をお願いするメイドは自分で雇います。
- 相場:月100,000~300,000円
コス
シェアハウスのようなもの。キッチン・バスは共有で個室があります。現地採用の日本人が住むケースが多く見られます。
- 相場:月15,000~50,000円
ジャカルタでの光熱費
インドネシアは暑いため、エアコンは常時稼働することになると思います。そのため、エアコン代が高くつきます。月3,000~5,000円ほどです。
住居の種類によっては賃料に含まれている場合もあります。
ジャカルタでの食費
外食
ジャカルタの場合、食事をするにしても多様な選択肢があります。大きなモールの裏に昔ながらのローカルな食堂があったり、その横にはオープンテラスのおしゃれなカフェがあったり。
それぞれの価格帯は以下のようになっています。
- ローカル食堂(ワルン):1食100~300円
- モール内にある中間層向けレストラン:1食500~1,000円
- 日系など外国レストラン:1食700~1,500円
自炊
自分で料理するならスーパーで買い物をすることになります。
日系スーパーでは野菜や肉の価格は日本より高めなので、1食分作ろうとすると700円から1,000円程度かかります。現地のスーパーで買えば、この半額以下で済ませることができます。
飲料水
インドネシアでは水道水は飲めないため、ペットボトルの水を常備する必要があります。種類にもよりますが、500ミリリットルのペットボトルで20円から70円程度です。
ちなみにインドネシアでは通常、ほとんどの家庭や会社にウォーターサーバーがあります。料金は19リットルで150円から250円程度です。
水についても、とにかく安く抑えたいならローカルマーケットがおすすめです。
お酒
どのレストランもほぼ同じような値段設定です。
- ビール(ビンタンビール):500円前後
- その他ビール:500~1,000円
- カクテル:700~1,000円
- グラスワイン:500~1,000円
なお、焼酎、日本酒、梅酒はインドネシアでは高く、焼酎は900ミリリットルで5,000円以上します。
ジャカルタでの携帯電話代
携帯電話(スマートフォン)の利用は、プリペイド式が一般的です。
インドネシアでは携帯料金残高をプルサと呼んでおり、プルサはコンビニなどでチャージすることができます。また、銀行ATMから支払うことも可能です。
料金は平均で月5,000円から7,000円くらいです。
ジャカルタでの交通費
車やタクシーで移動することがほとんどです。働く場合は、多くの会社がドライバー付きの車を貸与しています。
週末はタクシー移動することになりますが、初乗り70円、ジャカルタ市内の移動で150円から500円程度です。
ジャカルタで一人暮らしした場合の1ヶ月の生活費合計は?
では、ここまで見てきた出費に交際費や雑費を加えて、おおよその1ヶ月の生活費を割り出してみます。
(家賃) | (約100,000円)会社負担の場合が多い |
光熱費 | 約5,000円 |
食費 | 約40,000円 |
携帯電話代 | 約7,000円 |
交通費 | 約10,000円 |
交際費・雑費 | 約40,000円 |
生活費合計 |
約202,000円(住居費自己負担) 約102,000円(住居費会社負担) |
ジャカルタでの生活費は意外とかかります。
住居費は会社が負担してくれる場合が多いですが、食費は日本と大きく変わらないため、それでも10万円程度の生活費が必要になる計算です。
ただ、住む地域や生活スタイルによって出費は大きく異なるので、主に住居費や食費をどれだけ抑えられるかが節約のポイントですね。
まとめ~将来は給料額も日本を超える?
家賃を除く月々の生活費が10万円を超えるなんて、思ったより高いなという印象を持った人も多いのではないでしょうか。
発展中のインドネシアはこれからも成長していくため、今よりさらに物価・生活費が高くなっていくと予想されます。
その分、移住のハードルが上がっていくのは事実ですが、もしかするとそのうち給料も日本で働くより高くなるかもしれませんよ。
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