海外に関わる仕事に就くためには様々な方法があります。現地就職が最も一般的ですが、日本の企業に就職して海外事業に携わるという方法もあります。
現在、私は日本の会社で働き、その海外事業の一環としてフランスに関わる仕事をさせてもらっています。しかし、就職した当初は全く異なる国内業務をメインに担当していました。
私が海外事業に関わることになった経緯と、そこから感じることをご紹介します。
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海外事業に惹かれて入社したものの・・・
現在の会社に就職したのは、海外事業部での仕事に興味があり、海外と取引している部署がある点に魅力を感じたからでした。
しかし、冒頭で述べた通り、入社して担当することになったのは海外とは全く関係のない、会社のメイン事業でもある国内事業部の仕事でした。
もともと会社の事業比率としては海外事業は国内事業よりも規模が小さく、社員のほとんどが主力事業である国内の仕事に従事しています。
入社当初は会社の事業全体もあまり理解しておらず、事業規模のことも考えると、今は任された国内事業に一生懸命取り組むしかないと思っていました。
また、新卒で入社しビジネススキルも全くなかったので、担当している業務を通して経験を積もうと考えていました。
海外に関わる仕事がしたい!人事考課でアピール
国内業務を担当することになってからは、とにかく目の前にある仕事に全力で取り組みます。一つできるようになると、また新たに違う仕事を振られるようになり、日々こなす仕事の量は増えていきました。
仕事に慣れないうちはとにかく一生懸命取り組んでいましたが、社会人として働くことに慣れてくると心にも余裕が生まれ、担当している仕事について改めて考えるようになります。
上司に粘り強く訴える
もともとこの会社に入社したいと思った理由は海外事業に興味があったことで、やっぱり外国に関わる仕事がしたいという思いが強くなっていきました。
しかし、自分で思っているだけではチャンスも回ってこないだろうと感じ、上司との人事考課で海外事業に携わりたいこと、フランスで新たに事業を開拓したいことを伝えます。
もちろん、すぐに担当させてもらえるとは思っていなかったので、人事考課のある度にアピール。結果、会社側の海外事業に関する意向と私の思いがマッチし、幸いにも担当させてもらえることになったのでした。
口に出して伝えることが大事
そこで学んだことは、思いはきちんと伝えることが大切であるということです。
海外事業に携わりたい思いは強かったですが、実のところ任せてはもらえないだろうと感じていました。自分のビジネス力にまだ自信がなかったことと、海外事業の規模から考えて、無理だと思っていたのです。
しかし、やりたいことを会社側に伝えることは大切なことだと考え、面談では常にアピールしていました。自分の思いを素直に言葉で表現することはとても大切だと学ぶことができました。
希望の業務に携わることで生まれた仕事へのやる気
フランスに関する仕事を任せてもらえるようになってからは、仕事全体にやる気が出て、仕事が楽しいと思えるようになりました。
もちろん大変なこともあり、いつも楽しんで仕事に取り組んでいるわけではありません。また、国内業務も並行して担当しているので、仕事量も一気に増えました。
しかし、やりたいと思っていた仕事に携われていることによって国内業務へ取り組む姿勢も変わり、以前にも増して丁寧に一生懸命に仕事をしようという気持ちが生まれました。
また、仕事を任せてくれている会社に対しても、もっと良い結果を残し会社の成長にも貢献したいと考えるようになりました。
自分がやりたい、挑戦したい仕事を担当することが、働き方や考え方にも大きな影響を与えるのだと感じています。
国内事業のスキルが海外事業でも役立っていることを実感
現在は国内業務メイン、フランスに関する仕事をサブで担当していますが、入社後、一生懸命こなしてきた国内事業のビジネススキルが海外に関わる仕事にも非常に役立っていると感じています。
海外事業といえど、現地のフランス人だけでなく日本人とのやりとりもあります。相手への気配りや交渉方法などは、国内での仕事の進め方と同じだと感じています。
入社当初こなしていた仕事が当時は何の役に立つのかわからないまま取り組んでいましたが、今振り返ると何も無駄なことはなかったと思います。国内外の様々な仕事を経験することは、自分の成長にもつながるのです。
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まとめ~積極的に一歩を踏み出せば可能性が広がる
どの会社でも、最初から希望の仕事を担当できるとは限りません。しかし、思いをアピールし、行動に移すことで可能性は広がります。やりたい仕事ができることで、働くことへの考え方も大きく変わります。
海外事業では、海外の取引先を通して日本人、外国人を含め様々な人達との新たな出逢いを経験することができ、この新しい出会いを通して海外就職への道を切り拓くことも可能です。
将来、海外就職するための第一歩として、まずは日本国内で海外事業に携わるということも考えてみてはいかがでしょうか。
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