- 海外駐在員として働いてみたい
- 海外駐在員に転職するならどんな転職エージェントやサイトを使ったらいいの?
そんなことを考えたことはありませんか?
海外駐在員になることで、海外のビジネスや文化に触れさまざまな人との出会いが得られます。また、多くの海外駐在員は高い報酬を得ることができ、豊かな生活を送ることができることも魅力の一つです。
今回は海外転職に関するプロが海外駐在員に強い転職エージェント・サイトをご紹介します。
転職エージェントと転職サイトの違い
転職エージェントと転職サイトは、転職を支援するために提供されるサービスですが、その違いにはいくつかの点があります。
転職エージェント
転職エージェントは、転職に関する相談やキャリアカウンセリング、求人情報の提供、面接対策、条件交渉など、転職に必要なすべてのサポートを提供します。
エージェントは、転職希望者のニーズや条件に合わせて、最適な求人を紹介することができます。
転職サイト
転職サイトは、転職希望者自身が、自分で求人情報を検索することができます。
求人情報は、多数の企業から掲載され、希望条件に合った求人を探すことができます。基本的には自分で求人検索から履歴書や職務経歴書の作成や、面接対策を行います。
海外駐在員への転職でおすすめの転職エージェントランキング
JAC Recruitment
- おすすめ度:★★★★★
- 利用のしやすさ:★★★★★
- ポイント:海外駐在や外資系企業の求人に強い
- あわせて登録したい:ビズリーチ
海外駐在員や外資系企業の求人を探すならJAC Recruitmentの利用がおすすめです。
日系企業だけでなく、外資系にも強い転職をサポートしています。
主に年収600万円以上や管理職部門などの求人を中心に、キャリアアップ志向の方、30代〜40代におすすめです。
専門性の高いアドバイザーがつくので、希望条件に対してベストな応募先の紹介やキャリアプランについても相談しやすい環境が整っています。
問い合わせをしてから24時間以内に返信が来るので、早めの転職活動したい人におすすめです。
「転職コンサルティング申込」もできますが、面談は必須ではありません。登録は3分程度、すべて無料で利用できます。
20代の方はリクルートエージェントに登録しましょう。
- イギリス、ドイツ、アメリカ、シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア、ベトナム、インド、香港、韓国、中国
- その他地域にもグローバルに多数の案件
LHH転職エージェント(アデコ)
- おすすめ度:★★★★★
- 利用のしやすさ:★★★★★
- ポイント:世界展開で外資系に強い、年収600万円以上の仕事が豊富
- あわせて登録したい:JAC Recruitment
LHH転職エージェント(旧Spring転職エージェント)は世界60カ国でサービス展開する世界最大級のアデコグループの転職サービスです。
得意とするのは外資系企業や日系グロ-バル企業の求人で、有名企業などの非公開求人が8割を占めています。
360度式コンサルティングという企業と求職者の双方を一人のコンサルタントが担当する方式でコンサルタントの評判が高く、2018年オリコン顧客満足度調査第1位、2021年第3位を獲得しました。
ビズリーチ
- おすすめ度:★★★★★
- 利用のしやすさ:★★★★☆
- ポイント:職務経歴書まで詳しく記入することで大手企業からオファー
- あわせて登録したい:JAC Recruitment
ビズリーチは管理職や専門職、グローバル人材などの即戦力とハイクラス人材に特化した国内最大級の転職サイトです。
特徴としては「登録をするだけで企業からスカウトがくる」ことです。
「登録をするだけで企業からスカウトがくる」とは、「職務経歴書まで詳しく記入する」と優良企業や一流のヘッドハンターから直接スカウトが届き、転職先が見つかるだけではなく自分自身の市場価値を知ることができます。
リクルートエージェント
- おすすめ度:★★★★☆
- ポイント:登録すると全体の80%を占める非公開求人を見られる
- あわせて登録したい:JAC Recruitment、LHH転職エージェント(アデコ)
リクルートエージェントでは、経験豊富なキャリアドバイザーが転職希望者の希望・要望に合った求人情報を見つけ、面接対策やビジネスマナーの指導など転職をしっかりサポートしてくれます。
キャリアドバイザーの、その親身な姿勢には定評があります。
また、大手企業から中小企業まで業界最大級の求人情報を保有、非公開求人も多数扱い、転職実績が業界トップクラス。利用者にとって魅力ある特徴の一つだといえるでしょう。
海外求人数が他の転職エージェントよりも多いので、海外就職を考えている方はまず登録してみましょう。
ロバート・ウォルターズ
- おすすめ度:★★★★☆
- ポイント:外資系企業に精通
- あわせて登録したい:リクルートエージェント
ロバート・ウォルターズは世界31ヵ国に拠点を構える世界的な展開する大手の外資系転職エージェントなので安心して利用することができます。
外資系企業に圧倒的なパイプを持っていて、語学力がある方でグローバル企業に転職希望のハイクラス層に人気があります。
選考にスピード感があるのも特徴で内定率の高さもトップレベルでおすすめです。
ランスタッド
- おすすめ度:★★★★☆
- ポイント:規模は世界最大級、非公開求人が80%
- あわせて登録したい:リクルートエージェント
ランスタッドは世界でも最大級の転職エージェントの一つです。ランスタッドはオランダで創業し、現在、39カ国に進出。60年の歴史を持つ世界最大規模の転職支援サービスです。
グルーバル人材や専門家向けの案件を多数取り扱っており多彩な雇用形態に対応があります。
doda
- おすすめ度:★★★★☆
- ポイント:IT関係に強い
- あわせて登録したい:リクルートエージェント
dodaは日本を代表する転職エージェントです。
転職を検討したことがある方は一度は名前を聞いたり、利用したことがあるのではないでしょうか。知名度もさることながら、求人数や実績も豊富です。
どんな業界を志望していたとしても、きっと候補になるような求人情報に出会うことができるのではないかと思います。
サイト内には海外就職に関連する情報も多く掲載されているため、海外生活初心者や不安のある方も参考になるはずです。
海外駐在への転職でおすすめの転職サイト
海外駐在の求人が探せる転職サイトを紹介します。
「海外 転職」とするとたくさんの求人サイトが出てきますが、そのほとんどが現地採用の求人なので注意が必要です。
一般的に海外駐在の求人は大手の転職エージェントや転職サイトにしか掲載されません。自分で求人を探してみたいという方は以下の2つを登録してみましょう。
ビズリーチ
- ポイント:職務経歴書まで詳しく記入することで大手企業からオファー
- あわせて登録したい:JAC Recruitment
ビズリーチは即戦力となるハイクラスに特化した転職サービスです。
会員登録すると仲介なしにヘッドハンターや企業側と直にコンタクトを取ることができるのが特徴です。
また、登録者のレジュメ(職務経歴書まで詳しく記入すると)を見た採用企業側からのアプローチもあります。アプローチは国内外の優良企業と、ビズリーチによる厳正な審査をクリアしたヘッドハンター限定です。
リクナビネクスト
- ポイント:スカウト登録、グッドポイント診断が非常に便利
リクナビネクストは、日本の大手転職サイトのひとつです。幅広い層からの支持を集めています。
リクナビネクストでは、多様な雇用形態の求人情報を掲載しており、求職者は自分に合った条件の求人を検索できます。また、キャリアアップ支援サービスも提供しており、履歴書の作成支援や面接対策などのサポートも受けることができます。
年収や給与、勤務地、職種、キャリアパスなど、細かな条件での検索も可能であり、求職者が自分に合った求人情報を探すのに役立ちます。
スカウト登録が非常に便利です。積極的な転職活動が難しいときなど、スカウト待ちにして好条件の場合だけ動くとい方法も。
手軽に自己分析ができるグッドポイント診断も上手に使いたい無料サービスです。
海外駐在へ転職で転職エージェントを最大限活用する方法
転職エージェントと転職サイトについて理解しよう
転職エージェント
- 人材紹介会社が運営する転職支援サービス
- 専任のキャリアアドバイザーが求職者に対し、求人情報の提供や書類作成の支援、面接のアドバイスなどを行う
- 求人情報は、人材紹介会社が独自に収集したものが中心で、未公開求人も扱うことができる
- 求職者のスキルや経験を分析し、適切な求人情報を提供することができる
- 求職者と求人企業のマッチングを仲介することができる
転職サイト
- インターネット上で運営される転職支援サイト
- 求人情報を閲覧することができ、自己申請や応募が可能な求人情報を掲載している
- 求人情報は、企業が自社で募集する公開求人情報が中心で、未公開求人は扱うことができない
- 求職者自身が自分に合った求人情報を検索・応募することができる
- サイト内で転職支援に関する情報を収集することができる
転職エージェントは、求職者に対し個別のキャリアアドバイスを提供することができるため、求職者のスキルや経験に応じた求人情報を提供することができます。
一方で、転職サイトは、求職者自身が自己申請・応募をすることができるため、自由度が高くなりますがサポートなどは一切ありません。
どちらを選択するかは、求職者の状況や希望によって異なります。
転職エージェントを比較するポイント
- 提案力
- 求人数や質
- サポート力
提案力
転職エージェントが、求職者のスキルや経験、キャリアプランを詳しくヒアリングしてくれるのかが要です。求職者の要望を的確に理解し求人情報を提供することができるエージェントを選びましょう。
例えば、求職者が自分のスキルに見合った仕事に就きたいと考えている場合、そのスキルに合わせた求人や関連情報を提供するエージェントが良いでしょう。
求人数や質
転職エージェントが保有する求人数や求人情報の質も比較するポイントの一つです。求人数が多いと、求職者が希望する条件に合った求人情報を見つけることができる可能性が高まります。
また、求人情報の質も重要であり、求職者が応募しても自分のスキルや経験に合わなかったり、労働条件が悪かったりする求人情報は避ける必要があります。エージェントが保有する求人情報の質について、口コミや評判を確認することが重要です。
サポート力
転職エージェントが提供するサポート力も比較するポイントです。
サポート内容には、
- 求職者の書類作成支援
- 面接のアドバイス
- 企業との交渉
などがあります。
求職者自身が転職活動を行う場合に比べ、転職エージェントによるサポートがあることでスムーズに転職活動を進めることができます。
エージェントのサポート内容や評判、キャリアアドバイザーのスキルについても確認するようにしましょう。
転職エージェントの複数利用がおすすめの理由
求人情報の多角的な収集が可能
複数の転職エージェントを利用することで、それぞれが保有する求人情報を網羅することができます。
一つのエージェントだけでは見つけられない求人情報を他のエージェントから知ることができるため、転職活動の幅が広がります。
自分に合ったエージェントを見つけることができる
複数の転職エージェントを利用することで、自分に合ったエージェントを見つけることができます。
一つのエージェントだけでは、自分に合わないエージェントであった場合、転職活動がうまく進まなくなる可能性があります。
しかし、複数のエージェントを利用することで、自分に合ったエージェントを見つけ、転職活動をスムーズに進めることができます。
自分にマッチした転職エージェントを選ぶ方法
大手総合転職エージェントに2〜3社登録する
大手総合転職エージェントは、幅広い業種・職種の求人情報を保有しているため、自分が希望する転職先に出会える可能性が高くなります。
ただし、エージェントにも得意分野苦手分野があるため、複数登録することでそれをカバーすることができます。
- 1社のみの利用だと希望に合わない求人を勧めらた場合に対応できない
希望する業種や職種、条件に合わない求人を勧められることがあるため、複数のエージェントに登録することで、より多くの求人情報を収集できます。
相性の良いキャリアアドバイザーがいる転職エージェントを選ぶ
キャリアアドバイザーとの相性が良いと、自分が希望する求人情報をより的確に提案してもらえる可能性が高くなります。
求人情報の提供だけでなく、面接対策や履歴書添削などのアドバイスを行ってくれるため、信頼関係があれば、アドバイスの効果が高まることも期待できます。
以上のポイントを踏まえ、自分にマッチした転職エージェントを選ぶためには、まずは大手総合転職エージェントに2~3社登録して、相性の良いキャリアアドバイザーを探すことが重要です。
その際には、複数のキャリアアドバイザーと面談を行い、自分との相性やアドバイス内容などを比較検討して最適なエージェントを選ぶようにしましょう。
キャリアアドバイザーが信頼できるか見分けるコツ
聞き上手であるか
信頼できるキャリアアドバイザーは、求職者が話す内容に耳を傾け、的確なアドバイスを提供します。
話し上手で自分のアドバイスばかり述べるキャリアアドバイザーは避けるべきです。
経験が豊富であるか
経験が豊富なキャリアアドバイザーは、求職者の悩みに対して多くの事例を持っています。
より多くの求人情報を把握しているため、求職者に合った転職先を見つけることができます。
アフターフォローがしっかりしているか
転職エージェントの役割は、求職者を求人にマッチングするだけでなく、転職後のフォローも重要です。転職後のフォローがしっかりしている転職エージェントは、求職者にとって安心感があります。
情報提供が適切であるか
求職者に適切な情報提供ができるキャリアアドバイザーは信頼できます。求職者にとって必要な情報を的確に提供できるキャリアアドバイザーは、求職者にとって役立ちます。
真剣に向き合っているか
求職者が抱える問題に真剣に向き合っているキャリアアドバイザーは、信頼できるといえます。真剣に向き合っている姿勢が伝わってくるキャリアアドバイザーは、求職者にとって心強い存在となります。
海外駐在に強い転職エージェントの選び方
- 海外駐在向けの求人数が多いか
- 転職エージェント以外の選択肢
海外駐在向けの求人数が多いか
海外駐在に強い転職エージェントを選ぶ場合、海外駐在向けの求人数が多いかどうかを確認することが大切です。
具体的には、将来的に海外駐在できる求人、すぐに海外駐在できる求人など情報が豊富であるか、海外進出企業などの求人があるかどうかを確認することが重要です。
転職エージェント以外の選択肢
転職エージェント以外にも、自分で求人情報を検索することもできます。例えば、LinkedInやIndeedなどの求人サイトを利用することで、海外駐在に関する求人情報を手軽に探すことができます。
また、留学や海外の日本人会などで情報収集をすることも有効です。ただし、自分で求人情報を探す場合は、転職エージェントに比べて情報収集にかかる時間や手間が多くなることがあります。
海外駐在で転職エージェントを利用するデメリット
- 担当者と相性が合わないことがある
- 希望していない求人を紹介されることがある
担当者と相性が合わないことがある
転職エージェントの担当者との相性が合わない場合、円滑なコミュニケーションができず、あなたの希望や要望が上手く伝わらないことがあります。
また、求職者にとって不快な対応をされたり、情報提供が遅かったりと、ストレスを感じることがあるでしょう。
希望していない求人を紹介されることがある
転職エージェントは、自社が保有する求人情報を優先的に紹介するため、求職者の希望やスキルに合わない求人を紹介されることがあります。
また、転職エージェント自身が求人情報を把握していなかった場合、紹介された求人が求職者にとってマッチしない場合もあります。
海外駐在で転職エージェントを使うテクニック
- 定期的に連絡をする
- 転職時期は最短可能日程を伝える
- 担当キャリアアドバイザーを厳しい目で見る
- 経歴・スキルは正直に伝える
- ルールやマナーを守り丁寧なやりとりをする
- 自身の希望を本音で具体的に伝える
- 複数の転職サービスから同じ求人に応募しない
定期的に連絡をする
転職エージェントを利用する際、求職者はエージェントに自分の希望条件や状況を伝えますが、その情報は時と共に変わることがあります。
そのため、定期的に連絡をすることで求職者の状況に合わせた最適な求人案件を提案することができ、転職活動の成功につながります。
キャリアアドバイザーには最低でも2週間に1回は連絡をするようにし、連絡が来た場合には2日以内には返信をしましょう。
ルールやマナーを守り丁寧なやりとりをする
具体的なルールやマナー
- 返信は迅速に行うこと
- 面接の日程や履歴書の提出などの約束は必ず守ること
- 誠実な態度で接すること
- 丁寧な言葉遣いを心がけること
- 無駄なやり取りを避けること
- 問題があれば素直に相談すること
丁寧なやりとりをすることで、転職エージェントとの信頼関係が築かれ、スムーズな転職活動ができるからです。
また、転職エージェントもプロフェッショナルなので、自分がどのような人物かを正確に伝えることができるようにしっかりとマナーを守った上でやりとりすることが必要です。
転職のタイミングは条件が合えばすぐにと伝えておく
転職市場は常に変化しており求人情報が流動的です。そのため、条件が合えばすぐに転職を行うことが重要です。
市場動向によっては求人募集が一瞬で終了することもあります。そのため、転職エージェントとのコミュニケーションを密に保ちタイミングを見逃さないことが大切です。
自身の希望を本音で具体的に伝える
具体的にどのような仕事がしたいか、どのような条件が必要かをエージェントに正確に伝えることができれば、それにマッチする求人情報を提供しやすくなります。
希望職種や職務内容、勤務地、給与など具体的な条件を述べることが重要
- さらに、自分自身が持っているスキルや経験も伝えることで、例えば「営業経験はあまりないが、英語が堪能であるため、海外顧客とのやり取りができる求人も検討してほしい」というような希望を伝える
「IT関連の営業職に興味があり、自分自身がコミュニケーション能力に優れているため、人と話すことが多い職場を希望している」というように、具体的な希望条件を伝えることで、エージェントはよりマッチする求人を提供できる
逆に、希望条件があいまいだと、求職者にとって不適切な求人情報を提供してしまう可能性があります。
求職者が「営業職を希望している」というだけでは、その人が具体的に何を求めているかは分かりません。
経歴・スキルは正確に伝える
転職希望者の経歴・スキルが正確に伝わらないと最適な求人を見つけることができません。また、経歴・スキルが誇張されたり隠されたりしている場合は企業から不信感を抱かれてしまう可能性もあります。
正確に伝えることで信頼性が高まり求人へのアピール力が増します。
自身の経歴・スキルを伝える際には、以下の点に注意しましょう。
- 職務経歴やスキルを過大評価しない。
- 実際に行った業務や取り組んだ課題を具体的に記述する。
- 業務における成果や効果についても具体的に説明する。
- 書類上のスキルだけでなく、実際に経験したことのあるスキルも伝える。
- 専門用語は業界によって異なるため、業界に合った表現を使う。
キャリアアドバイザーを厳しく見る
キャリアアドバイザーは転職希望者のキャリアアップに関わる非常に重要な存在ですが、中には転職希望者の利益よりも自社の利益を優先する場合があります。
そのため、合わないなと感じたら「担当者の変更」をしてみましょう。担当者を変更することはよくあることですので、気にせずお問い合わせしてみましょう。
複数の転職サービスから同じ求人に応募しない
複数の転職サービスから同じ求人に応募すると重複応募となります。重複応募を行うことで、採用担当者にマイナスの印象を与え、不採用につながる可能性があります。
また、重複応募が判明した場合、企業側から応募者の信用に関する問題視され今後の転職活動に影響が出る可能性もあります。
複数の転職サービスから同じ求人に応募することは避け、求人情報を提供された転職エージェント1つから応募するよう心がけましょう。
海外駐在への転職成功率を高めるポイント
- 転職の全体像を整理して計画を作る
- 転職の目的となりたい将来像を考える
- 自己分析・キャリアの振り返りを行う
- 転職に関わる情報収集を行う
- 選考対策を徹底的に行う
転職の全体像を整理して計画を立てる
転職には複数のステップがあり、それらを適切に実行しなければ転職成功の確率は低くなります。
例えば、自分自身のキャリアプランを明確に定めること、希望する職種・業界・企業の枠を決めていくこと、自己分析や履歴書・職務経歴書の作成、面接対策などです。
これらのステップを一つ一つ着実に実行し、計画的にスケジュールを立てることで、転職成功の確率は高まります。
転職の目的、キャリアプランを考える
海外駐在員への転職は、単なる転職ではなく、国や文化、言語の違いなどの異質な環境での生活と仕事が求められるため、転職前に十分な情報収集と目的、キャリアプランの明確化が必要不可欠です。
- 転職活動の過程で自己分析が進めば、自分が本当にやりたいことや向いていることが見えてくるため、自分にとってより良い選択ができる
- なぜ海外駐在員として転職したいのか
- 自分がどのような経験やスキルを身に付けたいのか
- どのような環境で働きたいのか
- 海外駐在員として働いた後のプラン
さらに、キャリアプランを明確にすることで、海外駐在員としてのスキルアップや成長を促し、将来的なキャリアアップにつながる可能性が高まります。
自己分析・仕事の実績を整理する
自己分析によって自分自身を理解するところから始めてみましょう。
また、自分の仕事の実績を整理することで、自身がどのような経験・スキルを持っているかを客観的に把握し、適切な求人情報を選ぶことができます。
自己分析においては
- 自分自身の強み・弱み
- キャリアの方向性
- 適性
- 価値観
などを明確にすることが重要です。
企業側も転職希望者の自己分析と仕事の実績を見てその人物像や適性を判断するため、自己分析・仕事の実績を整理しておくことは非常に重要です。
自己分析の方法に関しては「自分の強み知ってる?無料で自己分析できるリクナビNEXTのグッドポイント診断」にて紹介しています。
仕事の実績を整理する際には、
- 実績を箇条書きで書き出し、どのような成果を出したか確認する
- どのような課題に直面したか振り返る
などを詳細にまとめます。
海外駐在員に関する情報を集める
海外駐在員として働くには、海外の国や地域の文化やビジネス環境を理解する必要があります。自分が希望する国や地域について詳しく調べる必要があります。
また、その国や地域での就職情報や求人情報を把握することも大切です。
選考対策を行う
理由
海外駐在員の求人には、求められるスキルや語学力などの要件が厳しい場合もあり、選考プロセスも長期化することがあります。そのため、選考に備えてしっかりと対策を行わなければ、転職成功の可能性が低くなってしまいます。
選考対策内容
選考対策には職務経歴書や自己PRの作成、面接練習などが含まれます。また、海外駐在員の求人に応募する場合、語学力も重要視されます。
自己分析を行い、自分の強みや弱み、志向性を明確にすることが重要です。その上で、自己PRの作成や面接対策のための模擬面接などの練習を繰り返すことで自信をつけて本番に臨むようにしましょう。
海外駐在に向けて転職エージェントを利用する際に覚えておいた方がいいこと
- 内定までに時間がかかることがある
- 年齢で断られることがある
内定までに時間がかかることがある
海外駐在の求人の場合求人数が限られるため内定までに時間がかかることがあります。また、企業によっては面接や選考の段階を複数設け多数の候補者を比較検討することがあります。
そのため、内定までに時間がかかることを想定してスケジュールを立てることが大切です。
エージェントに求人情報を提供してもらったら、応募方法や選考フローを確認し、必要な書類や手続きを早めに準備しておくことをおすすめします。
また、複数の企業に同時に応募することで早めの転職活動が行えます。企業からの連絡や面接のスケジュールを把握し、効率的に選考プロセスを進めていきましょう。
年齢で断られることがある
駐在員の求人には一般的な求人に比べて年齢制限が厳しい場合があります。これは、駐在員の仕事が一般的には高いスキルや経験が必要で20代後半、30代、40代を採用することが多いためです。
また、年齢制限が明記されていなくても、実際に面接に行くと、年齢や雇用形態によって採用されないことがあることもあります。
しかし、50代でも海外駐在員として採用されているケースも少なくはないため、根気強く求人を探していくことをおすすめします。
転職エージェント・転職サイト利用の流れ
転職エージェント利用の流れ
- 公式HPから登録する
- キャリアアドバイザーから連絡が来る
- キャリアカウンセリング
- 求人紹介を受ける
- 履歴書・職務経歴書の添削
- 紹介された求人に応募する
- 面接対策を受ける
- 企業との面接を行う
- 内定と退職サポート
公式HPから登録
転職エージェントの公式HPにアクセスし登録手続きを行います。
登録には、氏名、生年月日、電話番号、メールアドレス、職務経歴などの情報を入力します。
キャリアアドバイザーから連絡が来る
登録後、キャリアアドバイザーからメールもしくは電話にて連絡があります。
- 転職を希望するタイミング
- 希望する業界、職種
- 希望の年収
などのヒアリングがあります。
カウンセリングを受ける
キャリアアドバイザーとの面談により、転職希望者のキャリアプランやスキルアップに必要なポイントなどを話し合います。
また、海外駐在希望者に対しては、海外駐在に必要なスキルや経験、語学力などについても詳しく聞き取ります。
求人を紹介してもらう
キャリアアドバイザーから求人情報が提供されます。求人情報は海外駐在を希望する場合は、日本採用で海外勤務の求人です。求人情報を受け取ったら自分で応募先の企業を選び、応募をします。
エージェントによって取り扱う求人の差があるため、複数の転職エージェントを利用することをおすすめします。
履歴書・職務経歴書を作成し添削する
履歴書や職務経歴書の添削を受けます。海外駐在を希望する場合は、英文の履歴書・職務経歴書が必要になる場合もありますので、キャリアアドバイザーと修正しながら作成していきましょう。
求人に応募する
紹介された求人に応募します。キャリアアドバイザーとコミュニケーションをとりながら、求人情報や応募書類の確認を行います。
面接対策をする
求人に応募した場合、担当コンサルタントから面接対策を受けます。海外駐在を希望する場合、英語面接の場合もあるため必要に応じて対策を行います。
応募した企業へ面接へ行く
求人に応募した後、面接が決定すると転職エージェントから面接の日程や場所などの詳細が伝えられます。
面接前の準備として、企業の背景やビジョン、自己PR、志望動機、過去の職務経歴について確認しておくことが大切です。
内定と退職サポート
面接後、合格すれば内定が出されます。また、転職後のフォローも行われることがあります。
退職後の手続きや新しい職場でのアドバイスなど、転職後も安心して働くことができるように、サポートを受けることができます。
転職サイト利用の流れ
- 公式HPから登録する
- 求人を探す
- 履歴書・職務経歴書を作成する
- 毎週10社以上に応募する
- 面接対策をする
- 企業との面接を行う
- 退職手続きを行う
公式HPから登録する
転職サイトを利用する場合、まず公式HPからアカウントを登録します。個人情報を入力することで、求人情報やサービスを受け取ることができます。
海外駐在員の求人を探す
登録が完了すると、検索条件を細かく設定して、自分に合った求人を探します。転職サイトでは、多くの求人情報が掲載されているため、自分で求人を探すことができます。
履歴書・職務経歴書を作成する
求人に応募するためには、履歴書や職務経歴書を作成する必要があります。
毎日、気になる求人に応募する
応募は自分で行うため、なるべく多めに応募しましょう。海外駐在の求人は取り合いです。気になったらすぐに応募することがおすすめです。
面接対策をする
自己分析を行い、鏡の前で話す練習をしてみましょう。笑顔でできているか、話し方に問題がないか、服装の乱れがないかなどセルフチェックします。
応募企業と面接をする
応募企業との面接が行われます。面接のスケジュール調整などは、応募者自身で行う必要があります。
退職手続きをする
内定をもらった場合は、退職手続きを行う必要があります。円満に辞められるように手続きはしっかりやりましょう。
海外駐在員への転職でよくある疑問と回答
- 海外駐在員におすすめの転職エージェントは?
- 海外駐在員向けの求人は少ない?
- 未経験でに海外駐在員に転職するのは難しい?
- 海外駐在員への転職で有利になる資格は?
海外駐在員におすすめの転職エージェントは?
海外駐在員に強い転職エージェントは以下の通りです。
海外駐在員向けの求人は少ない?
海外駐在員向けの求人は、一般的な求人と比べると少ないと言えます。
ただし、グローバル企業などが多数存在する業界では、海外駐在員向けの求人も多くありますので根気強く探してみましょう。
未経験で海外駐在員に転職するのは難しい?
海外駐在員に転職するのは、日本国内での転職よりも一般的に難易度が高いとされています。
ただし、語学力や専門的なスキルを持っている場合は、海外駐在員に転職することができる可能性があります。海外駐在員に転職するためには、転職エージェントや転職サイトを活用して情報収集や自己分析を行い、自己アピールをすることが大切です。
海外駐在員への転職で有利になる資格は?
海外駐在員への転職で評価を得やすい資格としは、TOEICやTOEFLのような英語力試験があります。また、海外駐在員になるために必要な専門的なスキルに応じた資格も有効です。
ただし、海外駐在員に転職するために必要なのは資格だけではありません。語学力や専門的なスキルを持ち合わせ、そのアピール方法を知っていることが重要です。
まとめ
海外駐在員に関する求人は、一般的な求人に比べて数に限りがあります。少しでも気になる求人を見つけたら、すぐに動き出しましょう。
理想の求人に出会えることを願っております。