海外で塾講師のスキルを活かして働くには？就職・転職する方法を解説

海外で塾講師として働いてみたくありませんか？

この記事を訪れた方は異文化に触れ、生徒たちとのコミュニケーションや教育力の向上についても興味がある方も多いのではないでしょうか。

今回は、海外での塾講師としての体験談や生活、仕事の様子など具体的にご紹介します。海外で働く塾講師に興味のある方は必見です。

【海外求人をチェックしたい方はこちら】

LHH転職エージェント（全世界から幅広く求人を探す）
リクルートエージェント（未経験から幅広く求人を探す）
JAC Recruitment（海外勤務・外資系を狙う年収600万円以上の方向け）

記事の目次

1 塾講師の仕事の内容・特徴
2 海外で塾講師の仕事をするメリット・デメリット
3 海外で塾講師の仕事をするために必要なスキル
4 海外での塾講師の給与相場
5 海外での塾講師の仕事を探す方法
6 海外での塾講師経験者の声
7 海外で働く塾講師の一日のスケジュール
8 海外で塾講師として働く注意点
9 まとめ

塾講師の仕事の内容・特徴

塾講師は、主に学生たちの補習や進学指導を行う仕事です。個別指導やグループ指導などの形態があり、生徒たちの学力レベルに合わせたカリキュラムを作成し、授業を進めていきます。

また、生徒の学習状況の把握や保護者とのコミュニケーションも重要な仕事の一つです。

塾講師の転職希望が増える時期

塾講師の転職希望が増える時期は、3月や9月などの学期の切り替わりの時期や、高校受験シーズンの前後などが挙げられます。

海外で塾講師の仕事をするメリット・デメリット

メリット

自己成長が期待できる

海外での塾講師の仕事は、新しい環境や異文化に触れることができるため、自己成長が期待できます。

私自身、アメリカの日本語補習校で教えた経験から、生徒たちとのコミュニケーションや授業の進め方に苦戦しましたが、その経験から、より深い異文化理解を得ることができたと感じています。

日本語能力があれば比較的容易に就職ができる

日本語教育を行う場合、現地の日本語補習校や日本文化センターなどで、比較的容易に就職ができます。

また、外国人に対して、日本語を教える仕事もあります。

外国語のスキルアップが期待できる

日本語教育に限らず、英語や現地の言語を習得することで、外国語のスキルアップが期待できます。

私自身、アメリカでの生活により、英語のスキルアップに繋がったと感じています。

デメリット

慣れるまでに時間がかかる

私がカナダで塾講師をしていたとき、日本とは異なる教育システムに慣れるまでに時間がかかりました。

また、カナダには留学する日本人の子供たちに加えて、現地の子供たちや移民の子供たちも教える機会があり、その子たちの学習スタイルに合わせた授業の進め方に苦労しました。

しかし、その経験から、自分の教え方やカリキュラムについて見直すことができ、より柔軟な教育者になることができました。

海外で塾講師の仕事をするために必要なスキル

日本人向けの塾講師

講義力・教育力

教える力が一番大切なスキルです。適切な語彙選びや、丁寧な説明が必要です。特に、生徒たちにわかりやすく伝えるために、具体例や実体験に基づく例題を作ることが大切です。また、生徒たちに合わせた授業の進め方が求められます。

コミュニケーション能力

生徒たちとのコミュニケーション能力も重要なスキルです。積極的に会話をすることで、生徒たちとの信頼関係を築くことができ、教育においてもより効果的な指導ができるようになります。

適応力

異なる生徒たちと接する場合、環境や授業スタイルに適応する力が求められます。生徒たちの背景やニーズを把握し、最適な指導を提供することが大切です。

自己成長力

塾講師は、生徒たちの学力向上だけでなく、自己成長を促す役割も担っています。自己成長のためには、新しい教育方法やテクニックを学ぶことが大切です。また、授業後に生徒たちや同僚からのフィードバックを受け取り、改善することも必要です。

外国人向けの塾講師

海外で塾講師として働くために必要なスキルは、まず現地の言語能力です。

私自身、アメリカの大学で日本語教育を学んでいた際に、現地の日本語学校でアシスタントとして働いた経験があります。

そこで、現地の生徒たちに日本語を教えることが求められましたが、自分の日本語を教えるスキルに自信がなかったため、初めはとても苦労しました。しかし、現地の生徒たちとコミュニケーションをとりながら、自分の日本語のスキルを磨くことができました。

また、現地の学校教育や教育システムの理解も必要です。例えば、アメリカでは授業中に生徒たちが自由に発言することが多いため、授業の進め方に工夫が必要です。私自身は、生徒たちに日本の文化や歴史について話をしてもらい、その後ディスカッションを行うという授業形式をとりました。

また、生徒たちとのコミュニケーション能力も重要です。異文化の生徒たちと接することで、生徒たちの考え方や感性が日本とは異なる場合があります。そのため、生徒たちとの信頼関係を築き、彼らに合わせた授業を行うことが求められます。

海外での塾講師の給与相場

アメリカ合衆国

平均給与：$3,000～$4,000（約332,000円～約443,000円）
労働条件：就労ビザが必要でありその取得には複雑な手続きが必要。週40時間以上の労働は法律で禁止されている。

2018.06.28

アメリカで働くには？働く方法から事前準備・何をしたら良いのかを具体的に伝授

自由の国アメリカ。金融、製造、医療、学問、スポーツ、エンターテイメントなどさまざまな分野で世界を牽引する存在です。気候も文化も人種も多様なこの国に、住んでみたい！と思ったことがある人も多いのではないでしょうか。漠然と...

シンガポール

平均給与：S$3,000～S$4,000（約251,000円～約335,000円）
労働条件：就労ビザが必要でありその取得には複雑な手続きが必要。週44時間以上の労働は法律で禁止されている。

2017.08.16

シンガポールで働くには？就職や働くメリット、日本人向けの仕事・求人まとめ

アジア経済の中心であり、就職先や留学先としても人気が高いシンガポール。一人当たりのGDPは日本よりはるかに高く、世界経済のハブとしての役割もどんどん大きくなっており、投資家も注目する国です。私は、日本でも業務経験のあ...

マレーシア

平均給与：RM3,000～RM5,000（約70,800円～約118,000円）
労働条件：就労ビザが必要でありその取得には手続きが必要。週44時間以上の労働は法律で禁止されている。

2017.10.08

【保存版】マレーシアで働くには？マレーシア就職する方法や給料など具体的に解説

近年、日本人の移住先として人気が高まっているマレーシア。そんなマレーシアで働きたいと考えた時、まず気になるのは、どんな業種や職種があり、給料はいくらで待遇はどうなの？ということではないでしょうか。マレーシアではマレー...

タイ

平均給与：THB30,000～THB40,000（約11万円～約15万円）
労働条件：就労ビザが必要でありその取得には手続きが必要。週42時間以上の労働は法律で禁止されている。

2017.11.12

タイで働くには？日本人がタイで就職する方法、外資系企業、給料、ビザを徹底解説

海外で働きたい、海外で生活してみたい。そんな日本人を世界一と言ってもいいほど温かく迎え入れてくれるのが、微笑みの国タイです。タイはASEAN諸国の中でも発展している国。首都バンコクには高層ビルやマンションが立ち並び、...

参考：Glassdoor

海外での塾講師の仕事を探す方法

海外での日本人向け塾講師の求人を探すには、以下の3つの求人情報サイトがおすすめです。

GaijinPot Jobs

GaijinPot Jobsは、日本語教育に特化した求人情報サイトで、アジアや欧米を含む世界各国の日本語学校や塾から求人情報を受け付けています。

日本人向けの求人だけでなく、日本語教師や英語教師などの幅広い求人情報があり、応募方法も簡単なため、海外での就職に有用なサイトです。

Daijob.com

Daijob.comは、世界中の日系企業に特化した求人情報サイトで、日本人向けの塾講師の求人も多数掲載されています。また、現地採用に強いため、日本語以外の言語スキルや現地での学歴・経験がある場合にも活用できます。

Indeed

Indeedは、世界中の求人情報をまとめて検索できるサイトで、海外での塾講師の求人も多数掲載されています。日本人向けの求人だけでなく、英語力が必要な求人情報も多く掲載されているため、現地の言語スキルや教育経験がある場合にも応募できます。

以上の3つの求人情報サイトを利用することで、海外での日本人向け塾講師の求人情報を探すことができます。

海外での塾講師経験者の声

中学生向け塾で塾講師として英語と数学を教えた経験があります。

授業では、英語の基礎文法や語彙を中心に、日常生活で使う英会話や英語のリーディングを教えました。また、数学の授業では、基礎的な算数から代数まで生徒たちが理解しやすいように具体的な例を用いて教えました。

授業中には、生徒たちとのコミュニケーションがとても大切だと感じ、生徒たちとの会話を大切にし積極的に質問や意見を取り入れるように心がけました。

自分自身の教育力やコミュニケーション力が向上したと感じています。また、異文化に触れることで自分自身の視野が広がり、新しい価値観や文化に触れることができたことも大きな収穫でした。

海外で働く塾講師の一日のスケジュール

海外の日系の塾で働く日本人の場合、一日のスケジュールは以下のようになります。

13:00〜14:00：教材の準備
14:00〜16:00：授業、もしくは補習（英語、数学、理科など）
16:00〜17:00：休憩
17:00〜20:00：生徒たちとの面談、個別指導
20:00〜21:00：授業、もしくは補習（英語、数学、理科など）
21:00〜22:00：授業のまとめ、翌日の準備など
22:00〜：帰宅

ただし、塾によっては、授業や補習の時間帯や休憩時間などは異なります。

海外で塾講師として働く注意点

勤務先の文化や風習、法律などを十分に理解することが重要になります。例えば、イスラム教国である場合は、女性が男性と握手をすることが避けられることがあります。また、日本では当たり前のことが海外では許されないこともあるため、事前に留学先の文化やルールを学んでおくことが大切です。

生徒たちとのコミュニケーションについても注意が必要です。意思疎通に誤解が生じないように注意し、保護者とのコミュニケーションも重要です。保護者との良好な関係を築くことが、生徒たちの学習にもつながることがあります。

異文化に触れることで、自分自身が成長することもある一方で、ストレスや孤独感を感じることもあるかもしれません。海外で生活することは、自分自身の成長につながるものですが、異国で生活することに慣れるまで、ストレスや孤独感を感じることもあるでしょう。

それでも、前向きな姿勢で海外生活を楽しむことが、充実した経験を得るためには必要です。

まとめ

本記事では、海外での塾講師として働く経験者の声や、具体的な一日のスケジュール、注意点などを紹介しました。

海外の文化や法律、生徒や保護者とのコミュニケーションに注意が必要であり、異文化に触れることで成長する一方でストレスを感じることもあります。

しかし、自分自身の教育力やコミュニケーション力の向上や、新しい環境での生活を通じた経験は、将来的に役立つことが多くあります。留学や海外での働き方に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね！