海外やシドニーで就職するということを一つの大きな目標としている人がたくさんいると思います。
しかし、就職はあくまでも通過点にしか過ぎません。その職場で何を学び、どう次に繋げていくのか、何ができるのか。
シドニーで働いていた人たちはその後どのような選択をしているのか、ご紹介していきたいと思います。
ビザを取得し永住を狙う
ワーキングホリデイや学生でもシドニーで働くことができます。
しかし、その後こういった人たちはどうしているのでしょうか。もちろん日本へ帰国する人もいます。ですが、なんとかしてシドニーに残ろうと、スキルビザを取得して残る人が増えているのです。
スキルビザとは通称189ビザ(Skilled Independent Visa)で、オーストラリアに永住するためのビザの1つです。
その背景としては、年齢、性別による差別がないからではないでしょうか。学校にも10代~70代までと幅広い年代が同じ教室で授業を受けています。
私も30代後半に、今までのキャリアを捨て、心機一転まったく違った職業に就く為に勉強を始めました。
卒業後の仕事探しは特に困ることもなく、年齢制限などもないのですぐに新しい仕事を見つけられました。上司になる人はだいぶ下の年代の人でしたが、これもこちらではごく普通のことです。
こうした、年齢での差別を受けることなく、やる気と経験さえあれば新しいことにどんどん挑戦できるのも、シドニーで働き続けたいと思える魅力だと思います。
アメリカやイギリスへ渡りキャリアを積む
すでに永住権や市民権などを保有して働いている人たちは、その後イギリスやアメリカへ行く人も多いようです。
私はシドニーの会社のオフィスで3か月ほど働いたことがあります。
その時に聞いた話ですが、何年かシドニーの会社で働いた後、イギリスやアメリカなどに渡って更に経験を積む人が多いようです。だいたいは2年~3年程でまたシドニーに帰ってくるそうですが。
キャリアを伸ばすには、シドニーの会社で働くだけではなく、外国での経験も大切になってくるようです。
ある程度の会社であれば、関連会社はいろいろな国にあるので、自分から移籍を志願する人が多いのだそうです。
日本へ帰国しキャリアアップを狙う
上記で話したようにシドニーに残る人もたくさんいます。しかし、シドニーでの就職経験を生かして日本で活躍している人もたくさんいるのです。
私の友人の例を三つご紹介しましょう。この友人たちは皆、シドニーで3年~6年ほど飲食店で働いていました。英語は普通の会話ができるくらいのレベルです。
まず初めの友人は日本へ帰国後、英語力を伸ばすために翻訳の勉強をし、某有名な翻訳会社へ就職しました。
二人目も英語力とマネージメント力を生かし、貿易会社で外国の取引先との仲介をしています。三人目は語学が達者だったのもあり、プライベートで英語と中国語の教師、翻訳の仕事をしています。
このように、帰国後も海外とのつながりのある仕事で活躍している人も少なくありません。
英語が話せても外国の人と働いたり、マネージメントの経験がある人は少ないので、日本でも重宝されているのだと思います。
個人事業立ち上げる
シドニーでの学校を卒業後、1年ほど経験を積んだ後に日本へ帰国し個人事業主として独立する人もまた多いと思います。これもまた私の友人の話になってしまうのですが……。
1人は自宅で子供たちの英会話教室を立ち上げました。
しかも去年、生きた英語を学ばせたいと生徒さんとその親御さんを連れてシドニーへやってきました。シドニーで築いた人間関係をフルに生かし、1週間程の短期留学のプランを立てたのです。
これもシドニーでの生活経験や繋がりがないと、とてもできないことですよね。
ほかにも清掃業や建設関係の会社を立ち上げて働いている友人もいます。海外で色々な文化にふれると、自立心や独立心が活性化されるのかもしれません。
特にシドニーでは、条件さえ満たしていれば誰でも個人事業主になれるチャンスがあります。手続きも難しくありませんし、独立を支援する協会が多いなどの環境も影響しているのでしょう。
私もシドニーでは個人事業主として働いていますし、日本へ帰国してもそうしたいと思っています。
まとめ~新しい挑戦を~
10人いれば10人それぞれの違う考えがあります。
その中でどのような選択をし、次の道へ進むのか。どの選択をしても間違いではありませんが、不安になることも多いと思います。ですが、いつでも自信を持って次に進んでいって欲しいと思います。
経験は必ず自分の武器になりますし、必要のない経験はないと思っています。
一つを知ればもっと先が知りたくなるように、人生つねに勉強です。私もやりたいことや知りたいことがどんどん増えるので毎日が勉強の日々です。楽しいですけどね。
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