新卒で海外就職をしたい、新卒でも海外で働いてみたいと思ったことはありませんか?
あなたがもし新卒であっても、海外就職することは可能です。海外就職のプロがその経験をもとに、新卒から海外就職をするための全知識をご紹介します。
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新卒で海外就職は可能?
新卒で海外就職することは可能です。まずは自分自身の英語力を高めることが必要です。
英語力があれば、グローバル企業での就職や、留学して現地での就職など、選択肢は広がります。特にITや金融業界では、英語力が必須となる場合が多く、海外で働くチャンスも多いです。
現地の文化やビジネス習慣についても学ぶ必要があり、留学や海外インターンシップを経験することがおすすめです。これらの経験があれば、新卒で海外就職できる可能性が高まるでしょう。
日本のような新卒一括採用がない国がほとんど
日本では学生のうちに就職活動を行い、大学を卒業した年の4月に一斉入社するスタイルが一般的です。しかし海外では、新卒の人材を一括で採用することはほぼありません。企業が求めているのは常に即戦力だからです。
何のスキルも経験も持たない人間を採用し一から育てる「新卒採用」は、日本の特徴といってもよいでしょう。ポジションが空いたら(空きそうになったら)ふさわしいスキルと経験を持つ人材をその都度採用するというのが海外のやり方です。合理的ですよね。
インターンシップで経験を積む
例えばアメリカでは、大学名、専攻、成績、学生時代のインターンシップや企業でのアルバイト経験が重視されます。大学で何を学んだか、大学時代に何を経験してきたか、今何ができるのか、そしてそれは仕事で使えるのかということが大切です。
そのため学生は長期休暇になるとインターンシップに精を出し、自身のキャリアを形成します。大学を卒業してからインターンシップでしばらく働き、その後社員として採用されるというのもよくあるパターンです。
また「ギャップイヤー」といって、卒業後すぐには就職せず、旅行したり無人島で生活してみたりする人もいます。
子供のころから職業訓練する国も
早くから目指す職業を絞り、スキルを磨くよう教育を施す国もあります。例えばドイツでは、小学4年生終了時に高校進学、職人、実技修得のいずれかの進路を選びます。
職人や実技習得の道を選んだ子供は目指す職業に向かってスキルを身につけます。職業訓練のための学校に通い、ある程度の知識を得ると週に2日は学校、3日は企業研修といったデュアルシステムなどを通して就労経験を積むことになります。
新卒で海外就職する魅力とは
新卒で海外就職する魅力
- 英語力の向上
- 異文化理解が深まる
- 貴重な経験を得られる
- グローバルな人脈の形成
英語力の向上
英語力が向上するというメリットがあります。英語を共通言語とし、人々とコミュニケーションをとる機会が増えるため、自然な英語を身につけることができるからです。また、海外で働くことにより、ビジネス英語に必要な語彙や表現、文化的背景などを習得することができます。
例えば、アメリカの企業で働く場合、日常的な英会話を身につけるだけでなく、ビジネス用語や書類の作成方法、プレゼンテーション技術なども学べます。
異文化理解が深まる
海外の文化に触れることでその国の歴史や習慣、価値観などを知ることができます。異文化の中で働くことで、コミュニケーションスキルや語学力が向上することも期待できます。
国民性によっては会話や表現の仕方が異なる場合もあります。このような異文化を知ることで、コミュニケーションが円滑になり、業務の効率化にもつながります。
貴重な経験を得られる
海外企業のビジネススタイルやビジネスマインドを学ぶことで、グローバルな視点を持つことができます。
例えば、日本の若者にとってアメリカは文化的な違いが大きく、異文化理解を深めるためには貴重な環境です。また、最新の技術やビジネスモデルを学ぶことができるでしょう。
アジアの新興国での就職もおすすめです。例えば、シンガポールはアジアの経済の中心地であり多国籍企業が集まる国です。シンガポールでの就職は、アジア圏でのビジネスや文化の理解を深めることができます。
グローバルな人脈の形成
多様な文化やバックグラウンドを持った人々との仕事ができることで、グローバルな人脈を作ることができます。
例えば、社内チームで仕事をし相互理解を深めたり、交流イベントなどで出会った人との交流があります。様々な人々と出会う頃で、国際的なビジネスについて知識を得たり、ビジネスチャンスを見つけることができます。
新卒で海外就職するメリットは?
日本でできない経験ができる
新卒で海外就職すれば、日本で新卒採用された場合には得られないであろう経験が得られます。ワーキングビザの関係で、海外では新卒であっても人をマネジメントするポジションになるケースがよくあります。
もちろん最初は多大な努力が必要になりますが、上層部の会議に出席したり、重要な契約を行ったりしているうちにビジネスの経験値が飛躍的に伸びます。また、企業の重役クラスと顔を合わせる機会が多い職種であれば、強力な人脈も得られます。
これらは、日本の一般企業で新卒採用され、社内研修を経て先輩のアシスタントのような立場から仕事をスタートしていては、なかなかたどり着くことができない領域です。
同世代のライバルに差をつけることができる
繰り返しになりますが、海外で働けば現地でのビジネス経験を積むことができ、人脈が広がります。さらに、語学力も鍛えられるでしょう。
先行者の利益はいつの時代も大きいもの。いずれは海外で働きたいと考えているなら、新卒でチャレンジした方が他の人より早くスキルを手に入れることができるのです。
ただし、海外の日系企業は「日本人らしい実直で細やかな仕事ぶり」を求めて日本人を採用することもあります。そういった場合は日本で就労経験のある人、つまり日本人式の仕事の進め方が身についている人が重宝されます。
しかし、就職先を日系企業に絞らない人にとってはこの点はデメリットになりません。
超大手企業に就職できることも
日本ではなかなか採用されないような超大手の日系企業でも、現地で応募すれば採用される可能性があります。
現地採用だと、日本の本社の社員やそこから派遣される駐在員と同じ待遇というわけにはいきませんが、ネームバリューのある会社に就職すればその後の転職活動にも有利に働くことがあります。
以下の記事では、新卒で海外就職した経験者がそのメリット、デメリットや海外就職を選んだ理由を述べています。仕事を任される範囲の広さ、今後のキャリアの可能性など、三者三様の考え方をチェックしてみてください。
日本と海外の新卒の就職活動の違い
日本では履歴書やエントリーシートなどの書類選考が非常に重視されますが、海外では、職務経験や実績、スキル、言語力などの面接試験でのアピールが重要となります。
具体例を挙げると、アメリカでは、インターンシップ経験を積むことが重要視されます。また、欧州では、複数の言語を話せることが求められる場合があります。
新卒で海外で海外就職する方法
新卒で海外で海外就職する方法
- 現地企業に就職する
- 国内企業採用から駐在員として海外赴任(海外勤務)する
- 海外でインターンシップに参加し就職をする
- 海外留学から現地で就職する
- ワーキングホリデーから現地就職する
現地企業に就職する
現地企業に就職するためには、まず希望する国や地域での求人情報を収集することが重要です。海外の求人情報サイトや人材紹介会社、現地の就職情報誌などを利用すると良いでしょう。
また、現地に出向いて直接企業にアプローチすることも有効です。その際には、事前に自己PRや職務経歴書などの資料を用意しておくことが大切です。
国内企業採用から駐在員として海外赴任(海外勤務)する
国内企業に採用されて駐在員として働く場合、まずは日本国内での就職活動を行います。
駐在員としての募集は、大手企業や海外に子会社ある企業が中心となります。日本国内での就職活動は、一般的な新卒採用と同様に、企業説明会やインターンシップに参加したり、職務経歴書やエントリーシートを提出したりすることから始まります。
採用された場合、一定期間の国内勤務後に海外に派遣される形となります。駐在員としての勤務期間は、数年から数十年に渡ることがあります。
海外でインターンシップに参加し就職をする
海外での仕事に慣れるための最初のステップとしておすすめです。多くの企業が海外のインターンシッププログラムを提供しています。
インターンシップを通じて、海外での仕事の文化や言語を学び、現地でのコネクションを築くことができます。インターンシップ中に自分が興味を持った分野の企業での就職のチャンスも生まれます。
海外留学から現地で就職する
海外での教育を受けることは、就職活動において大きなメリットとなります。
留学先での経験や語学力は、海外企業にとって魅力的な要素になります。また、留学先でのインターンシップや就職活動に参加することで、現地での就職につながることもあります。
ワーキングホリデーから現地就職する
ワーキングホリデーは、日本人が一定期間海外で働きながら生活するプログラムです。ワーキングホリデーを通じて、海外での就労経験を積み、現地の就職活動に参加することができます。
ただし、ワーキングホリデーでの就職は短期的なものが多く、長期的な就職につながらないことも多いです。そのため、期間中にしっかりと経験を積み、就職先を掴み取ってください。
海外就職を新卒でする際の流れ
海外就職を新卒でする際の流れ
- やりたいことをはっきりさせる
- インターンやアルバイトで職歴を作る
- 応募先の選定
- 履歴書の作成
- 面接対策
やりたいことをはっきりさせる
まずは、自分はこの先どうなりたいのか、どんな仕事がしたいのか、どんな国で働きたいのかを考えましょう。
就職活動やビザ取得を考慮すると、専攻と関連している職種が望ましいです。中高校生の場合は、どんな仕事をしたいのかを見据えて大学の専攻を選択することが大切です。
どの国で働きたいかは、最低でも一度はその国へ行ってみて判断することをおすすめします。
以下の記事では、目標を明確にすることや、その国へ行ってみることの大切さが述べられています。
インターンやアルバイトで職歴を作る
すでに述べた通り、新卒で海外に就職しようとする場合も職歴は大切です。インターンシップやアルバイトで希望する職種に関連する職歴を作りましょう。
働く場所は、就職を希望する国がベストです。長期休暇を利用して海外インターンシップにチャレンジするのも一つの方法です。海外に行けない事情がある場合は日本国内でも構わないので、とにかく履歴書に書けるような説得力のある実務経験を積むことを目指しましょう。
気をつけたいこと
海外でインターンシップを行う際は、ビザについて大使館や会社にしっかり確認し、不法就労とならないようにしましょう。
また、大学の成績があまりにも悪いと採用やビザ取得に影響する場合があるので、大学の成績を落とさないよう注意が必要です。アメリカなど成績が重視される国での就職を希望する場合は、オールAを目指すつもりで取り組みましょう。GPA(成績評価)による足切りのある企業も少なくありません。
応募先の選定
まずは自分が興味のある業界や職種、そして希望する国を絞り込みましょう。
その後、求人情報を集め企業のホームページやSNSアカウントを確認し、自分に合った企業かどうかを判断しましょう。また、企業の成長性や文化なども確認することが大切です。
応募先を絞り込む際には、自分自身が求めるものや将来のキャリアプランを明確にすることが重要です。具体的な目標を持ち、その目標を達成するためにはどのような企業や職種が適しているのかを見極めることが大切です。
履歴書の作成
履歴書は、自己PRや職務経歴などを記載する重要な書類であり、世界中の企業で必要とされています。履歴書の作成には、まずはその国の慣習や就職のルールを理解することが重要です。例えば、アメリカやカナダでは、写真を添付しない場合が多いです。
次に、自己PRの記述に力を入れましょう。新卒であるため職務経験が少ない場合でも、自分自身の強みやスキルをアピールし、企業の求める人材像とマッチするように書きましょう。また、語学力や留学経験がある場合は、それらも明記すると良いでしょう。
最後に、履歴書の形式やレイアウトにも気を配りましょう。読みやすく、分かりやすいフォントや文字サイズを使用することも大切です。
書類はネイティブにチェックしてもらおう
よっぽど語学に自信のある人以外は、必ず書類のネイティブチェックを受けましょう。学生や専業主婦など就労経験のない人よりも、就労経験のある人に見てもらった方がより安心です。
いくら応募書類で「ビジネスで使用する上で問題ない〇〇語を話すことができます」と書いても、その応募書類の文章に違和感があると説得力がありません。
また、日本人は自分自身をアピールすることが苦手で謙遜しがちですが、それでは他の応募者の書類に埋もれてしまいます。強気にアピールする方法をネイティブや転職エージェントにアドバイスしてもらいましょう。
面接対策
英語面接に備えて十分な練習をすることが必要です。英語で自己紹介や志望動機を述べる練習をすることで、自信をつけることができます。また、自己PRや強み・弱み、過去の経験などを英語で表現できるようしておきましょう。
また、企業のウェブサイトやSNSなどを調べ、その企業について深く理解することも必要です。海外で働く上での語学力やコミュニケーション能力をアピールすることも忘れないでください。
英語だけでなく、現地語にも対応できることを示すことができれば企業側からの評価も高まります。
日本人が海外企業の採用面接に合格した具体例
- ある人は、大学時代に海外留学を経験し、現地でのインターンシップを通じて英語力とコミュニケーション能力を磨きました。また、その企業に合わせた自己アピールと熱意を伝えることで採用されました。
- TOEICスコアを高めることによって語学力をアピールし、さらに業界知識にも精通することで面接官の評価を高めました。
面接対策には準備が必要ですが、海外就職を目指すならば、自己アピールや企業研究、語学力の向上などを意識的に行うことが重要です。
アメリカの面接のポイント
- 短くポジティブに自己紹介
- 質問攻めに対応する
- 質問の意図が分からなくてもコミュニケーションをとる
実際の面接のポイントは「アメリカの入社面接で絶対質問しておきたい13項目」にて詳しくまとめられています。具体的にイメージしたい方はあわせてチェックしてみましょう。
新卒で海外就職するための就活サイト4選
新卒で海外就職するための就活サイト
- LinkedIn(リンクトイン)
- Glassdoor
- Indeed
- Graduateland
LinkedIn(リンクトイン)
LinkedIn(リンクトイン)は、世界中でビジネスパーソンが利用するSNSで、新卒で海外就職を希望する人にとっても重要な就活サイトの1つとなっています。
LinkedInでは、自分自身のプロフィールを作成し、学歴や職務経験、スキルなどを記載することができます。また、自分が興味を持っている分野や業界をフォローし、関連する情報を収集することもできます。
Glassdoor
Glassdoorは、求人情報だけでなく、企業のレビューや給与情報、面接対策や選考プロセスの情報などが閲覧できます。
アメリカを中心にヨーロッパやアジアでも利用されており、グローバルに就職活動をする日本人にとっても有用な情報源となっています。掲載されている情報は正確で信頼性が高いため、就職活動の際に参考にすることができます。
Indeed
Indeedはアメリカをはじめとする世界各国の求人情報を網羅した大手の就職サイトです。日本人が海外就職を希望する場合にも利用できます。
Indeedは無料で利用できます。求人情報が多数掲載されており、掲載されている企業の規模や業界、求人内容などによって検索結果を絞り込むことができます。また、検索結果には、求人募集数や適職度などの指標が表示され、どの求人に応募するかの参考になります。
Graduateland
Graduatelandは、ヨーロッパを中心に展開する就職サイトです。日本人が新卒で海外就職をする際に利用することもできます。
特徴は、海外企業が積極的に求人を出していることです。欧州連合諸国を中心に、アジアや北アメリカ、オセアニアなど世界中の企業が求人を掲載しています。日本人にとっては、英語が求められる職種が多いため、語学力を磨くことが必要です。
ヨーロッパを中心に求人が集中しているため、アジアや北アメリカなど他の地域の求人数は少なめです。
新卒で海外就職しやすい5つ職種
新卒で海外就職しやすい5つ職種
- エンジニア
- 営業
- ホテルスタッフ
- カスタマーサポート
- レストランスタッフ
エンジニア
エンジニアは非常に需要が高い職種の一つです。特に、新卒での海外就職を考えている場合、プログラミングやITに関する専門知識を持っていることが大きなアドバンテージとなります。
現在の海外のエンジニア市場では、Web開発、アプリケーション開発、ビッグデータ、人工知能などの領域に対する需要が非常に高く、これらに関するスキルを持っているエンジニアが求められています。
営業
海外では、グローバルなビジネスの展開に伴い営業職の需要が高まっています。営業職の仕事内容は、新規顧客の開拓や既存顧客との関係構築、契約交渉、販売促進活動など様々な業務があります。
具体的には、アジア地域や欧米地域で、日系企業や外資系企業の営業職に需要があります。営業職は未経験でも入社できる職種の一つであり、新卒者にもチャンスがあります。
ホテルスタッフ
新卒で海外就職を考えるならホテルスタッフの仕事があります。世界中で観光業が盛んになる中、ホテルスタッフの需要は高まっています。ホテルスタッフの仕事内容は、フロント業務、客室清掃、レストラン、バー、プール等の施設管理、イベントの企画・運営など多岐にわたります。
また、食事や宿泊費が無料または格安で提供される場合が多いので、貯金がしやすい点もメリットです。
カスタマーサポート
グローバル化に伴い、海外企業でも日本語を話せるスタッフが求められていることが挙げられます。また、顧客とのコミュニケーションが必要であり、日本語のネイティブスピーカーが重宝されるため就職しやすい分野の1つです。
英語力が必要な場合もありますが、初めから完璧な英語力が求められるわけではありません。日本語力を生かしつつ、英語力も身につけられるという点も魅力的です。
レストランスタッフ
日本人のサービス精神や礼儀正しさが高く評価されているため、比較的容易に就職しやすい職種です。
レストランのスタッフとして海外で就職する場合、英語力が必須となります。また、現地の食文化に詳しく、フレキシブルな対応ができることも求められます。
新卒で海外就職しやすい業界
新卒で海外就職しやすい業界
- IT業界
- 語学教育業界
- 貿易業界
- アパレル業界
IT業界
IT業界はグローバルな市場であり、世界中で需要があります。このため、新卒でも海外での就職がしやすく、多くの日本人が海外でのIT業界で働いています。
また、具体的な仕事の需要としては、プログラマーやウェブデザイナー、データサイエンティストなどがあります。これらの職種は、日本でも需要が高まっており、世界的にも需要があるため海外での就職にも有利です。
語学教育業界
日本語学習者の増加に伴い日本語教師の需要が高まっています。特に、アジア圏では日本語教育が盛んであり、需要が高まっています。また、現地で日本企業に就職する外国人に対して、日本語を教える必要があることもあります。
仕事内容は、日本語を母国語としない学習者に対して、日本語の読み書きや会話を教えることです。教材の作成や授業の計画も行います。また、現地での日本語能力試験の実施や、日本文化の紹介なども行うことがあります。
貿易業界
まず、日本の貿易額は年々増加しており、海外市場に積極的に参入しているため、貿易に関する知識・スキルを持った人材への需要が高まっています。また、日本の貿易関係企業も海外進出を進めており現地採用も行っています。
貿易業界の仕事内容は、輸出入手続きや輸送手配、関税・税金・規制の手続きなどがあります。現地のビジネスマナーや法律などにも詳しくなる必要があります。
例えば、シンガポールでは日系企業が多く、日本語を話せる人材が需要があり、中国では日本企業の進出に伴い日本語を話せる人材の需要が高まっています。
アパレル業界
日本がアパレル業界で高い技術力を持っていることや、日本文化への関心が海外でも高まっていることことなどから新卒でも就職しやすいとされています。
アパレル業界にはデザイナーやプロダクトマネージャーなど様々な職種がありますが、海外でのアパレル業界の仕事は、海外向け商品の企画や生産管理、販売戦略の立案、現地スタッフのマネジメントなどが主な仕事となります。
現地での言葉や文化の違いを考慮しながら、クリエイティブなアイデアを出して、チームで協力して仕事を進めることが求められます。
新卒で海外就職の注意点
新卒で海外就職の注意点
- 現地の言語についても勉強しておく
- 海外での生活費や物価について調べておく
現地の言語についても勉強しておく
現地の言語についても勉強しておきましょう。ビジネスの場では、英語や現地語でのコミュニケーションが必要になることがあります。
具体例
- シンガポールでは、英語は公用語の1つであり、多くの人が英語を話すことができます。しかし、現地の公文書や契約書にはマレー語や中国語の表記があります。
- フランスでの就職を考えてみましょう。フランスは、英語が話されている国と比べると、現地語であるフランス語を話す人々が多くいます。ビジネスでも、フランス語を話せることが望まれる場合があります。
現地語を勉強することで、ビジネスや日常生活でのコミュニケーションがスムーズになるだけでなく、現地の文化や風習にも理解を深めることができます。
海外での生活費や物価について調べておく
海外での生活費や物価についてもあらかじめ調べておきましょう。
具体例
- アメリカの大都市ニューヨークの場合、一人暮らしの場合の生活費は約2,000ドル(約22万円)から3,000ドル(約33万円)程度が必要。
- ヨーロッパの大都市パリの場合は、一人暮らしの場合、約1,000ユーロ(約13万円)から2,000ユーロ(約26万円)程度が必要。
新卒で海外就職するために必要な能力
新卒で海外就職するために必要な能力
- 語学力
- コミュニケーション能力
- 資格
- 行動力
語学力
語学力をつけることで職場でのコミュニケーションがスムーズになり、仕事の効率を高めることができます。また、現地の文化や風習にも理解を深めることができ、社交性も向上します。
具体例としては、アメリカではビジネスにおいても英語が基本であり英語力が求められます。会議での議論やプレゼンテーション、電話やメールなどでのコミュニケーションなどが英語で行われます。
また、中国や韓国などアジアの国々では、それぞれの言語がビジネスで使われることが多く語学力が求められるのです。
コミュニケーション能力
新卒で海外就職する際には、コミュニケーション能力が必要不可欠です。これは、現地の人々と円滑なビジネスや日常生活を送るために不可欠なスキルであるためです。
例えば、ビジネスの場では相手の文化や価値観を理解し、それに合わせたコミュニケーションをとることが重要です。また、日常生活を問題なく過ごしていくためにも、また現地の人々と交流するためにも、コミュニケーション能力が必要になります。
資格
資格が必要な理由は、現地でのビジネスや就労に必要なスキルを証明するためであり、現地の企業やビザの取得においても有利に働くことがあるためです。
例えば、アメリカで会計士として就職する場合は、米国公認会計士試験を受験する必要があります。
また、IT業界ならプログラミング言語のスキルを証明するために、JavaやPythonなどの資格取得など自己アピールできる資格を取得しましょう。
どんな資格があれば少しでも有利になるんだろうという方は、「海外で働くための資格とは?外国で働ける資格、海外就職を有利に。」をチェックしてみましょう。
持っていると海外就職で有利な資格をまとめています。
行動力
海外就職するにあたっては行動力が大切です。新しい環境や文化に適応するために自分から前向きに取り組む必要がありますよね。
海外での就職には、現地での面接や課題提出が必要な場合もあります。そのため自分から積極的に企業にアプローチし、適切な情報収集を行うことが求められます。
また、海外生活においても新しい文化や習慣に適応するために、自分から行動を起こすことが重要です。
大学生が新卒で海外就職するためにすべきこと
大学生が新卒で海外就職するためにすべきこと
- 英語力を高める
- 専門知識・スキルの勉強
- 海外インターンシップに参加する
- 海外で暮らしてみる
英語力を高める
この記事では何度も登場していますが大事なことなので繰り返します。英語はとても大事です。
英語は国際共通語として世界中で広く使用されており、ビジネスシーンでも必要なスキルとなっています。英語力が高い人材はグローバルに活躍することができ、キャリアアップにもつながります。
一般的に、英語力を証明するためにはTOEICやTOEFLといった資格があります。TOEICでは、800点以上を目指すことが推奨されており、TOEFLでは、80点以上を目指すことが推奨されています。
専門知識・スキルの勉強
専門知識を身につけたりスキルの勉強をすることには多くのメリットがあります。新卒での就職活動において、職務経験がなくても自分自身をアピールすることができますよね。
社会人となった後も、自分の業務に関する知識やスキルがあることでより高度な業務に携わることができるようになります。
大学生のうちから行きたい業界の狙いを定め、逆算してスキルの習得や資格の勉強をしていきましょう。
海外インターンシップに参加する
海外インターンシップでの経験は、ビジネス経験や異文化コミュニケーションのスキルを身につけることができると同時に、自己成長につながります。
さらに、海外インターンシップを通じて、自分の専門分野における海外でのビジネスの現場や問題について学ぶことができます。
例えば、海外では海外インターンシップの経験者を採用優先する場合もあります。新卒で海外就職をするならぜひ参加してほしいのが海外インターンシップです。
海外で暮らしてみる
新卒で海外で働く上では、コネと経験が大切です。とにかく知り合いを増やすことを目標に海外で暮らしてみましょう。海外で暮らすことで様々な経験もします。コネから就職することは日常的なことです。
海外で暮らしていたらいつも間にか就職していたということもあるので、海外で暮らしてみることをおすすめします。
例え短期であっても海外へ行くべし。
新卒であっても、未経験であっても海外就職を成功させるためにやるべきことが一つあります。それが、「海外へ行って現地を見よう」というもの。
「未経験から海外転職を進める時にやっておきたい「たった一つ」のこととは?失敗しないための基本情報」にてまとめていますのでチェックしてみましょう。
まとめ
大学生のうちに海外での経験を積むことは、新卒で海外就職する上で大きなメリットがあります。海外での生活やインターンシップ参加は、異文化理解を深め、語学力やコミュニケーション能力を向上させます。
これらの経験は、グローバルなビジネス環境でのコミュニケーションや異なる文化背景を持つ人々との協働において非常に役立ちます。
大学生のうちに海外での経験を積み新卒で海外就職を叶えてくださいね。
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