オランダに住もうとする人にとって一番の難関になるのが部屋探しです。
私がオランダで契約した部屋のオーナーに話を聞いたところ、そのときの募集に対する応募は1週間で約60件。倍率は実に60倍です。
しかし、ビザを取るために必要な居留許可書申請も住民登録も、住所が決まらないことには進めようがありません。そのため、困難でも部屋探しは最初にする必要があります。
ここでは、オランダ語や英語ができなくても安心して部屋を探せるインターネットサイトをご紹介します。
※1ユーロ=約127円
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記事の目次
オランダ在住日本人に人気の都市とは
まずは、オランダのどの都市に日本人が多いのか確認したいと思います。日本人が多いところならばその分、情報が蓄積されており、移住後の仕事や生活も比較的スムーズにいく場合が多いからです。
日本人居住者が多い州と都市
オランダで暮らす日本人の総数は8,136人(2016年10月1日現在※)です。
そのうち半数以上が首都アムステルダム市のある北ホラント州に居住しており、ここにロッテルダム市とハーグ市を含む南ホラント州の滞在者を加えると日本人全体の80%近くを占めるそうです。
では、日本人が住む都市を人数の多い順に見てみましょう。
- アムステルフェーン市
- アムステルダム市
- ロッテルダム市
- ハーグ市
この4つの街ではさらに日本人が増加傾向です。
オランダ全体では2015年から2016年にかけて日本人が7.8%(586人)増加※しています。ちなみに、女性の方が若干増加率が高いようです。
※外務省「海外在留邦人数調査統計(2017年版)」
オランダで部屋を探す方法
部屋の探し方はいくつかあります。
不動産会社に頼む
まずは、不動産会社に行って部屋を紹介してもらう方法です。
ただしネックになるのが、仲介料をとられること、オランダ全土をカバーしていないこと、店舗まで行く時間と労力がかかることです。
SNSを使う
次に、SNSを活用する方法があります。
例えば、Facebookで「Rotterdam room for rent」と入れて検索してみるといくつかグループが出てきます。1日数件の物件が新たに出てくることもあります。
しかし、「部屋」という生活の基盤をSNS上で知らない人との間で決めることに抵抗がある人もいるでしょう。また、完全に個人間での契約となるので、不安があるのも事実です。
Karmernet(カーマーネット)がおすすめ
そこで、今回は「Karmernet(カーマーネット)」(Kamerはオランダ語で「部屋」「アパートメント」の意味)という不動産インターネットサイトで探す方法を詳しくご説明したいと思います。
- Karmernet:https://kamernet.nl/en(英語版)
オランダでの部屋探しにカーマーネットをおすすめする理由
Kamernet(カーマーネット)をおすすめするのはズバリ、以下の4つのポイントがあるからです。
- オランダ全土を検索可能
- 検索条件が絞りやすい
- 広告主と直接連絡を取り合える
- 会員制なので安心
1. オランダ全土を検索可能
住む場所が具体的に決まっていない場合、オランダ全土で検索できる機能はうれしいですね。地域が限られる不動産屋やSNSでは難しい点です。
都心と田舎でかなりの価格差があるのも事実なので、予算はもちろん働き方や生活スタイルに合わせて探すことができます。
2. 検索条件が絞りやすい
検索条件を絞れるというのは、言葉があまり分からない外国人にとってはかなりありがたいことです。
言葉に自信がなくてもGoogle翻訳を使って内容を見ていけば、自分に合った物件を見つけることができます。私は実際にそうして検索し、冷静に条件を吟味することができました。
細かい条件指定が可能
まず基本的なところでは、「部屋タイプ(ルームシェア、単身用アパートメントなど)」「都市からの距離」「部屋の広さ」「家賃」を選んで検索可能。例えば「都市からの距離」は1km、2km、5km、10km、20kmとかなり細かいです。
また、家具やインターネットの有無、トイレ・シャワー・キッチンは専用なのかシェアなのかなども検索で絞ることができます。
さらに、広告主がどんな人を探しているのかもわかります。例えば、「年齢」「性別」「話す言語」「学生なのか求職中なのか働いているのか」などです。事前にマッチングできるので、より相性のいい物件を探すことができます。
有料会員になればより探しやすい
検索するだけなら登録は必要なく無料です。
でも、会員登録すればお気に入りの物件に印をつけることもできるので、より効率的な探し方が可能です。ただ、会員になると1ヶ月34ユーロ(約4,300円)かかります。
3. 広告主と直接連絡を取り合える
めぼしい物件が見つかったら、直接連絡してみましょう。連絡するには会員登録が必要です。
登録すると広告主とメッセージのやり取りをサイト内で行うことができます。仲介を通さないので、すぐにレスポンスがあります。
また、直接の連絡先などを教えてもらえることもあるので、内覧したければすぐに電話することもできます。
4. 会員制なので安心
慣れない地での部屋探しには不安がつきものです。しかし、Kamernet(カーマーネット)なら会員登録制なので安心です。
会員登録には、自己紹介文や写真、誕生日、性別などの入力も必要です。そのため、相手がどんな人か知ってからコンタクトすることができます。
オランダでいち早く物件を押さえるポイント
Kamernet(カーマーネット)の使い方の流れをまとめると以下のようになります。
- 検索する
- 会員登録する
- プロフィールを充実させる
- 気に入った物件にメッセージを送る
- こまめにサイトをチェックする
ここで、ポイントとなってくるのが3と4です。「自分をしっかりアピールすること」「素早く連絡すること」です。
自分は何者なのかを伝える
まずはプロフィールを充実させ、「自分が何者なのか」を広告主に積極的に伝えましょう!
これは私の感覚ですが、オランダ人は精神的に成熟しています。そのため私は「何をしにオランダに来たのか」という目的を特に意識して書きました。
連絡は1秒でも早く
そして、コンタクトを取り始めたら早く返答することを心がけましょう!
私は登録した初日に10件のメッセージを送り、そのうち3件が翌日までに返ってきました。その日じゅうに連絡を返しましたが、3件のうち2件はすでに契約が決まってしまったという返答でした。
電話番号を聞けるのであれば、内覧の日だけでも電話してすぐに決める方が絶対にいいです。
カーマーネットを使えば必ず部屋が見つかる!
具体的に仕事や住む地域が決まっていなくても、Kamernet(カーマーネット)なら幅広い選択肢から条件を絞って物件を探すことができます。
先に述べたように、Google翻訳を使えば言葉に自信がなくても大丈夫です。
厳しい条件でも多数ヒット
私の場合、金銭的に余裕がなかったので、月400ユーロ(約50,800円)前後の家を探していました。さらに仕事も決まっていなかったので「求職中」の状況です。
そんな条件でも検索してみると、主要4都市(アムステルダム、ロッテルダム、ハーグ、ユトレヒト)で100件以上、オランダ全土では1,500~2,000件がヒットしました。
需要に対して供給が足りていないのは事実ですが、部屋は必ずあります!
まとめ~確かな情報と積極的な行動がカギ
暮らしの基盤となる部屋は、移住生活がスムーズにいくかどうかにも大きくかかわってきます。そんな大事な部屋探しを運がいいとか悪いとかで終わらせないためには確かな情報を得て、行動することです。
そのためのツールとしてKamernet(カーマーネット)がおすすめです。ポイントをおさらいしておきましょう!
- オランダ全土を検索可能
- 検索条件が絞りやすい
- 広告主と直接連絡を取り合える
- 会員制なので安心
オランダでの理想の生活を思い描きながら検索してみてください!
- Karmernet:https://kamernet.nl/en(英語版)
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