日本から見ると、地球のちょうど反対側に位置する南米チリ。
ヨーロッパやアメリカなどに比べると南米は極端に情報量が少なく、長期滞在や移住が決まってもなかなか生活のイメージが湧かないですよね。
そんな中で、まず気になるのがチリの物価や一か月に必要な生活費ではないでしょうか?
南米チリっていうと、発展途上国でなんとなく物価も安い気がするけど……なんて思っていませんか?
実はチリはラテンアメリカの中でも著しい経済発展を実現している南米随一の優等生。街には大型デパートやショッピングモールが立ち並び、いつも多くの買い物客で賑わっています。
今回はそんなチリでの一か月にかかる生活費をまとめみたのでご紹介します。
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チリの家賃
南米の中では比較的に治安の良いチリですが、家を借りるなら一戸建てよりも管理人が24時間常駐しているマンションの方が安心です。
比較的新しく大きなマンションであれば、入居者が自由に使えるスポーツジムやBBQルーム、パーティーなどに使える集会場などが付いています。
マンションには家具付きと家具無しがあり、もちろん家具無しの方が安いですがそこまで大きくは変わりません。
ある程度立地の良い1LDKの新築マンションを例にご紹介します。
- 家具無し:200,000~250,000ペソ(日本円で約32000~40000円)
- 家具付き:250,000ペソ~300,000ペソ(日本円で約40000~45000円)
1LDKといっても日本のマンションより断然広く、 単身または子供のいない夫婦であれば十分な大きさです。
チリでの食費
スーパーの食品の値段
ある日のスーパーでの買い物を例に、具体的に品目をあげて見ていきたいと思います。
なお、金額が細かくなるので日本円に換算した場合のみをご紹介します。
- ミネラルウォーター 1.6リットルペットボトル:約150円
- 牛乳 1リットル:約120円
- じゃがいも1キロ:約150円
- リンゴ1キロ:約150円
- お米1キロ:約150円
- 豚バラ肉塊1キロ:約500円
- 牛肉リブ1キロ:約1300円
- ビール一缶:約100円~150円(銘柄によって異なります。)
- ワイン一本:約450円~750円
全体的に日本より安い印象で、特に野菜や果物は日本と比べてとても安いです。
また、ワインも日本で買う1500円~2000円ほどのものが700円~1000円ほどで手に入ります。
これはスーパーで買い物した場合の一例で、生鮮食品を市場で買うとさらに安く済ますことが出来ます。
外食費
日本にもワンコインランチや気軽な値段で飲みに行ける居酒屋が溢れている現在、チリのレストランはそこまで安く感じません。
- カフェでのコーヒー: 約250円
- 一般的なランチセット:約550円
- ビール一杯:約300円~450円
- 少し良い雰囲気のレストランでの夕食:約2000円~3000円
外食は、お酒を飲む量や行くレストランのランクによっても大きく変わりますが、一般的に日本と同じくらいのサービスや質を求めると値段もそれなりに高くなります。
チリでの光熱費
季節によっても大きく変わりますが、地域によっては冷房設備がない家も多いので、我が家の暖房を使用した冬の光熱費をご紹介します。
- 水道代:39000ペソ(日本円約600円)
- 電気代:約43,000円(日本円約7000ペソ)
なお、オール電化のマンションに住んでいるため、ガス代の徴収はありません。
チリは日が当たっていると暖かくても、日陰に入ると急に寒くなるなんてことがよくあります。
住む部屋の日当たりによっても暖房費が変わってくるので、物件を探す場合はそこも注意して見てみてくださいね。
チリでの通信費
固定費として意外と家計を圧迫するのが通信費。
筆者は携帯をプリペイド方式で使用し、家ではインターネットに繋いでいます。
- 携帯(プリペイド500MB分):3990ペソ(日本円約650円)
- インターネット:25,000ペソ(日本円約4000円)
チリでの交通費
サンティアゴではメトロが通っていますが、他の地方都市ではあまり電車は発達しておらず、ミクロと呼ばれるバスが主要な交通手段となります。
ミクロもバスも一定料金で乗車することが出来ます。
- メトロ: 610ペソ~740ペソ(日本円約100円~120円)
- ミクロ: 400~440ペソ(日本円約65円~70円)
毎日使っても、日本よりかなり安くつきますね。
チリでの生活に興味があるなら
チリで生活したいなら、仕事が見つかると安心ですよね。移住しても生活にはお金がかかります。貯金してチリでのんびり暮らすというのもいいですが、お金の面の心配はしたくないものです。
転職エージェントを使ってチリの仕事を探してみるというのも一つの手です。
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まとめ
全体的に日本よりも安いですが、東南アジア諸国に行くように物凄く物価が安いわけでもありません。100円ショップが充実している日本と比べると、日用雑貨などは日本よりも高く感じられることが多いと思います。
もっと安く抑えることもできますが、日本とある程度同じクオリティーの生活を求めると値段もそれに応じて高くなります。
しかし、カラオケや遊園地、映画館などの娯楽施設が少ない分、日常でお金を使う機会もぐっと減ったように感じると思います。みなさんも、もしチリに移住が決まったら是非参考にしてみてくださいね!