チリ移住で最初に頭を悩ませるのが、現地で住む家のこと。短期であればドミトリーやアパートメントホテルに滞在することも出来ますが、長期となるとやっぱり物件探しは避けて通れない道ですよね。
物件の探し方から契約に必要な書類、保証金のことなど気になることがいっぱいです。
そこで今回は、筆者の実体験をもとにチリでの賃貸アパートの探し方と契約方法についてご紹介します。
チリの物件!家具付きと家具無しアパート
チリには、基本的な家具が備え付けられている家具付きタイプと空っぽの状態の家具無しタイプの二つがあります。
家具付きの場合、引っ越してすぐに生活を始められるというメリットがありますが、家賃は割高です。長期で住む場合は家具無しを借りて自分で買い揃えた方がお得な場合もありますので、滞在期間を考慮した見極めが必要です。
家具無しといっても、オーブンやコンロはキッチンに備え付けられている場合もありますので、内見時に確認してみて下さい。
家具付きを借りる場合は、退去時のトラブルを避ける為に設備のリストを必ず貰って大切に保管しておいて下さいね!
チリでの賃貸物件の探し方
物件の探し方ですが、ここでは3つの方法をご紹介します。
チリの不動産屋に依頼
チリにもたくさんの不動産屋があり、日本と同様に自分の希望を伝えるとその条件に沿った物件を紹介してもらうことが出来ます。
紹介手数料は家賃の1ヶ月分が相場で、大家と借主の折半になる場合が多いようです。しかし、現地不動産屋で物件を探す場合はスペイン語が必須です。
ある程度日常会話が出来るレベルでも聞き慣れない単語が出てきたり難しい契約書を読まないといけません。自信がない場合は、スペイン語が堪能な人に付いてきてもらう方が良いでしょう。
日本人の多いチリのサンティアゴでは、日本語で相談が出来る日系不動産屋もいくつかあります。手数料は掛かりますが、語学が出来ない場合はこちらの方が安心かもしれません。
インターネットで探す
インターネットの不動産サイトやyapoなどの広告サイトから物件を探すことが出来ます。
yapoとはチリで普及している広告サイトのことで、不動産以外にも様々な物品の売買や求人広告などを検索する事が出来ます。
住みたい地域を選んでarrendar(賃貸)をクリックすると賃貸物件の一覧が出てくるので、そこから気になる部屋をいくつかピックアップして問い合わせします。
語学にあまり自信がない場合は、辞書を片手にゆっくり探すことが出来るこの方法がよいかもしれませんね。
実際にマンションを訪れて直接聞いてみる
筆者が物件探しをする時、現地に住んでいる友人からお勧めされたのがこの方法です。不動産屋だと手数料がかかり、インターネットだと古い情報がそのまま掲載されている場合があります。
一番確実で手っ取り早いのは、良さそうな物件があれば直接出向いてそのアパートの管理人に空きがないか聞いてみることです。空きがあるようであれば管理人に大家の連絡先を教えてもらい、直接アポを取って物件を見せてもらいます。
チリでの賃貸契約に必要な手続き
物件が決まればいよいよ契約となります。
チリに礼金は無く、敷金(保証金)は家賃の1ヶ月分が相場です。また、最低契約期間は一年からのところが普通です。
大家に契約に必要な書類を確認して準備します。筆者の場合は、
- 契約者の身分証明書
- 給与明細書
- 雇用証明書
上記の提出を求められました。
後々のトラブルを避けるためにも契約書には必ず目を通し、分からない事があればその場で質問をしてみて下さいね!サインをする前に不明点をクリアにすることが大切です。
契約書が整えば、次に大家と一緒にノタリア(Notaria)に行きます。
ノタリアとは
ノタリアとは日本でいう公証人役場のようなところで、賃貸物件を借りる際には大家とここへ出向き賃貸契約書を認証してもらわなければなりません。
ここでは賃貸契約書の作成や認証を行っている他に、雇用証明書の認証や委任状の作成と認証、署名や身分証の認証などを行っています。ノタリアで契約書にサインをし、認証が終われば晴れて契約完了です!
まとめ
いかがでしたか?
物件の探し方は、費用を抑えたいならインターネットで探すか直接交渉、語学に自信がない場合は日系不動産屋が便利です。
日本ではあまり馴染みのないノタリアですが、チリでは頻繁にここで様々な書類の認証をしてもらいます。賃貸契約は海外生活における難関の一つですが、チリでは保証人を求められることもなくスムーズに進みました。
もしチリに移住が決まったら、是非参考にしてみてくださいね!
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