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日本人仰天!鮭が超高級食材のアルゼンチンの驚愕のお魚事情

魚屋

私たち日本人には馴染みの深ーいお魚。牛肉を食べることより、お魚を食べる機会の方が多いですよね。

では地球の真裏、アルゼンチンではどうでしょうか?

アルゼンチンでは、日本では考えられないような驚愕のお魚事情が繰り広げられています。

そこで今回は、筆者がアルゼンチンに数年住んで本当にありえないと思う、お魚事情をご紹介したいと思います。

目次

寿司がきっかけでアルゼンチンでお魚ブーム

寿司

アルゼンチンでは「お魚」は今、大注目の食品です。

ヘルシーフードとして、特に健康や美容への意識が高い富裕層から、絶大な支持を得ています。

そのキッカケは、なんと私たち日本人のお寿司!生魚を食べるなんてあり得ない、という数年前までのアルゼンチン人の常識は打ち砕かれ、今一番流行の料理は日本食「SUSHI」です。

「昨日SUSHI食べてさー」なんて言っているアルゼンチン人は、たいがいドヤ顔をしています。

レストランを検索するサイトでは日本食レストランがランキングのトップを占め、「SUSHI DELIVERY」の広告がマンションによく投函されているんです。(私が日本人と見越してのことではないようです)

高級志向のスーパーに行ったら、自慢げにお寿司を販売しているのですが…驚くほどに不味いです。

そしてネタの種類は、サーモン・いか・玉子・アボガドロールはまだ許せますが、本当に許せないのは、マンゴーロールです。

甘ーい完熟マンゴーが、すし飯と海苔で豪快に巻き寿司にされています。日本人のベテラン寿司職人が見たら絶対に激怒する内容のものが、結構高級な価格で堂々と販売されているんです。

想像できますか?魚屋さんで売られている鮭の切り身でびっくり

皆さんは、ステーキはお好きですか?筆者は勿論大好きです!

牛肉大国アルゼンチンでは、フィレステーキの中でも最高級といわれる「BIFE CHORIZO(ビッフェ・チョリゾ)」という部位があります。

お肉屋さんでこの部位のお肉を買うと、1キロ160ペソ~200ペソ(1,066円~1,333円)程。1キロあれば、5~6人前のステーキが出来上がります。

鮭の切り身

そんなルゼンチンのお魚屋さんに行ってみてください。

なんと私たち日本人が食べ飽きている鮭の切り身が、まさかの1キロ250ペソ~400ペソ(1,666円~2,666円)で販売されています。

そう。オードブルで出てくるサーモンではなく、普通の切り身が、最高級のフィレステーキの倍の値段なんです。

アルゼンチンの高級レストランでは

レストランの鮭

高級レストランに行くと「スペシャルメニュー」には絶対に魚料理が堂々と名を連ねています。

私たち日本人が数百円の定食でいやという程食べている鮭は、地球の反対のアルゼンチンでは超高級なセレブ食品です。

この国で「ノルウェー産の鮭の料理を食べた」は、日本でいう「神戸牛の超高級フィレステーキを食べた」というレベルに値します。

魚屋さんにはカニのむき身ではなく

カニ

アルゼンチンの魚屋さんでは、カニ身ではなく堂々とカニカマが販売されています。

そう、カニカマです。しかも名前もそのまま「KANIKAMA」というのだから驚きです。

筆者は魚屋さんに行く度に密かに思うのです。

カニカマはあくまでカニに似せたカマボコであって、魚ではなく練り物の加工食品だ、と。決して店頭でイカや魚の切り身と並べて販売するものではない、と…。

アルゼンチンの皆さんが知らないとはいえ、日本人の筆者からするとその大違いを正してあげたい衝動に何度もかられる売られ方です。

青魚や赤身の魚は

筆者の家の近くだけなのでしょうか?アルゼンチンの魚屋さんは、基本的に白身魚しか売っていません。

癖があるから売れないのか、そもそも食べ方を知らないからなのか、店頭には真っ白な身とサーモンしかないんです。

日本食レストランにはマグロの握り等はあるので存在はしているようですが、魚屋さんで真っ赤なマグロの身を見かけたことも、青く輝く魚を見たこともありません。

きっと海岸沿いの町に行けばもっと沢山の種類の魚が売っているのでしょうが、少なくともブエノスアイレス市内の筆者の住んでいるエリアでは見かけたことがありません。

ありえない!シーフードミックスが…

日本では数百円で購入できるシーフードミックス ですが、この国では驚くべき価格で販売されています。

日本で500円以内で売っているサイズのものが、こちらでは約180ペソ(1,200円)。セールになっていても、確実に1,000円以上はします。

ちなみにアルゼンチンの平均月収は、従来であれば8万円。ですが近年はインフレ悪化の影響で、月収6万円にも満たないのが現状です。

平均月収6万円というのは、日本の平均月収を25万円と仮定すると、約4倍の差になります。

つまり、1,200円のシーフードミックスは、日本の金銭感覚で例えると4,800円ですからねっ!

筆者は買う気にすらなりません。

魚屋さんの営業時間

魚屋

アルゼンチンの魚屋さんは、基本的に火曜日~土曜日の午前中、4.5日しか営業していません。営業時間がもっと少ないお店もたくさんあります。

ちなみに土曜日の朝に行くとどのお店も値引きセールをしていることが多いので、安くゲットして冷凍しておくなら、土曜日の午前中を狙ってお買い物に行きましょう。

まとめ

いかがでしたか?

日本人からすると本当にありえない、アルゼンチンのお魚事情をご紹介しました。

一番安い魚を1キロ買う値段と、中レベルの牛肉を1キロ買う値段が同じ……アルゼンチンでは、お魚はセレブの食べる高級品です。

実は筆者の母方も父方も、一族全員水産関係の職に就いています。なので小さい頃から美味しいお魚しか食べたことがありません。

そんな私が思うのは「アルゼンチンのお魚は、日本の激安スーパーマーケットの魚よりも質が悪い」ということ。

しかも価格は、アルゼンチンではセレブ価格なんて、ありえません。

いつか日本の魚屋さんのように美味しくて新鮮で安いお魚屋さんができることを、筆者は心から願って止みません。

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この記事を書いた人

海外就職・海外求人マッチングサービスGuanxiを運営しているIT企業。
世界各地をお仕事で飛び回っています。

世界各地で滞在し、見たもの、感じたもののリアルを届けます。

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