北京(中国)で理想の部屋を探そう!賃貸物件の探し方と注意点

部屋探し 中国生活・移住

新しい土地で生活するにあたり、避けては通れないのが部屋探しです。数日程度であればホテルやユースホステルに宿泊することもできますが、長期で滞在するためには部屋を借りる必要があります。

私は北京に留学生として滞在した後、現在はここで働いています。その間、いくつかの種類の部屋に住み、引っ越しも何度か経験しました。

ここではそんな私の経験をもとに、北京での部屋探しについて紹介します。

※1元=約16円

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北京の部屋の探し方1. 不動産業者に頼む

中国北京の不動産仲介会社

部屋探しをする場合、一般的には仲介業者を通じて探すことになります。

部屋を貸したい大家は1社または複数の不動産業者に借り手探しを依頼し、業者は店舗を訪れる人や、インターネットまたはスマートフォンのアプリを通じてアクセスしてきた顧客に対して条件に合う物件をデータベースから探し、紹介します。

中国北京の不動産仲介会社

北京には現在、「我愛我家」「鏈家地産」「愛屋吉屋」「麦田房産」など数多くの不動産業者の店舗があり、周辺の不動産情報を集約しています。

業者によって、成約時に払わなければならない仲介手数料や賃貸期間のサービスに違いがあるため、初回訪問時に確認しておくとよいでしょう。

北京の部屋の探し方2. 大家を直接探す

少し難易度が高くなりますが、直接借り手を探している大家を探すという方法もあります。仲介業者を通さない分、家賃は低めに抑えられ、入居・退居時期の融通が利きやすいという特徴があります。

私は留学時代、外部の留学生向けドミトリーに住んでいたのですが、突然5日以内に退居するようにとの通知が配布されました。当時同じドミトリーに住んでいた留学生仲間2人と近くの住宅区に行き、道行く住人に声をかけ、貸し手を探している人はいないかと聞いて回ったところ運よくすぐに見つかり、翌日には引っ越すことができたという経験があります。

北京の部屋の探し方3. ルームシェア仲間を探す

ルームシェア仲間

1人で住むのでは家賃が払えないという場合は、ルームシェア仲間を探すことも考えられます。フリーペーパーやインターネット掲示板などで募っていることが多いので、情報網を広く張り巡らすことがポイントです。

私が7年ほど前に3人でルームシェアをしたときには、月4,500元(約72,000円)の物件を3人で分け、1人当たり月1,500元(約24,000円)で借りていました。

家賃高騰のため今や同じ条件では難しいでしょうが、それでも1人当たり月1,500~2,000元(約24,000~32,000円)といったところでしょう。

ただし、ルームメイトとの相性も重要なので、入居を決める前に相手との共同生活をうまくやっていけそうかを見定めましょう

北京での部屋探しのポイント

部屋

日本でも同様ですが、家賃・広さ・交通アクセスなどの条件を詳細に絞り込むことが大切です。

近年の家賃高騰の影響で、好条件の物件は競争も激しく、どうしようか迷っているうちに別の顧客に物件を持っていかれてしまうこともざらにあります。

特に、学校の新学期が始まる時期である2月、9月の前後ひと月は年間を通じて最も競争が激化するので、瞬間の決断力が必要

いざとなったときに迷わないためにも、希望や条件は明確にしておきましょう。

北京での私の部屋探し体験

部屋探し

妥協した場所でも激しい競争

職場から近い前の部屋に昨年入居し、1年後の契約更新に合わせて引っ越しを検討しました。

しかし、職場は北京の北西部の大学街に近く、地価も高いエリアにあります。引き続き職場近くに住むことを検討したものの家賃との折り合いが付かず、交通の便利さの点で妥協して、やや郊外に外れたところに引っ越しました。

妥協したとはいえ物件を見に行った際は他の入居希望者が絶えず見学に来ており、最終的には別の希望者が大家と契約を結ぶ予定時刻の3時間前に手付金を払って契約に漕ぎ着けたのでした。

家賃の目安

参考までに、当該エリアでは比較的古いローカルアパート1LDK40平米で月約4,000元(約64,000円)、比較的新しい物件になるとさらに高く5,000元(約80,000円)は下りません。

家具は基本的に大家が揃えてくれているので、大き目のものは自分で揃える必要がないのはありがたいです。

北京での賃貸契約の流れとポイント

契約

入居を決めたら手付金を払い、物件を押さえます。その後、大家と仲介業者との間で三者契約を結びます。この際、パスポートの提示が必要となります。

大家本人の部屋かどうかを必ず確認

また、大家からは不動産所有証明と身分証の提示があります。必ず大家本人またはその家族の所有物件であることを確認しましょう。

稀に不用意に契約してしまい、一時帰国で部屋を不在にしていた間に別の入居者が生活していて、よくよく調べてみると又貸し物件であることが発覚、というトラブルも発生しています。

また、大家によっては外国人に貸すことを良しとしない人もいるので、細かな条件を仲介業者に確認しておきましょう。

値下げ交渉はしておいて損はありません

仲介業者によっては、大家と家賃の値下げ交渉をしてくれるところもあります。年間契約が基本なので、長期にわたって住む予定であることを明確に示すことで値下げをしてもらいやすくなります

契約後、大家に3ヵ月~1年分の家賃のほか、家賃1ヵ月分の保証金、仲介業者に半ヵ月~2ヵ月分の仲介手数料を支払います。入居時にまとまった資金が必要になるので、周到に準備しておきましょう。

鍵を受け取ったら、晴れて入居となります。

まとめ~譲れない部分を明確にしておくことが大切

慣れない地域で部屋を探すにはかなりの労力を使うことになります。一度契約すると長期間そこに住むことになるので、中途半端な妥協はできません。

部屋探しは運頼みの面が大きいですが、入居に当たっての希望や妥協点を明確にすることで判断しやすくなります。有意義な現地生活を送るためにも、労力を惜しまず取り組みましょう。

譲れない部分と妥協しても良い部分の折り合いをつけつつ、理想的なお部屋を見つけてくださいね!

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