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中国草原紀行!内モンゴル自治区の草原を堪能するコツ

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内モンゴルの草原

見渡す限り緑の草原、草をはむ白い羊、真っ青な空、そのような光景を実は中国でも見ることができます。内モンゴル自治区や新疆ウイグル自治区には、美しくて広大な草原がいくつもあります。

草原への旅行を計画する場合に注意すべき点は何でしょうか。草原旅行の魅力はどんなものでしょうか。今回は、私が出かけた内モンゴル自治区にある「锡林郭勒(シーリングオラー)」の草原での経験を中心にお伝えします。

草原への旅行計画をする場合

草原と道路

最適なシーズンは7月中旬〜8月中旬

内モンゴルの草原(ツァオユェン)の観光に最適な季節は短く、草原の位置によっても多少違いますが、およそ7月中旬から8月中旬です。百度(中国最大の検索エンジン)などで調べるともっと長い時期が記してありますが、一応の観光ができるだけです。

最適な時期を逃すと、草がまだ十分に生えてなかったり、朝晩寒過ぎたりします。最良の季節は夏休みの時期なので、旅行計画は比較的容易かもしれません。

草原があるところは辺鄙な場所で、宿泊施設などもあまり多くありませんし、観光地と観光地の間の距離も長く、公共交通機関も不便です。

外国人が行く場合はツアーを頼もう

特に外国人のみで行く場合、旅行会社でツアーを申し込むのが無難でしょう。旅行会社は中国の各都市で街を歩けばいくらでもあります。

何箇所かで話を聞いて比較できますが、費用の他、どの草原に行くのか、どんな場所なのか詳しく聞いたほうがいいでしょう。

「希拉穆仁(シーラームーレン)」などフフホト「呼和浩特(フーハーハオトー)」市から近い草原もありますが、肝心の草がそれほど美しくなく「草むら」といった印象です。

安く手軽に行けるのでツアーの数も多く、旅行会社から紹介されることが多いのですが、おすすめはできません。

ちなみに、旅行会社で草の状態について聞くと、「ここは草の高さが高くていい」などの説明が多いです。草の高さはどうでもいいから、草の密度が高いのがいい、と言ってもなかなか分かってもらえませんでした。

いわゆる「緑のじゅうたん」のイメージは、中国の人にはあまり無いのかもしれません。

内モンゴルで有名な草原

内モンゴルの草原

内モンゴルの中のよく知られた草原をいくつかピックアップしてご紹介します。

呼伦贝尔(フールンベイアー)

非常に美しいことで知られています。内モンゴル自治区の東北部でロシアとの国境に近く、中国の主要都市からかなり離れているため、国内旅行でも値段が高いです。

列車では時間がかかり過ぎるので普通は飛行機で行きます。草原から近い空港は「呼伦贝尔 东山(トンシャン)机场(ジーチャン)」,「满洲里(マンチョウリ)西郊(シージャオ)机场」です。

「呼伦贝尔东山机场」は、北京・西安・大連・広州・香港など国内の都市の他、東京やソウルからも行けます。

草原の他にも、5月中旬から6月くらいに行くと花を、8月下旬から9月中旬には紅葉を、11月から2月中旬に行くと極寒の冬の美しさを楽しめます。

锡林郭勒(シーリングオラー)

内モンゴル自治区のほぼ真ん中に位置し、いくつかの草原を含みます。「锡林浩特(シーリンハオトー)」に飛行場や駅があります。北京から飛行機で1時間ほどです。

列車は北京から直接着くものはなく、内モンゴルのフフホト市などで乗り換える必要がありますが、乗り換えてから8~10時間かかります。

私が参加した「锡林郭勒」へのツアーは、往復含めると足掛け5日、現地での滞在が丸3日のものでした。列車代を引くと1人1100元ほどで、滞在中の宿泊費や食費、入場料を含みます。

贡格尔(コングァーアー)

「赤峰(チーフォン)」市の近くにあり、内モンゴルの南東部に位置します。内モンゴルの草原の中で北京から一番近く、400kmほどの距離で、北京方面から行くのに便利です。

北京から赤峰までは列車で9時間前後かかり、1日7本運航しています。寝台列車が嫌でなければ、夜乗って朝着くような列車にすると便利でしょう。

科尔沁(クァーアーチン)

「通辽(トンリャオ)」市に属し、内モンゴルの東部、東北地方に近いところにあります。

科尔沁のビーフジャーキー「牛肉干(ニウロウガン)」は有名で、おいしいですが、残念なことに空港の検査でひっかかるので日本に持ち帰ることはできません。中国国内であれば、おみやげにすると喜ばれます。

「乌兰浩特(ウーラハオトー)」に飛行場や駅があり、北京から飛行機でも列車でも行けます。

旅1日目朝 モンゴル式朝食でカルチャーショック

朝駅に降り立って、現地の旅行会社の人に会うと、朝食を食べるようにと、近くの「蒙餐(モンツァン)」つまりモンゴル料理の店に連れて行ってくれました。地元で人気店らしく、活気がありました。

「饼(ビン)」という、ナンのようなものを食べたのですが、バターやチーズ入りなど各種あり、注文すると熱々のものを持ってきてくれて、とてもおいしかったです。

近くのテーブルでは、地元のモンゴル民族と思われる女性たち数人が、朝から羊肉の「手把肉(ショウバーロウ)」という骨付き肉を豪快に食べていて、驚かされました。こちらの人にとっては普通のようです。

その後飛行機で北京などから来た人たちと合流し、ガイドさん付きのマイクロバスで「乌珠穆沁(ウージュームーチン)」草原の中にある「蒙古汗城 (モングーハンチェン)」という休暇村に行きました。

草原の観光客向けで、食べたり遊んだり泊まったりできる場所です。

旅1日目昼 パオに泊まるはずが、早くもトラブル

パオ

普通のホテルではなく、「蒙古包(モングーバオ)」と呼ばれるパオ(モンゴルのテント式の住居)に泊まります。

1人60-70元追加で払って2人で泊まれる「豪华包(ハオファーバオ)」を注文していたのに、着いてみたら4-6人男女別で泊まる「普通包(プートンバオ)」しか空いてない、と言われ結構焦りました。

中国らしい出来事と言えばそうですが、せっかく楽しみにしていた旅行で知らない人と一緒の部屋に泊まるのは抵抗があります。

「絶対注文していた。旅行社に確認してくれ、2人で泊まれないならここには来なかった。」と散々抗議したところ、しばらくして「豪华包」の鍵をもらえました。

中国でこういうトラブルに面した時、怒鳴ってけんか腰になる必要はありませんが、粘り強くしっかり抗議しないと、聞き入れてもらえないように思います。

ほっとして早速部屋を見に行くと、大まかな造りはパオですが、簡素とはいえ中にはベッドやトイレ・シャワーなどがあり、ある程度現代風の造りになっています。

それでも、コンクリートでパオの形をしているだけの宿泊施設もあるようでしたので、それよりはずっといいと思いました。

ただ出入り口の鍵はうまく閉まらず、開けようと思えば外から開いてしまうようなものでした。部屋がもらえたことで満足したので、この点はあきらめました。

青空の下草原の中の白いパオは際立っていてとても美しいものです。夕焼けや朝日の下でもまた格別で、情緒豊かな感じです。

旅1日目午後 刺激的な乗馬体験

馬

ツアー料金には含まれていなかったのですが、ガイドさんに「せっかくここまで来たのだから乗馬をすべきだ」とかなり熱心に勧められ、200元くらいとちょっと高いものの乗ることにしました。

客2人につき馬飼い1人が付いて手綱を操作してくれ、それぞれ馬に乗っているので3頭一緒に行く形です。

乗る際、タブレットを持って写真でも撮ろうかと思っていたら、カメラや携帯を含め全部バッグにしまうか置いていくように、帽子もかぶらないようにと言われました。そんなにうるさく言わなくても、と思いましたが、乗ってからわけが分かりました。

初め歩いていたのもつかの間、少し慣れたくらいでおもむろに走らせるのです。鞍の上に何とか座っていようとするのですが、振動が激しく体が上下に揺れて、落ちたらどうしようという不安が頭をよぎります。

ポシェットが小さすぎて実はきちんと入りきらなかったタブレットが出てこないよう懸命に手でおさえます。

以前北海道で馬に乗ったことはあったのですが、長めのコースではあったものの、5頭くらい連なってなだらかな山道をひたすら歩くのみでした。

その牧場では、何度も乗って慣れた人には走らせることもあるようでしたが、基本的に一般の観光客には走らせることはありません。もし怪我でもさせたら大変、安全第一が日本の考え方です。

でもここは中国、安全は自力でできるだけ守りましょう、といった感じでしょうか。もし落ちて怪我をしても、落ちた方が悪いと言われそうで、あちらが責任をとってくれるのかはかなり謎です。

しばらく走ってから、ポシェットは馬飼いの人が引き受けてくれました。はじめから言って欲しかったのですが、鞍に座ろうとするのではなく、腰を浮かせて足を踏ん張って立つような格好のほうがいいとのことでした。

その通りにしたところ、振り落とされそうな感じはなくなり、だいぶ楽になりました。半分くらい行ってからやっと教えてくれたので、後で分かったのですが、鞍にこすられておしりの皮が少し擦りむけていました。

途中休憩でパオに寄り、おばあちゃんがモンゴル式のミルクティー「奶茶(ナイチャー)」と、それに合わせて食べるモンゴル式の種々の乳製品やスナックなどを出してくれました。

さまざまな食べ物を少しずつ味見できたので、あとでお土産を買うときの参考になりました。

旅2日目 ひたすら草原と羊の群れを満喫

草原

ツアーの他の人と私たちとは2日目から別のコースだったため、私たち2人だけ別の車に乗ることになりました。

運転手は副業としてやっているとのことで、車を走らせるのが好きなことをうかがわせるスポーツカータイプの自家用車に私たちを乗せて、旅行社に指示された場所に連れて行ってくれます。

この日は主に「乌拉盖(ウーラーガイ)」草原と呼ばれる草原を走りました。

ちょっとおもしろかったのは、私たちを迎えに来た時、運転手の奥さんと子供も一緒に乗っていたことです。途中で奥さんの実家に降ろして行くとのことでした。

せっかく遠出するのでついでに、ということでしょうが、仕事と私用を入り混ぜるアバウトさがこちらならではだと思いました。

ツアーとは言え、運転手と自分たちだけという気楽な旅になったおかげで、好きなところで停まってもらい写真を撮ることができました。ひたすら草原の中の道を走り続けていると、途中羊やヤギ、馬や牛の群れを見かけます。

動物が道路を横切ることもあります。今度羊の群れが近くにいたら車を停めて、などとお願いをすると、まるで家族のドライブのように適当に停まってくれます。

羊はモコモコとしていて穏やかでかわいらしく、数十匹から100匹ほどの群れで無心に草を食んでいます。ここの羊はあまり汚れておらず、緑の中に白い羊は絵になるので、夢中になって写真を撮ります。

草原の広大さを撮りたい場合は、写真ではもの足りず、動画で360度風景を撮るほうが、感じが伝わるようでした。

天気にも恵まれ、青空の下見渡す限りの草原を走り抜けました。250kmほどの距離を走りました。途中「天鹅湖(ティエンアーフー)」という湖にも行ったり、天然の川魚を食べたりもしました。

小さな町に宿泊したため、外国人が泊まるようなホテルは無く、「旅馆(リューグァン)」という簡素な宿泊施設に泊まりました。とは言え、町では一番いいレベルとのことで、新しく清潔で快適でした。

宿泊施設の人からは外国人ということでかなりもの珍しがられました。

夕食はおすすめの場所を聞いて行き、羊肉入りの麺を食べたのですが、普通の麺類の値段と変わらない13元くらいなのに、かなり大きい肉が惜しげもなくゴロゴロ入っていて、さすが生産地は違うと思いました。

羊

旅3日目 独特の景色を鑑賞、モンゴル民族衣装の写真撮影

草原

この日は天気が少し崩れました。

「九曲湾(ジウチューワン)」では、草原の中を流れている河が曲がりくねっている独特の地形を見ることができます。高い丘になって見渡せる場所が観光スポットになっており、車を降りて徒歩で登ることになります。

小雨と強い風があって少し残念でしたが、下に見える宿泊用のパオやログハウスのような家々も美しく、牧歌的で美しい風景でした。

防寒具を持って行こう

このように天気が崩れた時や、朝晩の草原は冷えるので、夏でもウインドブレーカーや厚めのパーカーのような防寒具が必要です。「どうしても寒かったら現地で買えばいい」という考えは、草原では通用しません。

車に乗って300kmほどで1日目に降り立った駅のある「锡林浩特」に戻ります。このツアーにはモンゴル民族衣装で写真を撮るというサービスが付いていたので、最後に公園に行って、服の上から衣装を簡単に着せてもらい、写真も撮りました。

「锡林浩特」に戻る途中で拾って来た家族も一緒に公園に行ったというのが、これまた中国らしかったです。雰囲気のいい家族だったので、アットホームな感じでいいかという感じでした。

スーパーマーケットにも寄ってもらい、自家用に多少のお土産を買い、食事もしてから寝台の列車に乗り、帰途に着きました。

普通の草原旅行よりは少し値段が張りましたが、思い描いていた通りの美しい壮大な草原をたっぷり堪能することができ、心から満足できる旅行でした。

まとめ

パオとサンセット

中国の草原に行くメリット

  • 日本では見られない果てしなく続く草原とかわいい羊の群れ。
  • ほかの国の草原より近くて手軽。
  • ある程度若くて健康なら、本格的な乗馬は草原ならではの経験。ただしリスクも考慮。

草原旅行するにあたっての注意

  • 時期は7月中旬~8月中旬くらいが最適。
  • 草原により草の質がかなり違うので、行き先は厳選して。
  • 朝晩や雨天に備え、防寒具を準備。
  • 草原の広大さを撮るには動画も利用。

広々とした、牧歌的で美しい世界を楽しめます。時間も費用も多少かかりますが、それだけの価値は十分あります。

いつも仕事に追われている、ビルばかりの景色に飽き飽きした、という方、果てしなく広がる大草原に身を置いてみるのはいかがですか?さわやかな気分転換ができることでしょう。

(1元=16、3元 2018年現在)

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