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中国で就職や転職をしたい!中国で働く前に知っておきたいこと

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中国就職

世界最大の人口を誇り、IT企業の急伸など経済面でも存在感の大きい中国。

そんな中国で働きたい!と思った場合、まずはどんな仕事があるのか、今までの仕事の経験は生かせるのか、ビザは?給料は?生活費は?など、とても気になるところですよね。

ここでは、中国での日本人の就職事情や待遇、働き方などを見ていきます。現地で働いている、あるいは働いていた日本人による記事もあわせてご紹介しているので、リンクから気になる記事を読み、彼らの生の声を把握して転職のチャンスにつなげてください。

※1元=約17円(2017年10月)

中国就職の5つのポイント

  • 中国の就職状況・特徴を知る
  • 中国語や英語などを勉強し幅を広げる
  • 中国で働く自分をイメージする
  • 専門知識を身につけ中華系企業も狙ってみる
  • 転職サイトを利用する

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中国における日本人の雇用・就職状況

ビル

近年の中国における製造関連企業の技術の伸びは凄まじいものがあります。今までであれば、日本から技術を学び、製品を作り……だったものが、中国企業独自の技術でも生産することが可能になりました。

また、売価の面でも日系企業と中国企業とでは差が大きく、さらに人件費も高騰しています。

そのような状況の中、外資企業に対しての税務上の優遇措置が廃止されたために中国での生産自体にうまみがなくなってきており、中国に進出していた日系企業は規模の縮小や撤退などの動きを見せています。

日系企業の中国での存在自体が危ぶまれているため、日本人に対しての募集枠も縮小しているのが現状です。

中国で働くことを選ぶ理由

中国就職を目指す日本人にとっては厳しい状況ですが、それでも中国での仕事を勝ち取ることは可能です。日本人が中国で働く理由にはどのようなものがあるのでしょうか。

日系企業の存在が危ぶまれてきているといっても、外務省の統計によると中国は世界の中でもっとも日系企業進出数が多い国です(2017年現在)。このことは、海外の中でも中国を選ぶ理由として大きなものになるでしょう。

また、地理的に日本からの距離が近いため、何かあったときにすぐに飛行機で帰れることも魅力の一つです。

さらに、英語圏の国ではないので、英語が話せなくても仕事があるという理由を挙げる人もいます。

中国で働く日本人の多い地域(上海、北京、深センなど)

中国に滞在している日本人の数は、外務省の海外在留邦人数調査統計によると全土で約12万人。海外ではもっとも日本人在住者の多いアメリカに次ぐ2番目の数となっています(2017年現在)。

中でも日系企業・日本人が多い地域は、上海、北京、深セン、蘇州、広州、大連などです。

各地域の特徴

上海エリア(上海、蘇州、杭州)

中国でもっとも多くの日本人在住者がいるのが上海です。2017年現在、約5万6000人の日本人が在住しています。日本企業の進出も多く、日本語のみでも生活することが可能です。

地下鉄、ショッピングモールも発展しており、日本と変わらない生活をすることができます。

北京

首都である北京には、日本人は8000人ほど滞在しています。

日本語のフリーペーパーや日本人会、サークル活動などがあり、日本人同士の交流も盛んです。

広州・深セン

広州には約2万人を超える日本人が在住しています。

また深センは、中国の代表的なIT企業であるテンセント、ファーウェイをはじめとする情報系企業が集まり、アジアのシリコンバレーと呼ばれるほど急成長している地域です。香港にも近く、人、企業の交流が盛んです。

天津

中国の中心的都市の一つ。2000人ほどの日本人が滞在しています。北京から約30分〜1時間の距離にあり、日系企業の進出も進んでいます。

サークルや日系のフリーペーパーがあり、日本語で情報を得ることができます。

大連

4800人ほどの日本人が滞在しています。中国の中でも親日地域として知られ、数多くの日系企業が進出しています。

日本語のみの求人なども見つかるので、はじめての就職先に大連を選ぶ方も多いです。

瀋陽

約1500人の日本人が滞在。大連の北に位置し、日系企業の進出も進んでいます。

大連から新幹線で行くことができるため、大連から瀋陽へ、瀋陽から大連への交流も盛んです。

青島

2400人ほどの日本人が滞在しています。繊維系日系企業の進出が盛んです。

日本語の情報誌、サークル活動、日本食レストランも数多くあり、中国語が得意でなくても生活可能です。

重慶

約900人の日本人が滞在しています。日本クラブがあり、三井物産、日本通運など日本の大手企業が参加しています。

日本人向けサービスは縮小傾向

このような日本人が多い地域では、これまでサービスを提供する会社、例えば以下のような企業なども付随して進出していました。

  • 日本人向けに部屋を仲介する不動産業者
  • 日系企業を対象にしたコンサルタント会社
  • ビザ取得会社
  • 物流(引っ越し関連含む)
  • カルチャー(資格取得)の学校
  • 子ども向けの塾
  • 美容院
  • メディア・情報誌

しかし、その市場も規模が縮小しているか、あるいは中国人向けに特化していく傾向にあります。

とはいえ、日本人向けの求人はあるので、中国で働くチャンスはまだまだあります

中国内陸部にビジネスの場が移動

武漢

中国政府は2012年の第18回党大会において、「2020年までに中国国民の所得を倍増させる」という「所得倍増計画」を発表しています。

これにより中国では人件費が毎年高騰しており、主に沿岸部で工場などを建設・運営していた企業は、安い人件費を求めて武漢などの内陸部へ移転しています。

内陸部での日本人向け求人が増加中

中国において大都市といわれる地域は、これまで東側沿岸部に多くありました。しかし現在、内陸部でも大都市化している場所がたくさんあります。

人件費がもともと低いため沿岸部よりも安く雇用できるとあって、多くの企業が内陸部へ移転し、それに伴って募集がかかる地域も内陸部へと移動しています。

今後、中国内陸部でも人件費は当然、高騰していくでしょう。

また、日系企業を含む海外資本の企業については、中国を「安く生産するための工場」から「販売先」に転換する内販拡大型の企業が生き残っていくと考えられます。

沿岸部にこだわらず柔軟に

中国で働くなら都会がいい!と漠然と考えて沿岸部(上海など)にこだわっていると、なかなか思うように決まらないという声もよく聞きます。中国で働く意味をしっかりと考え、沿岸部にこだわらず内陸部へも目を向けることが大切です。

上海での就職が不可能かといえば、そうではありません。ただし、一地域にこだわりすぎず柔軟に地域を選択していくことが中国就職の実現につながっていくのです。

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中国で多い日本人向け求人の業種・職種

仕事

後述しますが、中国では外国人に対する就労ビザが下りにくくなっています。

しかし、それでも中国でやっていくと決めた日系企業はまだまだあり、その大規模な市場を念頭に「中国で売れる製品を作る!」「中国で受け入れられるサービスを提供する!」と頑張っている企業があります。

では、具体的にどんな業種や職種の求人があるのでしょうか。

日本人向けに多い業種

以前より数は減少していますが、技術関連(自動車、ゴム、プラスチック成型、金属・プレス、電子機器)などの企業の求人は引き続きあります。

また、建設、不動産、IT関連、日系企業や日本と取り引きを持つ中国系の企業などで募集が出ています。特に、専門知識を持った人材は中国でも重宝されます。

日本人向けに多い職種

営業職

次に職種ですが、最も多いのが営業職です。会社の顔として、外に出て日系企業、または中国系企業にアピールする営業職はどの会社でも必要とされています。

売り上げを上げるための窓口となる営業職はやはり日本人で、という判断からでしょう。

事務的なポジションはどんどん中国人に移行する傾向ですが、営業職はまだまだ日本人を求める企業が多いのです。

ただ、以前は若くて、バイタリティーがあって、日本語さえできればといった条件での営業職の募集も見られましたが、現在ではやはりある程度のコミュニケーションが取れる語学力が求められています

生産関連の技術者(品質管理・生産管理)

自社で生産している製品についての技術を持つ人や、実際の現場を監督するポジション、工員に技術を指導するポジション、品質管理・生産管理などの求人があります。

購買・物流担当

工場勤務経験のある文系の方であれば、購買・物流担当なども募集が出ています。

建設現場監督・施工管理者

建設関連であれば、現場監督、施工管理者など、現場作業員をまとめるポジションなどの求人があります。

中国の就労ビザを取得するには

外国人就業証

外国人就労者のランク付け

中国政府は昨年(2016年)、2017年4月以降に外国人就労者をA、B、Cとランク付けし管理していくことを発表しました。

このランク付けの意義は、優秀な人材の流入を促進する一方、ハイレベルではない人材を抑制し、中国国内の一般労働者の雇用を守ることにあります。

ランク付けの主な基準

  • Aランク:中国政府から選ばれた人、国際的に認められた資格などを保有する人、優秀と認められた若者、ポイント制(後述)で85点以上の人など
  • Bランク:中国の大学で修士以上の学力を持つ人、世界の大学ランキング100位以内の大学で学位を取得した人、外国語の教員、ポイント制で60点以上85点未満の人など
  • Cランク:行政機関からの許可により雇用された人、中国と外国政府との協議に基づいて雇用された人、インターン生、季節労働者など

ポイント制とは

中国の就職先で支給される年俸の額、教育の程度(博士、修士、学士)や卒業した大学のレベル、勤務時間、中国語のレベル、年齢など決められた項目にそれぞれポイントが設定されており、その合計点で判断されます。

各レベルの条件をあらためて見てみると、ポイントの合計が85点以上であればA、60以上85点未満であればB、60点未満であればCとなるようです。

ビザ取得がより困難になる可能性

これまでであれば、技術を持った人やバイタリティーを持った若者など会社が必要と判断した人材であれば、ビザの取得もそれほど困難ではありませんでした。

しかし、外国人に対する就労ビザの発行は年々厳しくなっているのが現状です。特に北京では近年審査が厳しく、大学学部卒以上の学歴と、2年以上の関連職歴が必須であるといわれています。

さらに今後、このランク付けが厳密に行われると、技術を持っているが高校までしか出ていない、若いけれど語学力が高くないといった人のビザの取得に影響が出てくることが懸念されています。

就労ビザ取得の流れ

中国の就労ビザを取得する手順は以下のようになります。

  1. 中国を訪問し、必要書類を申請・取得
  2. 書類を持ち日本へ帰国
  3. 日本で申請後、必要書類を持って中国へ行き就労ビザを取得

地方によって手続きに差異があるので、詳しい情報は専門機関に問い合わせてください。

中国で日系企業の海外駐在員として働くには

中国に進出する日系企業の多さから、中国駐在員の募集も多く出ています。例えば、現地子会社の社長(総経理)、副社長(副総経理)、マネージャー、工場長、エンジニアなどの求人が多いです。

特に海外駐在員は、給料や待遇が現地採用社員よりも高くなります。自分の力を試してみたいという方はこちらを狙いましょう。

中国で駐在員として働くための方法は2つです。

  • 中国に子会社・関連会社のある企業に転職する
  • 中国駐在員を募集している求人に応募する

中国というだけで良くないイメージを持つ人が多いため、中国駐在員は比較的狙い目です。スキル、業務経験、中国語を身につけて駐在員を目指しましょう。

中国で日本語のみで働くには

中国語が苦手、でも中国で働きたいという場合、どのような選択肢があるのでしょうか。もちろん企業により異なりますが、中国でも日本語のみで働ける仕事はあります。

  • 日系企業への営業
  • エンジニア
  • デザイナー
  • 不動産仲介会社の日本人部門
  • 日系クリニックの受付
  • 日本人学校の先生
  • 日本語教師
  • コールセンタースタッフ

日本語のみで働きたいなら、これらの仕事に絞って探してみると見つけやすくなります。

ただし、中国には日本語が流ちょうな人がたくさんいるため、日本語ネイティブであるというだけで優位に立つのは厳しいのが現状です。日本人ならではの高い品質や、相手の立場に立ったサービスが求められていると考えるとよいでしょう。

新卒で中国で働くには

2019年現在、中国で新卒で就職するのは非常に厳しい状況になっています。

上述したように外国人就労者に対してのランク付けがあるため、最低でも何年かの就労経験が必要です。就労経験がない場合、何かしらの高度な専門知識が求められます。

どうしても新卒で中国で働きたい場合は、中国だけに絞らず日本国内で中国と関係のある企業を探すなど、複数の選択肢を持つようにしましょう。

中国の大手企業

中国の有名な企業としては、

  • 家電のハイアール
  • 電子機器のレノボ、ファーウェイ、シャオミ
  • インターネット関連ではテンセント、百度(バイドゥ)、アリババ
  • 金融では中国工商銀行、中国建設銀行
  • 通信のチャイナ・モバイル
  • 石油の中国石油
  • 航空会社の中国国際航空、中国南方航空、中国東方航空

などがあります。

中国の上場企業を業種別に分類すると、多い方から金融業が22.7%、工業が15.4%、非日常消費財産業が14.0%を占めています。

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中国で働いた場合の給料相場

中国元

働く上で気になるのがお給料。どのくらいの額がもらえるのか、相場を知っておきたいですよね。

中国においては地域によってかなりの差があります

地域ごとの給料額目安

まずは筆者が働いていた華南地域を例に取ってみます。

華南地域の目安の給与額(1カ月)

  • 営業職の若手レベル:1万2000〜1万6000元(約20万4000〜27万2000円)
  • 熟練営業マン:2万元(約34万円)〜
  • 技術職(専門職):2万〜3万元(約34万〜51万円)

を提示している企業が多いです。

持っている技術がその企業の製品に合致しているかどうかで決まってくるので、3万元(約51万円)まで検討と提示されていても、まずは2万元(約34万円)ぐらいからで様子を見たいといったことも多々あります。

購買や物流担当だと1万5000〜2万元(約25万5000〜34万円)の提示が比較的多いように感じます。

大連の目安の給与額(1カ月)

  • 管理・品質管理・技術指導:1万〜3万元(約17万〜51万円)
  • エンジニア、技術者:1万〜2万5000元(約17万〜42万5000円)
  • 営業(セールス):7000〜2万5000元(約11万9000〜42万5000円)
  • カスタマーサポート・コールセンター:6000〜2万元(約10万2000〜34万円)

これらの金額はあくまでも目安であり、経験によって提示額よりも下回る可能性もあることを頭に入れておいてください。

中国での生活費

お給料について紹介しましたが、中国で生活するとなると生活費はどのくらいかかるのでしょうか。

一般に、安全が確保できる範囲で住居にかかる費用を下げ、さらに自炊することで全体の生活費を少なくすることができます。また、最初から社宅付きの求人を選ぶと家賃などを抑えることが可能です。

ここでは、北京と大連に住む日本人の例をご紹介します。詳細や内訳は各項目の下にある記事をお読みください(円換算額はそれぞれ記事より抜粋)。

北京

  • 夫婦で北西部のローカルマンション群に住んだ場合:1カ月の生活費は約8575元(約13万7200円)

家賃が出費の大半を占める一方で光熱費、通信費、交通費、食費(自炊メイン)は安く抑えられるそうです。

大連

  • 1人でかなり節約して生活した場合:1カ月の生活費は約4000元(約6万380円)
  • 1人でよく外食や買い物をする場合:1カ月の生活費は約6000元(約9万580円)

これは1人で住む場合の最低限の費用です。下の記事では、大連での家族3人暮らしの生活費が紹介されています。

中国のビジネス文化

真面目で残業もこなす人が多い日本に比べ、中国での働き方はどのようなものなのでしょうか。

中国人は合理的で、残業をしない、求められること以上の仕事はしないという考え方が一般的です。また、納期が遅れがちなこと、トラブルを隠す面があることなども知っておいた方がよさそうですね。

詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

中国人の反日感情とは

日本で何かしらの政治的な動きがあると、その都度起こる反日感情。実際、2012年に尖閣諸島が国有化された時は華南地区でも毎週大きなデモが行われ、「外で日本語は話すな」とか「日本食屋には行かない方がいい」など、日本人の間でも話題になりました。

確かに、日本人だと分かると暴力こそ振るわれないものの、個人的に言葉による嫌がらせを受けるようなこともありました。

具体的には、タクシー運転手から「日本人を乗せたら料金を上乗せでもらえと会社から言われている。だから乗車料金にプラスして50元(約850円)くれ」とういようなことを言われたのです。

国ではなく人との関係を築く

そんなことがあった一方で、日常生活においては、私の周りの中国人は「国と国、人と人の関係はまた別問題」としっかり分けて考えている人がほとんどでした。

反日感情に囚われることなく、人対人の関係性を築いていくことが大切だと思います。

まとめ〜実力をつけて中国に挑戦しよう

現在、中国における日本人の就職は以前ほど簡単にはいかない状況になっています。一昔前であれば、仕事があれば何でもいい、何とかなるだろうで、実際に何とかなっていました。

しかし、中国も今では技術、市場の規模、購買力などで日本に追いつくどころか追い越した感さえあり、働く人も、実力をつけた上で中国市場で勝負するというようになってきていると感じています。

中国で働く意味や目的を自分の中で明確にし、そのために必要な準備をしっかりとして中国に臨んでください。

※この記事の内容は2017年10月現在のものです。

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