日々発展を続けている中国。物価もどんどん上がっています。実際、私が北京に来た3年前とは大きく異なっています。2、3年前の情報はすでに古いものと言えます。
時々日本の友人から「今の中国の物価ってどうなの?」と聞かれますが、正直とても答えにくいです。なぜなら、日本と同等または高い物は増えてきていますが、しかし日本より安い物も多くあるからです。
今回は中国の首都北京から、2018年現在、人々はどれくらいの物価で生活しているのかをお届けします。※1元=約16.38円
北京のスーパーの値段
スーパーで買う野菜や果物の値段は、日本よりずいぶん安いです。特に旬のものは安くなります。
例えば写真のスイカは家から1番近いスーパーで購入したのですが、半玉で⒐48元です。2018年8月のレートで約155円。驚きの安さです。
おそらく中国は価格調整などしていないのではないでしょうか。採れた分すべて出荷しているので、旬のものは価格崩壊レベルでいただけるのではと考えています。
消費者からすると嬉しいです。写真のスイカは私が責任を持って1人で食べきりました。甘くて美味しかったです。
他にスーパーでどれくらいの値段で購入できるのか、例をあげておきます。
- ニラ1袋:50円
- ほうれん草1袋:160円
- えのき400g: 75円
- 玉子Lサイズ12個入:245円
- 豚バラ肉100g:80円
- 鳥胸肉100g:35円
- 秋刀魚100g:45円
- 海老100g:115円
北京のレストランの値段
レストランで外食する時の予算はピンからキリです。例えば多くの地元の方が利用する写真のラーメン屋さんは、1杯15元です。日本円で約250円です。
この時は夜遅くに食べに行ったので、お店の方が余ってもしょうがないと麺を大盛りにしてくれました。地元の庶民の方達も利用しているお店は、だいたい1人20元(約330円)出せばお腹いっぱいになります。
逆に1人100元(約1,640円)以上かかるお店もたくさんあります。へたすると200元くらいあっという間にいきます。
北京の中心部でちょっとお茶しようと思って入ったカフェで、ケーキ1個とコーヒー1杯で1,000円かかった時は、東京と同じ物価レベルだと感じました。
そのような店の特徴は、まず隣近所もキレイな建物で、お客さん達の着ている服がシャレています。
外資系企業代表マクドナルドの値段
外資系のお店はどうなのでしょうか。北京で生活していると、基本的に外国の物は高いと感じます。マクドナルドの商品を比較してみましょう。
ハンバーガー
- 日本:100円
- 北京:9元(約150円)
ポテトのMサイズ
- 日本:270円
- 北京:11元(約180円)
マックフルーリーオレオクッキー
- 日本:230円
- 北京:13.5元(約220円)
ハンバーガーは北京の方が高いですが、ポテトは日本の方が高いですね。マックフルーリーオレオクッキーは10円の差でほぼ同じ値段です。結論としては、だいたい日本と同じレベルの値段、でよいでしょうか。
北京での交通費
交通費は日本と比べてまだまだ安いです。
地下鉄
北京の地下鉄はキレイで発展しています。乗る前に荷物検査があります。もし荷物検査後に係員が何か言ってきたら、荷物の中の液体を出せと言っている可能性が高いので、水筒やペットボトルを渡してください。すぐに返してくれますから大丈夫です。
料金ですが、4、5駅なら4元(約65円)ほどです。昨日は7駅乗ってから乗り換えてさらに6駅乗り、合計7元(約115円)でした。
バス
バスはとても安いです。私はだいたい2元(約33円)で目的地に行けます。さらに、写真のカードにお金をチャージして支払うと割引になります。2元が1元になったりします。
バスの安さを考えると、地下鉄が高く感じてしまいますね。しかしバスにもしっかりデメリットがあります。朝と夕方の渋滞がひどく到着時間が読みにくいことと、運転が荒いことです。
急ブレーキは当たり前です。立っている乗客がドミノ倒しのようになります。また運転手は、普通に片手に携帯電話を持ってプライベートの電話をしながら運転しています。
たしか私は日本の自動車教習所で、ヒヤリハットをできる限り避けるように教えられた気がします。こちらではヒヤリハットがない日はありません。できる限りヒヤリハットで動いています。
タクシー
地下鉄、バスと比べると割高ですが、日本より安いです。この間乗った時は、30分かかった場所で50元(約820円)でした。タクシーも運転が荒いので、シートベルトを付けてください。
ちなみにドアは自動ではありません。自分で開けます。右側通行なので、右側から降りましょう。
北京の家賃
中国人の友人夫婦は、寝室とリビング、台所のアパートで1カ月5,500元(約90,000円)で住んでいます。この間遊びに行きましたが、リビングは6畳くらい、寝室は8畳くらいでした。
家賃は毎年上がることが多いです。ここ数年、異常な値上がりをしています。大家さんによって采配は違いますが、韓国人の友人は1年前より1,000元(約16,000円)上げられたので、引っ越しせざるを得ませんでした。
北京に住みたい人が多いので、大家さんは強気なのです。需要に供給が追いついていない状態です。
まとめ
家賃以外はまだまだ日本より安いですね。実際多くの中国人の友人は、給料の半分以上を家賃にとられています。
今後北京に留学予定の方は、学校の寮を使ったほうがよいでしょう。仕事で来る場合は、会社の寮を使う、あるいは会社に家賃を負担してもらうことで経済的負担を軽減してください。そうすれば、きっと楽しく北京生活を送れるでしょう。
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