メキシコの冬は意外と寒く、メキシコシティでは11〜1月の時期は朝晩とても冷え込みます。そんな、寒い冬でも食べたいおすすめのスイーツがあります。今回はメキシコの冬の味覚をご紹介します。
メキシコのあったかドリンク「ポンチェ」
冬の時期になると、夜に街のあちこちで「RICOS PONCHES (おいしいポンチェ)」と書いた屋台やお店を見かけるようになります。
ポンチェとは、りんご、グアバ、サトウキビの茎、レーズン、その他メキシコのフルーツを黒糖やシナモンと一緒に煮込んだ、寒い冬にぴったりのホットドリンクです。フルーツの自然な甘酸っぱさとシナモンのスパイシーな香りに癒されます。
一緒に煮込まれたフルーツもカップにたくさん入れてくれ、飲むだけではなくフルーツも食べることができ、身も心も暖まることでしょう。
また、お店によって入っているフルーツや味付けが微妙に異なっていたり、テキーラやブランデーなどのお酒を少しを入れて売っている場合もあります。
メキシコ版焼きいも「カモテ」
日本の秋冬の定番といえば焼きいもですが、メキシコにも焼きいもがあります。スペイン語で「カモテ (Camote)」と言い、小さな屋台の車で売られています。
屋台には小さな煙突があり、汽車の汽笛のような大きな音をさせながら売っているので、遠くにいてもすぐにわかるほどです。
メキシコのさつまいもは日本のものに比べて甘さが少なめです。ですから、ハチミツ(miel)や練乳(lechera)をたっぷりかけて食べるのがメキシコ流となっています。
ハチミツ、練乳が要らない場合は、シンナダ sin nada(何も無しで)と注文するのをお忘れなく。
期間限定のパン「ロスカ」
クリスマスから1月初旬、メキシコのパン屋さんは「ロスカ・デ・レジェス(Rosca de Reyes)」という大きいリング型のパンで埋め尽くされます。
メキシコでは、サンタクロースではなく1月6日にレジェス マゴス(Reyes Magos)という3人の神様が子どもたちにプレゼントを運んできてくれるという言い伝えがあり、1月6日およびその時期にロスカを食べ、ホットチョコレートドリンクを飲むのがお決まりになっています。
このロスカは、丸いリング型の甘いパンで、表面にはいちじく、チェリーなどのフルーツで飾られています。最近では、中にクリームが入っているものやパン生地がデニッシュになっているものなども売られるようになってきました。
また、このロスカの中にプラスチックの小さな赤ちゃんの人形が数個入っているのです。
これは生まれたばかりのイエスキリストを模したもので、切り分けられたパンにこの人形が入っていた人は、2月2日に家族にタマル(とうもろこし粉で作ったちまき)とアトーレ(コーンスターチで作った飲み物)をごちそうしなければならないという、ちょっと楽しい習慣があります。
家庭だけでなく、学校や職場でも食べられていて、今年は誰がごちそうするかみんなでワイワイ楽しむのがメキシコスタイルです。
まとめ
どれも肌寒い冬の時期にしか出会うことのできないメキシコの冬の味覚ですので、是非一度味わってみてはどうでしょうか。寒い冬をこれらのメキシコの食べ物で暖かく楽しく乗り切りませんか?
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