メキシコへ移住が決まったら何をすればいい?メキシコ生活前にやっておきたい5つのこと

メキシコ メキシコ生活・移住

留学や仕事、また結婚などさまざまな理由で、メキシコに長期滞在や移住をされる方がいらっしゃると思います。初めてのメキシコ生活はイメージがわかず、色々と不安になりますよね。私も主人の仕事の都合で現在メキシコで生活をしていますが、いまだに手探り状態です。

今回は主婦の目線から、メキシコへ移住するためにやっておきたいことを経験を踏まえてご紹介します。

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メキシコ移住前にスペイン語を学んでおく

スペイン語の看板

メキシコの公用語はスペイン語です。メキシコへの移住が決まったとき、私はアメリカの下にある国なので当然、英語も使われているだろうと思いこんでいて、スペイン語をあまり勉強していきませんでした。

ところがメキシコに来てから、その考えが甘すぎたことをすぐに実感しました。残念ながらメキシコでは、ほとんどの方が英語を使わないのです。もちろん喋れる方もいるのですが、特別なことがない限り日常で使う言語はスペイン語のみとなります。

スペイン語が分からず1番困るのが買い物です。レジで金額を言われても困らないよう、数字は移住前に覚えておくことをおすすめします。

またメキシコ人のご近所さんと交流する機会もありますので、簡単なスペイン語のあいさつができるようにしておくと、すぐに打ちとけられます。

メキシコ人の挨拶の仕方を知っておく

メキシコ人の挨拶

メキシコでは、挨拶をするときに頬に軽くキスをする習慣があります。実際は頬をつけた状態でキスをする音を放っているだけなのですが、日本ではこのような挨拶がないため、躊躇してしまうかと思います。

しかしメキシコでは一般的な挨拶なので、移住前にぜひ知っておきましょう。私はこの挨拶(スペイン語で「ベソ」といいます)を、移住した当日に早速経験しました。

ベソの仕方は簡単です。軽くハグをしながら相手の右頰に自分の右頰を軽くつけて、キスの音を1度放つだけです。

この挨拶は女性同士、男女間で行い、男性同士では握手か軽いハグのみにとどめます。

メキシコの生活習慣を知っておく

メキシコの食事

移住生活は、到着したその日から始まります。生活習慣によっては、守らないと大変なことになってしまうものもあるので、移住前にしっかり調べておきましょう。

私が移住前に知っておいて良かったことを3つ紹介します。

野菜や果物は、調理前に専用の消毒液で消毒する

メキシコで生活するうえで重要なのが、野菜や果物は調理前に専用の消毒液を使って消毒することです。これをしないと病気になる危険性があります。

消毒液を使用する理由

まず、メキシコでは水道水は飲めません。あまり清潔ではないためです。なので水道水で洗っただけでは、野菜はきれいになりません。

またメキシコでは野菜や果物が、良い環境で栽培されていません。水が豊かな国ではないので、下水を使って栽培していることがあります。

そのためメキシコ産の野菜や果物には、寄生虫や微生物が付着しているため、十分に洗浄しないと体内に寄生虫を飼うことになったり、激しい腹痛と下痢に見舞われたりします。

消毒液の使い方

消毒液

消毒液

消毒液

スーパーの野菜売り場には、専用の消毒液が並んでいるので、移住生活が始まったらさっそく購入しましょう。

使い方は簡単です。1リットルの水に消毒液を8滴たらし、野菜を10分間つけるだけです。15分間待つと水道水も飲むことができます。

また同じく1リットルの水に消毒液を15滴たらし15分間つけおくだけで、哺乳瓶や調理器具の消毒もすることができます。

消毒液につけた後は、洗い流さずに調理してください。不安に思うかもしれませんが、消毒液の成分には銀イオンが含まれていて、体内に取り込んでも新陳代謝機能や免疫機能により、速やかに排出されるので心配はないそうです。

欧米では健康のために、銀イオン水を飲用する民間療法もさかんなのだそうです。

それでも心配な方は、ミネラルウォーターで軽くすすいでください。このとき間違っても水道水ですすがないように気をつけてください。

チップをあげる

メキシコでは、チップをあげる習慣があります。日本にはない習慣なので、うっかり忘れてしまいがちですが、チップをあげなかったり少額だと、相手に不快感を与えてしまうので注意してください。

中級〜高級レストランでは、お会計のときに10〜15%を目安にチップをあげましょう。

またスーパーマーケットでは、レジに買った品物をバッグに詰めてくれるバッグ係がいます。彼らのほとんどは60歳以上の年金生活者なので、彼らの生活を助けるためにもチップをあげましょう。

相場は袋詰めの量が少なければ2ペソ(12円)程度、量が多ければ5ペソ(30円)程度です。

※2018年12月現在、1ペソ 約6円

トイレ事情に気をつける

メキシコのトイレは水圧が低く詰まりやすいので、トイレットペーパーを流すことができません。流すことができるところもありますが、自宅のトイレにも気をつけてください。

外出先で使用する場合も、便器の横にゴミ箱がある場合は使用したトイレットペーパーは流さずに、そこに捨ててください。

日本で使い慣れたものをメキシコへ持っていく

綿棒

移住となると、日本に頻繁に帰ることができません。

海外で生活するのに、生活用品はいずれその国で自分に合ったものを見つけていけばよいですが、はじめは生活環境が一変するので、いきなり身の回りのものを全て変えてしまうのはストレスになってしまいます。

ささいなことなのですが、新生活に慣れるまで、または自分に合った現地のものが見つかるまでは、日本で使い慣れたものを移住前に買いだめして持っていくことをおすすめします。

私が実際に持ってきて良かったものを、4つ紹介します。

歯ブラシ

海外の歯ブラシはヘッドが大きいものが多く、メキシコもこの様なタイプが主流です。私は日本で使い慣れたヘッドの小さいものを大量に持ってきて使っています。

食品用キッチンラップ

メキシコのキッチンラップは薄くくっつきやすいので、ロール芯からスムーズに剥がれず、毎回イライラします。

本当にささいなことなのですが、メキシコ生活で唯一、いまだにストレスになっているので、日本のキッチンラップを大量に買いだめすることをおすすめします。

排水溝の髪の毛キャッチャー

髪の毛キャッチャー

メキシコのシャワー・ルームの排水溝は、割と大きな隙間が空いているので抜けた髪の毛はどんどん流れていきます。そのまま流れていくのかと思いきや、案の定詰まってしまい、放っておくと水が流れなくなってしまいます

しかしメキシコで髪の毛キャッチャーを探しても、これといったものがないので日本から持っていくと便利です。

生理用品

女性にとって大事なものなので、不安な方は日本のものを持参することをおすすめします。

メキシコのナプキンは吸水力は悪くないものの、サイズが最大32㎝と人によってはやや物足りないかもしれません

引越しで荷物を送る際は、規定により運送会社による船便や空輸便では送れませんので、自身のスーツケースで持ち運ぶことをおすすめします。

メキシコ移住前に予防接種を受けておく

予防接種

海外渡航先の国や地域によっては、予防接種が推奨、あるいは義務づけられています。また海外赴任や留学の場合は、企業や学校から要求されることもあるので、移住前に確認をし、なるべく予防接種を受けるようにしてください。

ちなみにメキシコでは渡航前に麻疹、風疹、破傷風のほか、A型肝炎、B型肝炎、狂犬病、腸チフスなどの予防接種が推奨されています。

予防接種にはタイムスケジュールがありますので、複数の予防接種を受けたい方は、出発の日までに余裕を持って準備してください。

私はスケジュール的に時間が足りなかったので、全部受けることができませんでした。

医師と相談して、食べ物から感染するA型肝炎と腸チフスの予防接種を、それから年齢的なものでMMR(麻疹、風疹、おたふく風邪)の予防接種を受けてきました。

まとめ

海外へ移住するとなると、言語の違いや環境の違いから不安になることもあると思います。実際海外で生活を始めてみると、思いもよらぬ文化や習慣の違いを実感することになります。

いきなりその違いに直面し慌てふためくより、移住前に少しでもその国のことを調べておけば、気分的に文化や習慣の違いを楽しめるようになると思います。

メキシコは日本とだいぶ異なる生活習慣を持っていますが、1度経験してしまえばすぐに慣れるものばかりです。なによりメキシコの人は明るく親切な人ばかりで、仲良くなると、困ったことがあればすぐに助けてくれます

移住が決まったらあまり考えこんで不安にならず、むしろ新たな国の生活を楽しみに移住準備を始めてみてください。

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