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ブラジルでの銀行口座の開設方法

お金

ブラジル生活をはじめるにあたって、お給料の入金や家賃や光熱費の支払い、日本への送金&入金のためにも、なるべく早く開設しておきたい銀行口座

ブラジルでは銀行口座を開設するには、まず、CPFという身分証明カードが必要になります。

つまり、ブラジルについたらまず、CPFを取得する必要があります。

面倒だと思うかもしれませんが、CPFは日常生活で活用することも多い大切な身分証です。

今回は口座の開設の仕方や使い方とあわせて、CPFの取得方法をも紹介していきたいと思います!

目次

ブラジルでの銀行口座開設方法

ブラジルのお金

開設方法はいたって簡単で、希望の銀行の受付で「口座を開設したい(Quero abrir uma conta)」といえば、以下の身分証や書類を提出するだけです。

口座開設時の必要書類

  • 居住許可(ビザ)
  • パスポート
  • 国税カード-CPF
  • 居住地の証明ができるもの(光熱費の請求書など)
  • 給料明細

その場で契約書の控えがもらえ、カードは後日自宅に送付されます。

ブラジルの銀行カード

ブラジルの郵便局は配達が予定よりも遅れることが普通ですが、あまりにも遅いようだったり心配だったりする場合は、最寄りの郵便局に行って確認してもらうといいかもしれません。

ブラジルでは預金通帳はもらえませんが、ATMを利用した際には、契約のとき登録した携帯電話番号にSMSが届きます。

銀行によっていろいろな口座のプランがありますが、大学生なら大学生用の口座(Conta Universitaria)がよいでしょう。

海外赴任などをしている社会人なら、年収やライフスタイルによって最良のプランは変わってくるので、会社の先輩や同僚など、周りにいる人に相談することをおすすめします。

しつこい勧誘には注意

注意すべきなのは、開設の際、場合によってはしつこい勧誘を受けたりすることです。

自分が希望していたプランとは違うもので開設されてしまう危険などもあります。

未然に防ぐには、友人や会社の人などに「どの支店がいいか?」と情報をもらうか、知人に銀行員がいるかどうかを聞いて、紹介してもらうといいかも知れません。

ブラジルで大切なのは、郵便局や銀行などに勤める人と親交を持つことです。

自分の意思を伝えられる程度のポルトガル語の語学力は必要だと思います。また、日本語を話せるスタッフはいないと思った方がいいと思います。

ポルトガル語を話せない場合は誰かに付き添いを頼むか、英語を日常会話レベルで習得しておいた方がいいと思います。

CPFの取得方法

CPF

CPFは他の身分証と比べると、とても簡単に取得できます。CPFを取得するにはまず、郵便局(correio)で5.70レアルの発行手数料を支払う必要があります。

郵便局でCPFの発行手数料を払いたいと伝え、

  • パスポート
  • 居住地の証明ができるもの(光熱費の請求書など)

を提示してください。

さらに母親のフルネームも求められるので、正確に表記された書類(日本人の名前は間違ってかかれることが多いので)を提示してください。ここで渡される領収証は絶対に捨てないでください。

次に国税庁(Receita Federal)に行き、CPFを取得したいことを伝えて

  • 郵便局で受け取った領収書
  • パスポート
  • パスポートの個人情報がのったページの宣誓翻訳

を提示すれば、その場でCPFカードを受け取ることができます

銀行アプリの活用

ブラジルではプリペイド携帯を使う人が多く、使いたい分だけチャージする際は、個人商店やコンビニエンスストアでチャージ用のカードを買うか、クレジットカードを使うか、ATMを利用することが多いです。

ですが、口座を開設した銀行のアプリをスマートフォンにダウンロードしておけば、ログイン用のパスワードとアプリ用のパスワードを入力することによって、簡単にチャージすることができます。

アプリで簡単チャージ

友人や家族の携帯代も、電話番号さえ知っていれば簡単にチャージすることができます。

また光熱費も、請求書に表記されているバーコードをスマートフォンのカメラによって簡単に読み取り支払うこともでき、もちろん残高の確認や振込、明細確認なども全てアプリから行えます。

アプリを利用して支払いなどをした場合には、領収書を画像もしくはPDFとして端末に保存することもできるので、ハッキングなどやインターネット状況に注意しなければいけない面もあります。

しかし、いちいちATMに行っている暇がない時などにはとても便利なツールなので、一度使ってみてはいかがでしょうか?

銀行口座解説体験談

私は大学の奨学金をもらうために、大学からブラジル銀行の口座が必要だと指定され、開設にいきました。

治安の良さから、中心街の交番のすぐ隣にある支店を選びました。

開店と同時に入店して、警備員に「新規で口座を開設したい」と伝えると、入口のすぐそばの小さなカウンターに案内され、座って待っているように指示されました。

私を担当してくれたのはベテランの日系人の女性でした。

どうやら、新規契約のための受付は顧客専用の受付と分けてあるようで、とても迅速に対応していただき、待ち時間はほぼゼロでした。

契約内容を聞き逃さないために「ポルトガル語の聞き取りが得意ではないので、ゆっくりと説明してください」とお願いしたところ、とても丁寧に対応してもらえました。

奨学金をもらうために口座が必要だと伝えた時も、「でしたら大学生用の維持費のあまりかからない専用の口座を開設させていただくこともできますが…」と最良のプランを教えてもらえました。

その場でネットバンキング用、ATM用、アプリ用の3つのパスワードを記入してすぐに開設することができました。

カードはそれから1週間後に自宅に送付されてきました。

クレジットカードとして使用はできないものの、実際に維持費は負担にならない程度で、預金にも不自然な変化もなく、しつこく勧誘されることもなく、それ以来とても満足して使えています。

私の場合は支店の接客態度について予備知識のない状態で、周りの治安から支店を選びましたが、良識がある人に担当してもらえて、かなりスムーズに開設できたのでとても運が良かった方だと思います。

ブラジルは待ち時間が本当に長いことが大半なので、なるべく営業開始時間などの人が少ない時間帯に行ってみるといいかもしれません。

まとめ

ブラジルではブラジル銀行(Banco do Brasil)、Caixa Econômica Federal、Itaú、Bradesco、Santanderなどが大手の銀行として有名です。

どれにしようかと迷ってしまうこともあると思います。

そんな時は、なるべく治安のいい所に支店やATMがある銀行を選んだり、周りの人からの評判を聞いて自分にあった銀行を選んでみてください。

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この記事を書いた人

ブラジルに移住して4年目の日系ブラジル人。
ポルトガル語を勉強しながら、大学で陽気な人たちとふれあったり、牧場に囲まれた小さな町でのんびりしたりと南米生活を満喫中。

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