家電が壊れた!カンボジアで家電を修理する流れ

カンボジアの修理屋 東南アジア

便利な生活に欠かせない存在となった家電。それはここカンボジアにおいても変わりません。洗濯機、冷蔵庫、エアコン、扇風機などたくさんの家電がカンボジアで使用されています。

しかし愛用の家電でも、長い間使っていれば調子が悪くなったり故障したりするもの。日本なら専門業者に修理を依頼できますが、もしカンボジアで家電が故障したら一体どうすればいいのでしょうか?

最近私の家の扇風機が壊れたため、それを例にしてご紹介します。

カンボジアの修理屋を探す

カンボジアの修理屋

家電の需要が増加するカンボジアでは、同時に家電修理の需要も高まっています。そのため、首都プノンペンには家電の修理屋がかなりの数存在します

扇風機、ラジオなど簡単な家電はどこでも修理してくれますし、大きいお店になれば業務用冷蔵庫や洗濯機などの大型家電の修理もやってくれます。

問題はそれをどうやって探すかですが…心配はいりません。修理屋の店先にはこんな看板が出ています。

カンボジア語が読めなくても、家電が描いてあるので問題なく探すことができますね。バイクで大通りを100メートルも走れば1軒くらいは見つかります。

私も意識して探すまでは気がつかなかったのですが、よく見てみると近所に3軒ほど修理屋があることがわかりました。それほど修理屋は身近な存在なのです。

余談ですがカンボジアには読み書きのできない人が少なくないので、さまざまなお店の看板に文字だけでなく写真や絵が載っています。何かのお店を探している時は看板を頼りに探すといいかもしれません。

修理のお願いをするときに使えるフレーズ

カンボジアで修理

次に修理を依頼しましょう。電話での予約は必要なく、家電を直接持ち込んで問題ありません。その場合はお店の人もすぐに修理だと察してくれますので、言語に自信がないなら直接の持ち込みの方がいいでしょう。

一応カンボジア語で役に立ちそうなフレーズを以下に書きます。

  • これ壊れています。(ニッ・コーイ)
  • 修理してくれませんか?(ソーム・チョチュオル・バーンテー?)
  • いくらですか?(タライ・ポンマーン?)
  • いつ終わりますか?(ペールナー・ボンチョップ?)

家電が大きくて持ち運びができない場合は、現地の人や在住者に専門の業者を紹介してもらいましょう。大きな修理屋は英語が通じる場合が多く、電話一本で修理に来てくれることもあるのでおすすめです。

私は扇風機を直接持ち込みましたが、近所にある1軒目の修理屋は既に仕事で手一杯ということで拒否されました。少し歩いて別の修理屋に行くと、そこは手が空いているということで快く引き受けてくれました。外観はこんな感じです。

いかにも個人がやっていそうな道端の修理屋です。

以下、どんなことを話したかをまとめます。

店「おう兄ちゃん。扇風機どうした?」

私「これ壊れちゃったんだけど、修理できる?」

店「ああできるとも。そこ置いといてくれ。5時には終わるだろう」

私「今日は4時から用事あるんだよね。明日受け取りでもいい?」

店「ああ、いいぜ」

私「修理費はいくらくらい?」

店「部品を変えるだけなら5ドルだな」

私「わかった。俺、◯◯(名前)。これ名刺ね。じゃあよろしく」

こんな感じでした。

何時に修理が終わるのか、修理費はいくらか、聞いておくといいでしょう。

その辺の道路脇にある個人の修理屋では預かり証なんて作りませんので、トラブル防止のために自分の名前や連絡先を教えておくと無駄なトラブルを避けられます。

修理された家電を受け取る

家電にもよりますが、修理は早ければその日のうちに、長ければ4日から1週間ほどで終わります。

前述の通り、私は次の日のお昼に扇風機を受け取りに行きました。

その時の会話は以下の通りです。

私「修理終わった?」

店「ああもう終わってるぞ。確認してくれ」

私「うん。おー、ちゃんと動いてる」

店「すげえだろ。ガハハハ」

私「それでお金は?」

店「昨日言った通り5ドルだ」

私「了解。どうもありがとう」

こんな感じで、無事に中身の生まれ変わった扇風機を持って帰りました。正直、ここまでしっかりと直してくれるとは思っていなかったので少し驚きました。

扇風機

写真ではわかりづらいかもしれませんが、昨日までうんともすんとも言わなかった扇風機が壊れる前と変わらず稼働しています。

1つだけ注意です。面倒に思えるかもしれませんが、修理後の動作確認は念入りにしましょう。修理屋さんは家電を分解して中身を丸々いじっていることがあるので、思わぬところに別の故障が見られるかもしれません。

わたしの扇風機の場合は機能がシンプルなので、電源と風の強さと首振りを確認して終わりました。

まとめ

いかがだったでしょうか?

プノンペンでは修理屋が多いせいか、値段競争が激しく、修理にかかるお金が非常に安いです。

またカンボジアは最近になって物がない貧しい時代を脱却した国ですので、物を大切にする文化が根付いているような気がします。

壊れたら買い換え派の方も、試しに一度修理に出してみてはいかがでしょうか?カンボジアの新しい一面に出会えるかもしれません。

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