移住や留学の前に、現地の物価やライフスタイルは把握しておくことは大切です。
南米というと、物価が安いイメージがあると思いますが、ブラジルは意外と物価の高い国です。最近だと国民食フェイジョンの値上がりがあったり、外国製の電気製品は基本的にいつでも高価だったり……。
日本食品も売ってはいても高く、だからといって日本から送ってもらうと関税(60%)がかかってしまいます。
そんなブラジルでも快適に過ごせるように、今回は一人暮らしをしていることを前提に、サンパウロでの1ヶ月の生活費をシミュレーションしていきたいと思います。
**100円=3,2レアル
家賃
学生にぴったりのシェアハウス
学生ならRepública(ヘプーブリカ)と呼ばれるシェアハウスがおすすめです。
物件によりますが、家賃に共益費や光熱費、インターネット、水道代込みの場合もあり、それでアパート暮らしよりも安くつきます。
大学の掲示板や友人などを通して空きを見つけやすく、立地のいい場所にあることが多いので、学生には良いこと尽くしです。
共同生活で語学学習にもうってつけです。
また、忙しい人には朝食や掃除洗濯をしてくれる管理人付きのRepúblicaもあります。
一人暮らしなら1Kが主流
一人暮らし用のアパートはKitnet、もしくはQuitnetes(キチネッチ)とよばれる1Kタイプのものが主流です。
キッチンと部屋の間にはカウンターがある程度で、日本のアパートと比べると広々としています。
家賃の目安は
- サンパウロ市内だと安くて月28,000円から
- 高いところだと月3,000レアル(約95,000円)以上
です。
コンシェルジェが居るアパートも多く、また共益費として家賃+家賃の25%~30%を支払わなければいけないところも多いです。
その場合、家具、プールやサウナ、ジム、テニスコート付きが多くなりますす。
光熱費
平均的な電気代は月50レアル(約1,600円)ほどだと言われていますが、ブラジルではシャワーも電気給湯器で沸かしているので、夏でも熱いシャワーが好きという人は月70レアル(約2,200円)くらいを予想しておくといいかもしれません。
ブラジルの水道代は毎年値上げされています。
特に夏は値上がりがひどくなり、市町村ごとに契約している水道会社によって値段に差が出てきますが、サンパウロ州内だと大体1,400~1,600円(下水道代込み)です。
通信料
インターネット代や電話代は、国際電話さえしなければ平均150レアル(約4,700円)ほどです。
とは言っても、前述したとおり共益費に光熱費やインターネット代が含まれることもあるので、アパート選びによってはもっと安くつくこともあります。
食費
内陸部ならもっと節約することも可能ですが、少し大きめの都市になると平均500レアル(約16,000円)以上です。
日本米はブラジル産のもので5kgが30~40レアル(約970~1,300円)ほどです。
ブラジルでは外国メーカーのものは何でも高くなり、マクドナルドのビッグマックはソフトドリンクとセットで870円もします。
ちなみに筆者のおすすめはチェーン店のハンバーガーではなく、街中でよく見かける屋台で売られているブラジルのハンバーガー、Lancheです。
値段は500円ほどで、とにかく大きく、具だくさんで食べ応えがあります。
ブラジルの平日のランチタイムの定番はPrato Feitoと量り売りのビュッフェ式。Prato Feitoはお皿にライス、フェイジョン、ステーキ+付け合せ、サラダが山盛りにされたもので、値段は15レアル(約480円)ほど。
ソフトドリンクとあわせて、1食あたりの食費は20レアル(約640円)ほどです。
交通費
サンパウロの市内バス、もしくは地下鉄は3.50レアル(約110円)。タクシーは1km2.75レアル(約80円)ほどで、乗客1人につき4.50レアル(約140円)がプラスされます。
ちなみにガソリン代はだいたい3.40レアル(約108円)。交通費は年々値上がりしているので、利用前に料金表を確認することをおススメします。
1ヶ月の生活費の目安は?
サンパウロ市内なら、3,000レアル(約9万9,000円)あれば普通の生活ができるはずです。
もちろん、毎日飲みに行ったり、出かけるようであればもう少し必要になってくるかもしれません
まとめ
ほかにもブラジル人はパーティーやシュラスコが大好きなので遊興費が多くかかることもありますが、暮らしていれば自然と節約の仕方も、楽しみ方も覚えて充実した生活ができると思います。
とりあえず最初の1ヶ月、ぜひ参考にしてみてください!
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