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カンボジア・シェムリアップで見つけたノマドのためのワーキングスペース!ビールを飲みながら仕事をしよう

ビールで乾杯

時間や場所に縛られることなく、パソコン一台で自由に仕事をしたい。そう願い、私はカンボジアにやってきました。そしてその希望通り、毎日気分によって仕事をする場所を変えています。自宅のこともあれば、カフェ、レストラン、プールサイドのことも。

仕事をしている最中にカンボジア人の知り合いが通りかかり、つい一緒に飲んでしまうこともありますが、自分のペースで働けるので巻き返すことも容易です。

本日はシェムリアップで見つけた、居心地の良いワーキングスペースをお教えしたいと思います。

※この記事の内容は2017年4月現在のものです(1USドル〈以下ドル〉=約112円)。

目次

カンボジアで自由な働き方を実現

私は、日本では百貨店でジュエリー販売の仕事をしていました。しかし、この小さい箱のような空間の中でしか自分を表現することができないのかと思ったことがきっかけで「この先も一生この仕事を続けていいのかな」と疑問に感じ、海外で仕事をすることを決めました。

元々、ジュエリー販売の仕事内容や世界観は大好きでしたが、止まらない過剰なサービス、外国人の流入、ネット通販の右肩上がりな売上拡大などを目の当たりにし、下り坂のエスカレーターを全力疾走で駆け上がっているのと同じことだと感じたときに、エネルギーを使う方向を変えるべきだと考えました。

また、縮小していく社会保障の制度に不安を感じ、どこにいても生きていける力を今のうちに身に付けたいとも思いました。

働く環境を選ぶ権利は全員に

パソコン一台で仕事ができれば、好きなところで好きなように生きていける。そして実際、カンボジアでそれを叶えることができました。ホテルマネージャーの経験を経て、今はフリーランスとして活動しています。

とはいえマネージャーだった頃は大変で、がむしゃらに与えられたことだけをこなしていました。やりたいことや理想を実現するのは、確かに簡単ではありません。だけど、そんな苦しいときを乗り越えてたくさんの友人に恵まれ、自由な働き方ができるようになったのだと感じています。

持てる力を存分に発揮して仕事をするためには、環境がとても大切。その環境を選ぶ権利は誰にでもあります。今、周りで英語やクメール語が飛び交う環境は、仕事の片手間ながら会話の勉強にもなっています。

おすすめスペース1. ホテルのプールサイド

ホテルのプールサイド

以前、ホテルのマネージャーをしていたことから、ホテルで働いている知り合いのカンボジア人がちょこちょこといるので、普段なら躊躇してしまうような四つ星や五つ星のホテルにも気軽に行くことができます

天気のいい日にプール利用を兼ねて、チェアでリラックスしながら仕事をします。周りはバカンスで来ている方が多く、みんなゆったり過ごしていますが、そんな人達を横目にすると「早く終わらせて遊ばなければ!」というモチベーションアップにもつながります。

至れり尽くせりの心地良いサービス

ホテルなだけあってスタッフのサービスも良く、しっかりおもてなししてくれるのでとても居心地がいいんですね。お腹が空いたら美味しいご飯も注文できます。

プール利用はホテルの規模にもよりますが、5~10ドル(約560~1,100円)ほど。ホテルによっては1ドリンク付きだったり、ランチをすればプール利用はタダだったりするところもあります。

イチ押しはReveal Angkor(リヴィール・アンコール)

私が最近よく行くのは、オープンしてまだあまり年数が経っていないReveal Angkor Boutique Hotel(リヴィール・アンコール・ブティック・ホテル)

6号線のBorei Angkor Resort & Spa(ボーレイ・アンコール・ホテル)の横からデコボコ赤土の道を進むと見えてくる、全10室のリゾートホテルです。

中心部から少し離れてしまいますが、パブストリートからトゥクトゥクで10分もあれば着くことができます。小道に入るので緑が多く小鳥のさえずりが響き渡り、街中の喧騒から離れて本当に心地良く過ごすことができます。

言葉に不安があっても大丈夫

まだ新しいホテルのためあまり知られていないのですが、実はここにいるマネージャーのMr. Chheav Stayven(スティーブン)は日本語をとても上手に話すことができます。

読み書きは苦手なようで日本語ではなく英語になってしまいますが、遺跡ガイド以外でこんなに日本語の会話が上手な人は珍しいです。

でも、彼がいなくても大丈夫。家族のように接することが従業員のモットーとなっているので、働くスタッフ全員が素敵な笑顔で迎えてくれます。移住したばかりで言語が不安な方も、ここならば安心して過ごすことができますよ。

世界中のユーザーのお墨付き

プールやランチ利用のみならず宿泊もおすすめです。1泊70ドル(約7,800円)前後なので、私も先日、居心地が良すぎて帰るのが面倒になってしまい、そのまま宿泊しちゃいました。

実はこのホテル、2016年度に旅行口コミサイト、トリップアドバイザーでCerticate of Excellenceという、高評価を獲得した施設にのみ授与される賞を受賞しています。

ホスピタリティ精神が高く、宿泊施設もプールもとても綺麗で清潔。料理は美味しいし、ロケーションは最高と文句のつけようがありません。それでいてとってもリーズナブル。素晴らしいの一言に尽きる、シェムリアップの中で今一番おすすめしたいホテルです。

Reveal Angkor Boutique Hotel

おすすめスペース2. カフェ

カフェ

ここシェムリアップにはおしゃれなカフェがどんどんオープンしているので、休憩する場所に困ることはまずありません。

以前は、エアコンを完備しているお店といえばブルーパンプキンでしたが、最近はエアコン付きの快適に過ごせるカフェがすごく増えました。

必ずチェックしたいThe flock cafe(フロック・カフェ)

私のおすすめは、シヴォタ通りのABA(銀行)のすぐ横The Aviary Hotel(エヴィアリー・ホテル)に併設されているThe flock cafe(フロック・カフェ)です。

ABAのすぐ横は大きな駐車場となっており、入り口が見つけにくいのが難点ですが、その分お客さんも多くなく静かで落ち着きます。現地在住の方とは一度も遭遇したことがないので、ホテルの利用客以外はあまり来ないのかもしれません。

リーズナブルな値段も魅力

ホテルに併設されているだけあって、スタッフの愛想も良いにも関わらずお値段は2.5ドル(約280円)~と安価に設定されています。この値段で、エアコンが付いている上に静かとはまさに理想の極み!

18時以降はケーキが半額だったり、毎週土曜日に15ドル(約1,700円)でワインブッフェを楽しむことができたりするのも非常にポイントが高いです。 朝7時からやっているので、アンコールワットのサンライズから戻ってきた人達にも人気のようですよ。

The flock cafe

  • 住所:9 Tep Vong Street, Krong Siem Reap
  • エアコン:有

Temple coffee(テンプル・カフェ)も有名

シェムリアップ川沿いのTemple coffee, bakery n pool sky lounge(テンプル・カフェ)も人気ですね。こちらは有名なキングスロードから6号線に向かって一方通行の道を進むと、歩いて5分ほどで右手に見えてきます。

巨大なソファ席でつい長居してしまうものの、夜になると超爆音でライブが始まってしまうのが個人的にはマイナスですが……。

Temple coffee

  • 住所:Achar Sva Street, Krong Siem Reap
  • facebook:Temple coffee, bakery n pool sky lounge
  • エアコン:有

人気上昇中のBrown cafe(ブラウン・カフェ)

6号線沿いにある、プノンペンから進出してきたお店。天井が高く開放的です。こちらは大きなガソリンスタンドのCALTEX STATION(カルテックスステーション)と道路を挟んで隣にあるため、すぐにわかると思います。

Brown cafe

欧米人が多いNew Leaf Eatery(ニュー・リーフ・イータリー)

パリのカフェのような落ち着いた雰囲気でありながら、カンボジア産のカゴをミックスさせるなどセンスのいいインテリアで、ついついテンションも上がり気味。ゆっくりくつろげる空間になっています。ここではハンバーガーやパンケーキがおすすめ

New Leaf Eatery(ニューリーフ・イータリー)へは、シェムリアップ川からパブストリートに向かって進み、右手にメキシコ料理のVIVAが見えてきたら右に曲がります。そのままLaundry barを過ぎ、道なりに右に曲がると右手にすぐ見えます。

New Leaf Eatery

  • 住所:Group 10, Phum Mondul 1, Svay Dungkum, 306 Street 09, Krong Siem Reap
  • エアコン:無

地元の人でにぎわうVIET CAFE

ローカルな雰囲気のカフェを楽しみたいのなら、ちょっと中心地から離れますがVIET CAFEも良いですよ。

地味な場所にあることと、地元の人の利用が多いことから評価する人が少ないせいか、トリップアドバイザーではかなり低い順位になってしまっていますが、暑い日にはミストが降り注ぎ、天然クーラーでひんやり過ごすことができます。

文章では説明がしづらい場所なので、下の地図を参照してください。

VIET CAFE

  • 住所:Taphul Village, Svay Dangkum Commune, Siem Reap
  • エアコン:無

地図

おすすめスペース3. レストラン

レストラン

ここシェムリアップではカフェだけでなく、レストランもかなりの数がひしめき合っています。ハッピーアワーは大体どのお店もジョッキ1杯で0.5ドル(約60円)となっており、暑い日にはビール片手に仕事をするなんてことも。

特に、パブストリートは世界中から観光客が来るため毎日にぎやかで、レストランも充実しています。多国籍な料理が楽しめ、味もとっても美味しいですよ。さすがに夜はこの辺りで仕事をする気になれませんが、ランチならオープンエアーのレストランで過ごすのも悪くありません。

昼間はメニューもリーズナブル

Red PianoやRed tomato(姉妹店ではないようですが)はスタッフもフレンドリーで、メニューも5ドル(約560円)くらいからとリーズナブルです。

パブストリートあたりの飲食店でズバ抜けて金額が高いお店はなかなかないので、慣れてきたら気軽にその辺のお店に入って新規開拓していきましょう。

筆者のお気に入りはVITKING HOUSE

パブストリートから離れてエアコン付きのレストランでゆっくり仕事をしたいときには、VITKING HOUSEに行きます。味、サービス共にクオリティが高く、大好きなお店です。

タプール通りに狭い入り口があってわかりにくいのですが、その味と値段の手頃さは試してみる価値あり。

バイチャー(チャーハン)が2ドル(約220円)~と、ローカルな店と全然変わりません!スープも付いているし、安価な割にここでサラダを食べてもお腹を壊したことがないのでよく利用しています。

サービスで出してくれるお茶も美味しいし、なぜかキッコーマンの醤油が各テーブルに常備されているのもホッとします。

うれしい野菜中心のメニュー

実はここ、メニューにお肉を一切使っていないベジタリアン向けの健康的なレストラン。野菜不足に陥りがちな海外生活で、食事に気を配れる環境があるのは本当にありがたいと実感します。

一番のお気に入りメニューはGinseng Soup。Chinese of traditional medicineとのことで、朝鮮人参など中国の伝統医学でよく使われる材料がふんだんに使われたスープです。確かにちょっとだけ漢方くさいですが、それも体に良さそうなのがまたうれしいです。

運が良ければコンセント付きの席も

そして、料理もさることながら仕事をする人にうれしいのが、コンセントがあること。場所によるので絶対ではないのですが、2箇所は確認できているので、その席が空いている時は長居して一気に仕事を片付けるようにしています。

その間に色々注文してしまいますが、せいぜい6~7ドル(約700~800円)なので、2軒はしごすることを考えたら妥当な値段です。

値段表記はリエル、でもドル払いOK

ほぼカンボジア人のお客さんしかいないため、メニューはドルではなくリエル(カンボジアの通貨)表記となっていますが、1ドル=4,000リエル(2017年4月現在)なので計算はさほど難しくないと思いますよ。表記はリエルのみですが、ちゃんと米ドルでも払えます

VITKING HOUSE Ⅱ

  • 住所:Taphul Village, Sangkat Svay Dongkum, Krong Siem Reap.

VITKING HOUSE Ⅱ

昼寝もできるハンモックレストラン

カンボジアではバイクが必須。バイクを手に入れたら郊外のレストランへ行ってみましょう!テザリングすれば、wi-fiがないところでも気軽にパソコンでインターネットを利用することができますよ。私のお気に入りはシェムリアップ空港の近くにあるハンモックレストランです。

ここでは、鳥の丸焼きを食べながらビールを飲むことが多いです。休憩して、飲んで、寝て、たまに仕事して。至福のひとときです。

ちなみに、ハンモックレストランは一人で行っても全然面白くないので、誰か連れて出かけましょう。仕事をしている間、寝て待っていてくれるような寛容な人がベストですね。

まとめ~自分らしく働ける場所を見つけよう

ご紹介したのは、カンボジア在住だからこそおすすめできる、ガイドブックにはあまり載っていないお店ばかりです。新しい場所を開拓し、食事を楽しみながら仕事ができるなんて、まさに夢のようですよね。

私も来たばかりの頃は馬車馬のように必死になっていましたが、苦しい時期があったからこそ今も異国の地で楽しく過ごすことができているのだと思っています。

あなたはどのように仕事をしたいですか?自分らしく自由に働いてみたいなら、海外も視野に入れてみてくださいね。

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この記事を書いた人

三十路で初海外転職、初カンボジア。前職は百貨店でジュエリー販売。好きなことは遺跡巡りとバイクでの遠出。
まっすぐで裏のないカンボジアの子供たちの笑顔に心を打たれ、カンボジア人と結婚して家庭を作りたいとひっそり考えるようになった今日この頃。

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