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カンボジアで働く!現地採用者のリアルな視点で仕事と生活のアレコレをお届けします

カンボジア

東南アジアの発展途上国カンボジア。私はその首都プノンペンで現地採用社員として働いています。

かつては日本国内で社畜生活を送っていましたが、カンボジアに移住してからというもの、ストレスフリーでシンプルな暮らしになりました。日本の寒い冬やストレスフルな通勤生活にオサラバしたいあなたには、カンボジアがおすすめです。

カンボジアで現地の人と仕事をするということ、カンボジアで生活するということについて、リアルな事情をお届けします。

※1USD=約113円

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目次

カンボジアで日本人ができる仕事と探し方

アンコールワット

※アンコールワット

多種多様な仕事が見つかる

カンボジア国内にはたくさんの外国人向け求人があります。

首都のプノンペン、第二都市で世界遺産の街シェムリアップ、第三都市でリゾート地のシアヌークビル、この3つの都市なら多種多様な職種を見つけることができます。例えば、企業の受付や営業、旅行会社のデスク、工場の労務管理など多岐に渡ります。

日本人の場合は、カンボジア人スタッフの労務管理など管理者の立場として勤務することが多いです。日本でなかなか経験させてもらえないようなことにチャレンジするチャンスがたくさんあります。

日本人向けの人材会社が便利

私はインターネットの求人サイトを使い、日本でカンボジア国内の仕事を探しました。でも実は、日本人向けの人材紹介会社もいくつかあり、現地在住の日本人スタッフが日本人のために職探しをしてくれます。

就職活動中は、現地の人材紹介会社とSkype面談を何度もしました。「どんな職種を探している?」「希望給料はいくら?」など、聴かれることは日本での就職活動と同じです。

また、今後どのくらいカンボジアに滞在予定なのか、なども聴かれました(ショートステイだと、企業側としては採る意味がないですからね)。

そして、現地企業とSkype面談し内定、その後、日本法人の東京オフィスにて面接、本採用、という流れでした。

人材会社であらゆる情報を得られた

カンボジアのことを何も分かっていなかった私にとって、現地の日本人向け人材紹介会社の存在はとてもとても有難いものでした。求人紹介はもちろん、現地生活で必要なもの、日本から準備しておくべきものなど、全ての情報を得ることができました

今となっては、その人材紹介会社の方達は在住仲間となり、よく飲みに行きます。

カンボジアの現地採用社員と駐在員の違い

海外就職の形態には、「現地採用」の他に「駐在」があります。

現地採用社員は、現地の会社もしくは日本企業の海外法人に現地で採用された後、そこに所属して勤務しますが、駐在員は日本の企業に所属しながら海外に異動し、海外法人の社員として職務を行います。

現地採用と駐在の一番の違いは給料面です。職種によっては、駐在員の給料が現地採用社員の倍以上ということもあります。給料面が変われば、生活も全く異なります。

駐在員と比較した現地採用者のリアルな事情

イメージとして、駐在員は日本並のお給料をもらい日本並の生活をする、現地採用者は給料面も生活面もかなり現地に寄り添う感じです。生活スペース、普段口にするもの、移動手段……全てにおいて異なります。

私は現地採用なので、日本で送っていたような生活をしようと思うと破産します。不備なく生活することはできますが、常にお財布と相談、といったところでしょうか。

また、生活はできるといっても貯金はできないかもしれません……。悩ましいところです。この”実際、貯金はできないよね問題”は、現地採用の友人たちの間でもよく話題になります。

カンボジアの現地採用者のお給料はいくらぐらい?

貯金の話をしたところで、今度はお給料についてです。

現地採用社員の給料相場はズバリ、20代、男性・女性ともに月800~1,300USD(約9万~14万7千円)といったところでしょうか。

各種手当は入社前に確認を

駐在でも、現地採用でも、条件は会社によって異なります。場合によっては死活問題になるので、入社の前に要確認です。

私の場合は、家賃手当が月300USD(約3万4千円)つきました。当時の家賃はちょうど300USDだったので実質、家賃は会社負担です。

また、ビザの取得費用(1年間のビジネスビザ取得費は約300USD)、海外保険料(3ヶ月で約100USD〈約1万1千円〉、3ヶ月ごとに更新)も会社が負担してくれました。

現地の通貨はUSドル

ここまで読んでお気づきだと思いますが、カンボジア国内で流通している通貨はアメリカドルUSDです。衝撃的ですよね。東南アジアの発展途上国の流通通貨がドルなんて、誰が想像できるでしょうか。

確かに、ローカルでは「リエル」という現地通貨が使われていますが、1USD以下の「セント」の役割をリエルが担う、といった感じです。

カンボジアの現地採用者はどんな部屋に住んでいる?

カンボジアの部屋

駐在であれば会社支給のマンション、現地採用であればローカルのアパートに住むのが一般的です。

現地採用社員の私は、ローカルアパートで一人暮らしをしています。友人の中には日本人同士でルームシェアしている人もいたりと、スタイルは多種多様です。

家賃相場と間取り

日本に比べたら相当安いです!BKKと呼ばれるカンボジア一等地にある高級マンションが月1,500USD(約17万円)です。

私のアパートはBKKから少し離れたTTPという場所ですが、月150USD(約1万7千円)です。高級マンションの10分の1ですが、意外ときれいで快適ですよ。いい物件を見つけました!

部屋の構造は超シンプル。1Kといったところでしょうか。12畳ほどの部屋の中にあるのは、ベッド、デスク、冷蔵庫、ユニットバス、以上。ビジネスホテルのようなシンプルさです。

もちろん部屋のランクは様々で、ピンキリです。探せばもっと大きな部屋ももちろんあり、家族で住めるような素敵な高級マンションだってたくさんあります。ただ、私は多くを欲しないシンプルライフを望んでいるので、今の部屋に住んでいます。

カンボジアの現地採用者の通勤方法は?

夜の川沿いの道路

ど定番のトゥクトゥクで

東南アジアといえば、三輪タクシーのトゥクトゥク。バイクが荷車を引っ張って走る、あれです。

カンボジアのトゥクトゥクは原則4人乗り。近所のカンボジア人と相乗りで出勤なんてこともよくやります。

車やバイク、自転車で

自家用車を持っている人もたくさんいます。車ではなくバイクや自転車を乗り回している在住者もいて、かく言う私も自転車であちこち走っています!

交通ルールなんてあってないようなもの、その中を自分で運転するのは非常にスリリングですが、街に溶け込めている感じがして楽しいものです。

カンボジアで働く人のランチスタイルは?

一般に、カンボジアのご飯はシェアスタイルです。お弁当を持参する人もいますが、自分だけで食べるためではなく、皆でおかずを分け合うためのお弁当です。おかずを持ち寄り、少し昔の日本の運動会でしていたように、皆で輪になって分け合います。

お弁当を持ち寄らない場合は、オフィスの近くにある食堂へ皆でレッツゴー。食堂でも、各自注文するのではなく皆で分け合います。

食事は皆で楽しくするもの

カンボジア人にとって食事は、生活の中で非常に非常に重要なパートです。普段はのんびりゆったり、出勤時間だってあまり守らない彼らも、ランチ時間はきっちり守ります。むしろ、10分前くらいからザワつき始めます。

皆で楽しく、ワイワイ仲良く、ランチの時間を過ごす。

日本にいた頃は休憩時間さえ返上で働いていた私にとって、彼らのランチに対する姿勢はカンボジアで仕事を始めて最初に感じた文化の違いです!

コンビニも登場

発展中のプノンペンには最近、ちゃんとしたコンビニができ始めました。ただ、品揃えは日本のそれと比べるとまだまだです。ランチに良さそうなものはあまり揃っていないため、今後のプノンペンコンビニ事情に期待です。

カンボジアで働く人はどんな格好をしている?

常夏の国ゆえ、基本的に日本の夏と同じような格好をしています。ビジネスカジュアル、といったところでしょうか。寒い雨季には、夏の装いに羽織り一枚追加、そんな程度で十分です。

カンボジアのビジネスルック

私が働いている首都プノンペンは、ビジネスの街です。そして、政府関係者、銀行員、公務員、会社員などいわゆるホワイトカラーの人達はプノンペンに集結しています。

彼らの装いに目を向けると、ジャケットを羽織っている人を見る機会はあまりありません。暑いからでしょうか……。基本的に、シャツ一枚にボトムスを合わせている方が多いです。

女性の場合は、靴を履く際、ヒールは決して選んではいけません。まだあまり舗装されていない道も多いため、身の安全のためにもフラットシューズをおすすめします。

まとめ~何事もやってみなければ分からない

海外現地採用というと、良いイメージも悪いイメージもあると思います。でも、何が起こるか、そして自分に合うか合わないかというのは、現地に行って実際に体験してみなければ分かりません

確かに私も、渡航前はいろいろな噂に翻弄されてしまいました。でも、カンボジアに来て働き始め、気づけばもうすぐ3年目に突入。とてもとてもとても有意義な毎日を過ごしています。住めば住むほどこの国の魅力にハマり、次から次へとやりたいことが出てきています。

自分の直感を信じて、”良い!”と思ったらぜひ挑戦してみてください。

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この記事を書いた人

海外就職・海外求人マッチングサービスGuanxiを運営しているIT企業。
世界各地をお仕事で飛び回っています。

世界各地で滞在し、見たもの、感じたもののリアルを届けます。

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