オーストラリアのワーホリで7回も引っ越し!どんな家に住んでいるの?

オーストラリア オセアニア移住

どこで暮らしていくにせよ、避けては通れないのが住まいの問題ですよね。

ワーキングホリデーでの滞在ですと、自分で部屋を借りるのは現実的ではありませんので、シェアハウスに住むことになるかと思います。私は今オーストラリアに来て6か月目ですが、すでに6回の引っ越しをして7つの家を渡り歩いてきました。

もう引っ越しはこりごり、今住んでいる家に最後まで住みたいというのが切なる思いです。今回は私が渡り歩いてきた家々を紹介しつつ、部屋選びのポイントをお伝えできればと思います。

ちなみにメルボルンの平均家賃はシェアルームで週150ドル前後(約12,000円)オウンルームで週200ドル前後(約16,000円)であることを先にお伝えしておきます。

1つ目の部屋 in アデレード 郊外のインターナショナルレジデンス

リビング

最初に住んだのはアデレードにあるインターナショナルレジデンスです。ここは、留学生のためのアパートで、住んでいる人たちはみな海外からの留学生でした。なぜ、ここに住んだのかというと、通っていた語学学校と提携していて紹介されたからです。

日本にいる間に語学学校の申し込みをしたのと同時にこのアパートに住むとこも決めました。シティの中心からバスで20分ほどのところにあります。家賃は最初の1か月は980ドル(約80,000円)、週245ドル(約20,000円)です。

電気水道込(Wi-fiは別で月50ドル約4,000円)ですが、この値段は高いです。というのもこれは短期滞在(4週間未満)向けの値段だからです。

2か月目は長期滞在(4週間以上)向けの値段にしてもらって週150ドル(約12,000円)になりましたが、最初から短期と長期で値段が違うことを教えてくれたらよかったのにと思います。

家賃は高かったのですが、このレジデンスは私の1番のお気に入りです。住んでいる人全員にオウンルームが与えられて、その部屋には冷蔵庫、テレビ、テーブル、椅子付きで、各フロアには2つキッチンがあり、さらに共有スペースにもテレビがありました。

毎朝クリーニングの方が来て掃除してくれるのでいつでもきれいに保たれていました。

地下の共有スペースには卓球台とテレビがあったので、フロアの友達と卓球をして遊んだり、共有スペースのソファーで同フロアに住んでいる人たちとおしゃべりしたり、それぞれの国の料理を作ってみんなで食べたりとてもわいわいしていて楽しかったです。

長期滞在であれば週150ドル(約12,000円)で住めて、友達もたくさんできて最高の家だと思います。

こういったインターナショナルレジデンスに住む場合、滞在期間によって料金が異なる場合があります。私のように無駄に高いお金を払わずに済むように、事前に問い合わせるといいです。

2つ目の部屋 in メルボルン シティの中心でオウンルーム

 

アデレードを離れて、メルボルンで初めに住んだのはオーストラリア人男性の家の物置です。この部屋とも呼べないような部屋は、物置にベッドと簡易クローゼットだけ置いてある部屋でした。

インスペクションと言って、部屋の見学に行った際に、家主の男性が親切だったことと、私はどうしてもオウンルームが欲しかったので一応ドアと壁で仕切られているこの部屋に住むことを決めました。場所はシティのど真ん中です。

どこにでも歩いて行けて便利な場所でしたが、家賃が週200ドル(約16,000円)で当時の収入には見合わなかったことと、男性と2人きりで住むことに違和感を覚えたので引っ越しを決めました。ここに住んだのは1か月のみです。

家を探す際に、どこに住むかに意識が集中しがちですが、シェアハウスに住む場合は誰と住むのかもきちんと考慮すべきだと思います。

3つ目の部屋 in メルボルン シティの中心でシェアルーム

ベッド

※2段ベッドの下で寝ていました

2つ目の家を出た理由の1つとして当時の給料に家賃が見合っていなかったことを先ほど述べました通り、次の部屋は家賃の低いところを探していました。

仕事はシティの中だったので、家もシティの中で探していましたが、シティのオウンルームはとても高くてすめませんでした。

週300ドル(約25,000円)以上平気でしていましたので週200ドル(約16000円)払えない私にはオウンルームの選択肢は自動的に無くなりました。ですので、やむなくシェアルームに引っ越したのです。

このシェアルームもまた場所は良かったです。駅の目の前でしたし、前の家からも近かったので何をするにも困りませんでした。家賃は週150ドル(約12,000円)です。

仕事先には歩いて行けるし家賃も安いしで、そこまでは良かったのですが、私にシェアルームに住むということの限界が来ました。

この部屋は2ベッドルームの1DKの部屋でしたが、私の寝ていたベッドルームには私を含め女性3人、もう1つのベッドルームには女性2人、さらにリビングルームに男性1人の合計6人が一緒に暮らしていました。

え……と思われた方が多いのではないでしょうか?しかし、メルボルンシティの中ではこんなシェアハウスが数え切れないほどあります。私のルームメイトは2人ともワーキングホリデーで滞在していて、1人は日本人、もう1人は韓国人でした。

部屋に1つずつシャワーとトイレが付いていたので、私たち3人でシェアしていましたが、3人ともワーホリなので帰って来る時間が重なってほぼ毎日シャワー待ちをしなければなりませんでした。

さらにシャワーとトイレが一緒なのでこれまた困ったものでした。シャワー、トイレは3人ずつシェアしていましたが、冷蔵庫、洗濯機は6人でシェアです。比較的大きめの冷蔵庫でしたが、使えるのはもちろん6等分したうちの1つです。

冷蔵室が3段に区切られている1つの半分です。とても十分ではありませんでした。洗濯機もまた順番待ちです。干すスペースも足りなかったです。

私は1度寝てしまえば朝まで目を覚まさないタイプなので、寝る分には困りませんでしたが、6人1フロアでは快適な生活はできませんでした。1ヶ月半ほど住んで引っ越しました。

ルームシェアが悪いとは思いませんが、1つの物を何人でシェアするのか確認しましょう。参考までに、6人で冷蔵庫1つと同じ生活リズムの人3人でシャワートイレ1つは厳しいです。

4つ目の部屋 in メルボルン 郊外でオウンルーム

キッチン

※8時過ぎに使ってはいけないキッチン

シティでのシェアルームに限界を感じていたことと、郊外でもう1つ仕事をし始めたことが重なったので、そのもう1つの仕事先の近くで家を探しました。

この部屋はビーチとトラムストップから歩いて3分ほど、新しい仕事先にも歩いていける距離で立地はとてもよかったです。さらにオウンルームで週165ドル(約13,500円)です。申し分ない好条件で引っ越しを楽しみにしていました。

が、この部屋を1週間で出ることになりました。この件に関して皆さんに伝えたいことは、部屋を探す際には部屋だけでなく、オーナーの人柄も確認するべきだということです。

お気づきの通り、1週間で家を出た理由は、オーナーとトラブルになってしまったからです。皆さんがこんなトラブルに遭遇せずに済むように、簡単に私のトラブルの流れをご説明します。

家のオーナーはオーストラリア人のおじいさんで一緒に住むのは私を含め3人の日本人女性とそのおじいさんでした。

おじいさんはとても綺麗好きで見学の際に家でのルールをたくさん聞かされましたが、人の家に住むのにルールがあるのは仕方のないことかなと受け入れ引っ越しを決めました。

引っ越しの日にちはおじいさんと話して決めていたのに、いざ行ってみたら私が入る予定の部屋がリフォームの真っ最中だったのです。

一応代わりの部屋を用意してくれていたのでそこで数日リフォームが終わるのを待っていましたが、予定の日になってもリフォームは終わりませんでした。

予定の日を過ぎて、やっと床だけ終わったから今日は本来の部屋で寝ていいよとおじいさんに言われました。

言われた通り、仕事から帰って来てから荷物を移動し、本来の部屋に行ってみたら部屋はリフォーム途中のままで砂埃だらけだし、ペンキ臭いしで1晩過ごすにしてもひどい状況でした。

さすがにこれはないだろうと思い、おじいさんに夜中にメッセージを送りました。というのも、問題があったらすぐに連絡してねと言われていたからです。

内容は、いやだと感じたことがあるから改善してくれないかというものです。すると次の日の朝、ものすごい形相で私に向ってきて、文句があるなら今すぐ出ていけと怒鳴ってきたのです。私はおじいさんが怒っている理由が見つかりませんでした。

昨晩嫌な気持ちになったのは私の方なのに朝からいきなり怒鳴ってくるなんて理解できませんでした。怒鳴ってどこかへ行ったと思ったら10分くらいしてまた私に向ってきて今度は謝ってきました。

怒鳴ってしまったのは昨晩歯が痛くてストレスフルだったからだと。そんな言い訳を平気でしてくるところにもますます嫌気がさし、出ていくとこっちから言うと今度は私の人格を否定してきました。そしてまた出て行けと言われたのです。

私はこの日の2日後に家を出ました。このおじいさん、家には日本人しか住まわせていないそうです。日本人は綺麗好きだからという理由のようでしたが、何を言っても文句を言わずにいうことを聞くからなのではないかと思いました。

日本人でもないのに、日本人のみを受け入れているオーナーには注意が必要です。何をしても許されると思われている可能性があります。

また、出ていく際に口論になったのが家賃の問題です。このおじいさんの家では家賃は毎週現金で支払うことになっていました。なのでいつ、いくら払ったのか証明するものがありませんでした。

私は家を出た日からさらに3日分払っていたのですが、その分を返してほしいと言うとおじいさんは私の話を聞かずに無視です。

このままお金を取られたままでは出ていけなかったので、このことをエージェントと警察に話すと伝えると、渋々返してきました。

お金を返してもらえたからよかったものの、支払った証拠がないじゃないかと言われてしまえばそうでしたので、家賃の支払いは銀行振り込みか、現金であれば領収書をしっかりと書いてもらう必要があると思います。

長くなってしまいましたが、つまり何が言いたいかというと、家を探す際にはオーナーのこともよく見ようということです。

そして家賃を支払うときには必ず支払った証明を残しましょう。

5つ目の部屋 in メルボルン 郊外でリビングシェア

そんなこんなで急な引っ越しを余儀なくされましたので、急いで部屋を探しました。

1日2日で条件の合ういい部屋が見つかるわけないので、とりあえず1週間くらい泊まれるところを探して、ちょうど1週間滞在できるとなったところは、郊外のシェアハウスのリビングでした。

リビングと言っても、ソファーに寝るわけではなく、クローゼットや本棚などで仕切られた一応プライベートな空間になっていて、マットレスが用意されていました。1週間で150ドル(約12,000円)です。

この地域は静かで落ち着いた場所でしたが、駅までは遠く不便でした。このアパートは3ベッドルームで他に3人住んでいたはずですが、同居人の存在をあまり感じずに過ごしました。

リビングシェアには抵抗があったのですが、一応仕切られていて他の人を気にすることはなかったし、短期間だけなら過ごせるなと感じました。バックパッカーに滞在するよりも安くて安全です。

6つ目の部屋 in メルボルン 郊外で日本人のみのシェアハウス

リビング

※ここが共有スペース

5つ目の部屋に滞在している間、必死になって長く住めそうなところを探して、見つけたのは良かったのですが、そこに引っ越せるのは5つ目の部屋の滞在期限の3日後ということで、またその3日間のための部屋を探さなければなりませんでした。

再び、急に短期間だけということで、入れてもらえることになったのは週119ドル(約10,000円)のシェアハウスでした。3日間だけなので家賃は51ドル(約4,200円)です。

ここは日本人のみが住んでいるところでしたが、まず行ってみてその汚さにびっくりしました。本当にここに人が住んでいるのか?ただの物置じゃないのかとまで思いました。

この家に何人住んでいたのか分かりませんでしたが人の出入りが激しいのだろうなと思います。場所は、治安が悪いと言われる地域でした。

地元の人にここに3日だけ住むと伝えたら、最近アジア人の女の人が駅で暴行されたから気を付けなと言われるようなところです。私ほど急を要していないのであれば、あまりに安い部屋には住まない方がいいです。安いのには必ず理由があります。

現在の部屋 in メルボルン 郊外でオウンルーム

ベッドルーム

やっと今の部屋の紹介ができます。今は郊外のシェアハウスのオウンルームに住んでいます。家賃は月630ドル(約50,000円)で、Wi-fiは含まれていますが、その他電気水道はもう2人のシェアメイトと折半します。

週に換算すると180ドルくらい(約15,000円)になるようです。まだ引っ越してきてから1週間も経っていないので実際のところは分かっていません。シェアメイトはオーストラリア生活の長い台湾人2人です。

このアパートは賃貸のようで、オーナーはおらず3人で家賃を分けて支払っています。3人ですべてをシェアしていますが、3人とも生活リズムが違うので、今のところ困ることはありません。

場所はシティからは遠いですが、駅から近いしトラムストップも近くにあるので便利です。もう引っ越しはこりごりなのでここに帰国まで住みたいなと思っています。

まとめ

こんなに何度も引っ越しを繰り返しているのは珍しいと思います。その代わりに様々なタイプの家を経験できてこうして皆さんにお伝えできることだけが救いです。

家探しは焦らずにじっくり行いましょう。オーナー、一緒に住む人のチェックもお忘れなく。

1ドル=83円(2017年現在)

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