769万㎡の広大な面積を誇るオーストラリアは、日本(成田空港)からケアンズへの直行便があり、7時間で着けるというアクセスの良さから、留学やワーキングホリデーでもブームな旅行先です。
世界最大のサンゴ礁グレートバリアリーフなどたくさんの美しいビーチや、カンガルーなど可愛らしい動物たちと触れ合えるのも、オーストラリアが人気な理由です。
そんな広いオーストラリアの移動はレンタカーがおすすめ!そこで、レンタカーの借り方、返却の仕方や、知っておかないと罰金地獄になる交通規則についてご紹介いたします。
オーストラリアの主な移動方法
オーストラリアの移動方法は、車(タクシー)、レンタカー、トラム、電車、バス、飛行機、フェリーです。日本であまり馴染みのないトラムとは、路面電車のことで街中を運行しています。
大きな面積を持つオーストラリアなので、州によって主な公共交通機関が少し違うのもオーストラリアの難しくも面白いポイントです。
クイーンズランド州の中は、「Go Card」という、バスやトラムで共通の IC カードがあります。日本の Suica のように先にお金をチャージしておき、乗降時に車内や改札に設置された機械にタッチする仕組みです。
レンタカーがおすすめの旅のスタイル
オーストラリアの広い範囲を観光したい方は、特にレンタカーがおすすめです。
長距離移動する場合は、バスやトラム、時にはタクシーなど、その都度かかる交通費は、どんどんかさみます。また慣れない土地なので間違えて電車やバスに乗ってしまい「目的地にたどり着かなかった…」という話もよくあります。
長距離移動はバスの選択肢もありますが、滞在日数が多いと荷物も運ぶのに一苦労ですよね。車が運転できる方やドライブが好きな方は、気になった土地に少し寄り道できるので、レンタカーは便利で快適に旅するツールになります。
レンタカーの借り方
レンタカーの借り方は2つあります。日本出国前にレンタカーサイトで予約しておく方法と、到着してから空港のレンタカー会社で借りる方法です。
どちらでも問題なくレンタルが可能ですが、オーストラリアに到着する前に、あらかじめレンタカーサイトで予約をしておくのがおすすめです。
特にオーストラリア到着後の予定を決めている方は、大手のレンタカー会社で予約した方が、値段や車種、燃費などを比べて借りられるからです。
現地で借りるとなると、レンタカー会社を比較できないので、借りたい車種がなかったり、割高の金額で借りることにもなりかねないです。
その旅行に最適な車を選ぶためにも、先に決めておくと旅のスタートがスムーズです。
レンタカーを受け取るまでの手順
大手レンタカーサイトで申し込む
私が今回使ったのは、Rentalcars.comです。日本語でサイト内を確認でき、国、都市、場所の詳細など細かく指定できるため、使いやすいです。
- 国、都市、場所を細かく指定
- 空港へ到着する時間に合わせてピックアップ日時を選ぶ
- 返却の日を決めて検索する
- 人数や旅のスタイルにあった車種を選ぶ
- プランに含まれるものを確認する
- 保険に加入し(せず)予約を完了させる
空港到着後にレンタカーを受け取る
レンタカー会社に到着したら、借りる時の手続きは日本と似ています。
予約時に免責保険(excess insurance)に加入していても、必要か否かを聞かれます。その時は「I have already.」と言って、ダブルで保険料金を払わないように注意です。よく分からず、2回払ってしまったという例はよくあります。
そして、スタッフと車へ向かい、傷のある点を一緒にチェックします。もしくは用意された詳細が記載された書類と照らし合わせ、確認が終わったらドライブスタートです。
レンタカーを受け取る際の注意点
車を借りる際にはレンタカー会社で、国際免許証とクレジットカードの提示が必須です。受け取り時には、返却時に問題が無ければ払い戻されるデポジットをクレジットカードで支払います。
車体のチェックをする際は、傷の確認や万が一証拠が必要になった時のためにも、乗る前に車体の写真を細かく撮っていくことをおすすめします。
レンタカーを返却する手順
ガソリンは満タンにして返却
オーストラリアでは多くの場合、満タンにして返却するのが基本です。返却前にガソリンスタンドで満タンにして置かないと、多額のガソリン代を請求されます。メモリがF(Full)になっていることを確認して返却してください。
受け取り時に指定されたガソリンスタンドで満タンにしたなら、少し減っていても問題はありません。
傷などのチェックをして返却
レンタカー会社に到着したら、指定の駐車スペースに車を止めて、キーを事務所に返します。レンタカー会社によって鍵を渡して、そのまま帰ってもいいところもありますが、多くの場合、スタッフと一緒に傷などの確認をします。
返却場所が空港の場合は、空港にレンタカー専用駐車場があるので、その標識の通りに駐車しましょう。スタッフにキーを渡し、傷などのチェックをしたら返却完了です。
運転する際の注意事項
交通規則や速度違反の標識
- カンガルーの飛び出し注意
- 速度制限
- 一方通行
- スクールゾーン
- ラウンドアバウト(ロータリー交差点)
標識は日本とあまり変わりません。ただ注意が必要なのは、日本とのルールの違いです。
日本では基本法定速度に多少上乗せして、+10km/hまでが許容範囲とかいいますが、オーストラリアでは、州によって+1km/hでもしっかり罰金の対象になります。
広くて真っ直ぐな道を飛ばしていると、街中に戻った時に、感覚が戻らず、「いつの間にか法定速度を超えてしまった」という話はよくあります。
日本では馴染みのない信号
オーストラリアの信号機は縦向きです。赤黄青の順番は同じですが、信号機によって、右や左を向いている矢印が付いています。基本的に矢印の色が青の場合は問題なく進めますが、矢印が赤の場合は、信号機の色が青でも進んではいけません。
日本にはないので、運転前にしっかり確認しておくことをおすすめします。
日本で馴染みのないロータリー
オーストラリアには信号機もありますが、多くの場所でラウンドアバウト(ロータリー交差点)が使われています。時計回りに走行することで、直進、右折、左折ができます。
信号がないことで、信号機を設置するのにかかる費用や、メンテナンス費用がかからずエコです。
基本的に「自分の右側から車が来ていたら止まる」「左側に車がなければ進む」です。難しくはありませんが、慣れないうちは間違えやすいので注意が必要です。
まとめ
オーストラリアでは交通規則が厳しく、街にはたくさんの監視カメラが設置されているので、交通規則についてはよく調べてから運転するようにしてください。
それ以外の点では、オーストラリアは日本と同じ左側走行で、道も広くて凹凸も少ないため、日本人からすると走りやすいです。
田舎道を通っていると見晴らしいのいい草原や、オーストラリアならではの木々が生い茂る森林が現れます。そこら中に牛やヤギがいる大自然の中をドライブするのはとても気持ちがいいものです。
ぜひレンタカーを使って、便利で快適にオーストラリア旅行を楽しんでみてください!
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