気軽に民族体験!ベトナム・サパで少数民族の家にホームステイしてみよう!

サパ 東南アジア

ベトナム北部の山間部に位置するサパの周りには少数民族の村が点在し、彼らの美しい棚田が広がります。ハノイで生活するならば、1度は行ってみたい街です。

以前は夜行列車で行くのが一般的だったため車中泊含め最低3泊が必要でしたが、最近は高速道路を使って車で約6時間で行けるようになり、1泊2日で気軽に行けるようになりました。週末旅行にもおすすめです。

さて、サパに着いたらあなたは何をしますか。私は、「少数民族の家にホームステイ」をおすすめしたいと思います。ハノイでの忙しい日々を忘れ、大自然の中で暮らす少数民族の生活を少しのぞいてみましょう。

サパでトレッキングからスタート

トレッキング

ホームステイの始まりはトレッキングからです。というのも、少数民族の村はどの村もサパの街から数キロ離れた場所にあるからです。ガイドでもある少数民族の後について村まで行きましょう。

村まで行く途中、もちろん棚田を眺めることができます。棚田以外にも、藍(インディゴ)の木などガイドは教えてくれるかもしれません。少数民族の1つであるモン族たちは、藍染めされた民族衣装を着ています。

山道はぬかるんでいたり、川を飛び越えていったりとなかなかハードですが、吹く風は心地よく自然を感じることができます

しかし、どうしてもトレッキングが厳しいという人は、少数民族に相談すれば、バイクなどでホームステイ先まで送迎してもらえるかもしれません。

私と一緒にトレッキングしていた欧米人の女性はトレッキングがきつ過ぎたようで、ホームステイ先のお父さんにバイクで迎えに来てもらっていました。

ホームステイをする家に到着すると笑顔の彼女がいましたよ。バイクで景色を存分に楽しむことができたようです。

サパの民族の暮らしをのぞき見

サパの民族の暮らし

ホームステイ先に着いたら、のんびり過ごします。村を散歩したり、家で家族とともに過ごしたり、自由に過ごすことができます。私は囲炉裏のまわりに座らせてもらいました。

そして、民族の家で実際に過ごして思うのは、電化製品やバイクなども上手に取り入れて、今の生活をしているということ。少数民族の人たちだって人間です。便利な生活を求めるのは当然の権利ですよね。

染物や織物などそれぞれ民族の文化を大切に守りつつ、生活の質を向上させていってほしいものです。

サパの家庭料理を味わう

家庭料理

待ちに待った夕飯は、少数民族の家庭料理です。私が宿泊した家ではお父さんが囲炉裏で調理していました。どれもシンプルな味で、美味しいです。

また、翌日の朝食はパンケーキを出す家が多いようですが、これもまた絶品です。少数民族が日ごろ食べている料理ではないかもしれませんが、焼きたてのパンケーキとハチミツは忘れられない味です。

サパの民族のガイドとともに絶景へ

サパの風景

2日目もまた、トレッキングをします。私は2回、サパでホームステイをしたことがあるのですが、どちらのガイドも上の写真の絶景ポイントに連れて行ってくれました。

前日から棚田は何度も見てきたわけですが、ここは旅のクライマックスと言える絶景ポイントです。サパの自然と人々の生活が織り成す風景を全身で感じることができますよ。

少数民族の英語力

少数民族の多くの女性が上手に英語を話します。女性たちはガイドをしたり、街でお土産を売ったりするからです。なので、コミュニケーションで困ることはほとんどないでしょう。

一方、男性は英語をあまり得意としません。彼らは主に農業に従事しているそうです。

モン族の言葉

少数民族の男性は英語をほとんど話しませんが、それでも彼らはバイリンガルです。2つの言語を操ります。というのも実は、少数民族はベトナム語が母語ではないのです。民族ごとにそれぞれ民族の言語を持っています。

しかし彼らはベトナム人でもあるので、ベトナムの公教育を受けます。学校ではベトナム語で教育が行われているのです。そのため彼らは最低でも、民族の言葉とベトナム語をマスターしなければならないのです。

そして、女性は民族の言語、ベトナム語、英語を話すわけですから、みんなトリリンガルになるのです。ベトナム語はおろか、英語さえもおぼつかない私からすると感心してしまうばかりです。

モン族の言葉(カタカナは私が聞こえた通りに表記)

  • オーチョー:ありがとう
  • ラー:田んぼ
  • ジョンガー:きれい

サパでホームステイをする方法

さて少数民族の家にホームステイするには、どのようにしたらよいのでしょう。方法は大きく分けて3つです。

まず、1つ目はハノイからホームステイ付きのツアーを予約する方法です。ハノイにはたくさんの旅行会社があり、どこの会社でもサパのツアーを扱っています。この場合、サパまでの移動費もツアー代に含まれています。私は70ドルくらいのツアーで行きました。

2つ目の方法は、現地まで自分で行き現地でホームステイツアーを予約する方法です。ホテルで予約して25ドルくらいでした。

そして最後の方法は、少数民族と直接交渉する方法です。この方法はまだやったことがありませんが、一度試してみたいと思っています。ツアーの価格を目安に交渉するといいと思います。

サパでホームステイをする際の持ち物

最後にホームステイをする際の持ち物についてです。

少数民族の家というと、ホテルと違ってシャワーなどの設備がそろっていないかもしれないと不安になる人もいるかもしれませんが、私は2回ともツアーで行ったのでどちらの家もシャワーがありました。バスタオルまで用意してくれていましたよ。

歯ブラシはなかったと思うので、ホテルではなくちょっとしたゲストハウスに宿泊するつもりで荷物を用意するとよいでしょう。

また、サパの気候は1年を通してハノイに比べると寒いです。冬はしっかりとした防寒具が必要ですし、春や秋も羽織るものを用意していきましょう。

まとめ

サパ旅行、きれいなホテルに泊まってのんびりするのも悪くないけれど、少数民族の家で自然や少数民族の温かさを感じて過ごすのも「あり!」なのではないでしょうか。

みなさんもサパ旅行を計画する際は、民族の家にホームステイすることを一度検討してみませんか。より印象的なベトナムでの思い出が、1つ増えるかもしれませんよ。

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