観光地としての見どころの多さだけでなく、安い物価や優しい人々、さらにはおしゃれなカフェやかわいい雑貨など、様々な魅力が詰まったベトナム。働く場所としても多くの人を引きつけています。
そんなベトナムで仕事を探す時に必須なのが、ベトナム求人を扱う転職エージェントや転職サイトですよね。しかし、検索するとたくさんの転職サービスが出てくるので、どれがいいのか迷うものです。
ここでは、ベトナムを目指す方におすすめの転職エージェント・転職サイトをご紹介します。
【海外求人をチェックしたい方はこちら】
- リクルートエージェント(未経験から幅広く求人を探す)
- LHH転職エージェント(全世界から幅広く求人を探す)
- JAC Recruitment(海外勤務・外資系を狙う年収600万円以上の方向け)
- ビズリーチ(職務経歴書まで入力してオファーを待つ)
ベトナムで働くためのスキルとは
ベトナムには、ハノイとホーチミンの2大都市があります。日系企業のベトナム進出数も1,800社を超え(2017年10月現在、外務省調べ)、キヤノンやトヨタなどの大企業も進出しています。
日本語のみでのベトナム就職・転職も不可能ではないですが、待遇や給料などが悪くなってしまうことも多いです。
「英語力」や「業務・社会人経験」があると、ベトナム就職・転職はスムーズになります。選択肢を広げるためにも、スキルを身につけておきましょう。
【すぐに転職サイトを見たい方はこちら】
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- リクナビNEXTグッドポイント診断(無料で自分の強みを分析する)
ベトナム求人を探すなら転職エージェントを利用しよう
ベトナムで働きたいなら転職エージェントの利用がおすすめです。不安の多い海外転職では、エージェントのサポートが心強いものになります。
日系大手の転職エージェントなら「福利厚生を含めた求人」「転職サポート」がしっかりしているので安心して利用できます。
今後のキャリアを考えると、就職・転職先は信頼できる企業が望ましいです。日系大手の転職サービスは経験豊富で、ローカルな求人サイトを使う場合に比べて就職トラブルなどのリスクを避けることができるというメリットがあります。
では、その他のメリットやデメリット、そして上手な利用の仕方をご紹介していきます。
転職エージェントを利用するメリット
転職コンサルタントに相談できる
まず何といっても、担当の転職コンサルタントに相談できることがメリットです。
特に、初めてベトナムで働くならわからないことがたくさんあるでしょう。そんな時、疑問や不安について気軽に相談できる転職エージェントは心強い味方になるはずです。
また、面接対策や就職の傾向なども知ることができます。
一人ではつまずきやすい求職活動も安心して進められ、心細くなりません。
給料の交渉を任せられる
自分自身で給料や年収、待遇の交渉をするのは大変です。特に、仕事開始前に待遇アップを要求し気まずくなるのは避けたいところ。転職エージェントを使えば、面倒な給料交渉も行ってもらえます。
もちろん、思い通りにいかない場合や交渉できないケースもありますが、自分でやるよりもプロのエージェントに任せる方が安心できます。
非公開求人に応募できる
大手企業の求人には、一部の転職エージェントのみに公開し、一般には非公開のものがあることは珍しくありません。
世に出回っていないベトナムの求人に応募することができるのも、転職サービスを利用するメリットといえるでしょう。
予定の管理が楽になる
転職エージェントを利用すると、応募についての予定管理をしてくれます。特に、仕事をしながらの求職活動はスケジュール管理がなかなか大変です。
しかし、転職エージェントが予定の管理を行ってくれることで心に余裕もでき、求職活動により集中することができます。
無料で利用できる
リクルートエージェントなどの転職エージェントは全てのサービスを無料で利用できます。タダで転職サービスを使えるというのは大きなメリットです。
上手にサービスを活用し、最大限のメリットを享受してください。
転職エージェントを利用するデメリット
必ずしも希望に沿うとは限らない
転職エージェントは一人でも多くの人に採用通知を渡すのが仕事です。
そのため、できるだけ採用してもらえるよう学歴や経験などによって応募できる会社が決められてしまうケースがあります。例えば、語学力や職務経験で線引きされることも多いです。
彼らの目的は採用という結果を出すことです。勧められるままに採用されそうな求人に応募するのではなく、自分にとって何が大切かを考えながら仕事探しを進めていきましょう。
エージェントによって得意分野が異なる
一口に転職エージェントといっても、会社によって得意分野が違います。それぞれの得意分野に合った企業や業種を勧められ、それが求職者の希望とうまく重なれば順調に採用まで決まります。
ベトナムを目指すなら、選択肢を広げて複数の転職サービスに登録するようにしましょう。
ベトナム向け転職エージェントの上手な使い方
ベトナムの求人を探す場合も、転職サービスの利用方法は国内でのそれと変わらないことがほとんどです。日本にいながらでもベトナムの会社に応募できるのが何よりの強みです。
オンラインで手軽に相談
メールやスカイプ、ラインなどの方法で相談することが可能です。現在、仕事をしているのなら時間を取られるのは困りますが、会社を訪問する必要もないので、時間を有効に使うことができます。
さらに、せっかく担当スタッフがいるので、CV(履歴書)作りなども意見を聞きながら行うのがおすすめです。
スケジュール管理を任せる
自分で行っている面接スケジュール管理なども担当スタッフと情報を共有しましょう。
先のメリットの中でも述べましたが、特に在職中の場合、スケジュールの調整を任せられることは時間の節約につながります。
複数登録し情報収集
どの転職サービスがいいか迷う場合は2つ〜3つほど登録し、気になる求人情報をストックしておくことが大切です。ベトナム転職の基本は求人に関する情報を集めることです。
手間を最小限に抑え、時間を有効に使うためにも、エージェントがやってくれることは任せるのが望ましいです。上手にサービスを利用することで、手間と同時に転職への不安が少なくなります。
ベトナムへの求職活動はまず、日系大手の転職サービスの利用から始めましょう。登録は3分程度、利用は無料です。
次からは、以下のポイントに沿って転職エージェント・転職サイトを紹介していきます。
- 未経験からベトナムを狙う
- ベトナム駐在員案件を狙う
- 即戦力としてオファーを待つ
- 複数の転職サービスを比較する
未経験でベトナム就職を目指すなら:リクルートエージェント
- おすすめ度:★★★★★
- こんな人向け:20代・30代・未経験で、広い選択肢からベトナムの求人を探したい
- ポイント:業界大手、登録すると全体の80%を占める非公開求人を見られる
- 組み合わせ:+LHH転職エージェント
未経験でベトナムの仕事を探すなら、まずはリクルートエージェントへの登録がおすすめです。初めてベトナムで働く人、ベトナムで今とは別のキャリアの道を歩みたい人も安心して利用できます。
海外求人数が一般の転職サイトの数倍あり、選択肢が幅広いです。
また、大手のエージェントのため、数多くの転職コンサルタントが在籍しています。ただし、担当者によって考え方・サポートが異なる部分もあるので、LHH転職エージェントなどにもあわせて登録しましょう。
その他、リクナビNEXTなどと併用し比較しながら仕事探しをするとよいでしょう。全て無料で利用できます。
ベトナムで幅広く求人を探すなら:LHH転職エージェント(アデコ)
- おすすめ度:★★★★☆
- ポイント:世界展開、業界でもトップクラスの求人数
- 組み合わせ:+リクルートエージェント
ベトナムへの転職を狙うならぜひ登録しておきたい転職エージェントです。世界中に拠点があり、その数は5,000以上にも及びます。
外資系の案件も多く、多数の非公開求人を扱っています。
ベトナム駐在員を狙うなら:JAC Recruitment
- おすすめ度:★★★★★
- こんな人向け:語学力がある、大卒以上、30代以上
- ポイント:海外駐在・外資系企業案件に強い
- 組み合わせ:+ビズリーチ
海外駐在員とは、日本で採用されて海外で勤務する会社員のこと。ベトナム駐在員や、英語・中国語を使う仕事、外資系企業などの仕事を探すならぜひ登録しておきましょう。
日本国内だけでなく、海外にも複数の拠点を持つ転職エージェントです。ハイクラスの求人が多いため「30代以上で語学力がある」方におすすめです。
問い合わせに対してのレスポンスが速いところが大きなメリット。基本的に問い合わせから24時間以内に返信がくるので、効率的に情報収集できます。登録は3分程度、全て無料で利用できます。
【JAC Recruitmentの海外拠点】
韓国、中国、シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア、イギリスなど
即戦力としてベトナム求人のオファーを待つなら:ビズリーチ
- おすすめ度:★★★★★
- こんな人向け:語学力がある、大卒以上、30代以上
- ポイント:職務経歴書まで詳しく記入することで大手企業からオファー
- 組み合わせ:+JAC Recruitment
自分で求人を探すハイクラス転職サイト。ベトナム勤務、外資系企業勤務、専門職や管理職など、豊富な求人があります。
ベトナム転職というと「給料アップ」や「高待遇」がかなう案件はなかなかないと考えがちですが、ビズリーチには他の転職サイトと比べると好条件の案件が多数あります。
また、良いオファーを待つなら「職務経歴書を詳細に書く」ことをおすすめします。職務経歴書の記入は5〜10分程度で済み、その時間さえ確保できれば大手企業や優良企業から注目され、年収アップにつながります。
ベトナム転職を通して収入アップやキャリアアップを目指したい方におすすめの求人サイトです。
あわせて登録しておきたい転職エージェント・転職サイト
リクナビNEXT
- サブで登録したい:★★★★★
- ポイント:スカウト登録、グッドポイント診断が非常に便利
転職サイトとしては日本最大級の会員数を誇り、非常に信頼度が高いです。匿名で気軽に転職活動を始められ、自分で求人を選んで申し込めます。他の転職サービスと併用する人も多くいます。
スカウト登録が非常に便利。積極的な転職活動は面倒だけど、スカウトを待っていい条件の案件だけ検討したい場合に利用できます。また、グッドポイント診断などの無料サービスを上手に使いましょう。
海外求人マッチングサイトGuanxi(グアンシー)
海外求人のみに特化したGuanxiは充実したスカウト機能が大きな特徴。プロフィールをしっかり記入すると、興味を持った企業からオファーがきます。
登録も1分程度なので、登録だけしておき海外の企業からオファーを待つという使い方がおすすめです。
ベトナム就職へ向けてエージェントに登録する前に
転職エージェントに登録すればそれだけでうまくいくかといえば、そうではありません。転職エージェントを使う目的は、理想の求人(理想に近い求人)を見つけてもらうことです。
そのために、まずは譲れない条件、希望の条件を箇条書きでもいいので書き出してみて「なぜベトナムで働きたいのか」を明確にしましょう。
- 日系企業
- 英語を使って働きたい
- 労働環境の良い会社に現地採用されたい
- 就労ビザ取得サポート付き
- 年収は700万円以上
- 社宅付き
エージェントもあなたの希望がわからないことには求人の紹介ができません。まずはどんな希望であっても正直に伝えることが大切になります。
転職にあたっては、なぜ仕事を替えたいのか、なぜ今の仕事を辞めるのかなども重要になってきます。
ベトナムを目指す人の多くが転職エージェントに登録しています。そして「本当に転職したいと考えている人」がサポートを受けて転職していきます。
ライバルたちの一歩先を行くためにも、ビジョンをしっかり持つことが大事です。転職サービスへの登録前に「ベトナムでどんなことがしたいのか」をあらためて考えてみましょう。
ベトナムで働くなら知っておこう!仕事と生活の基本情報
ベトナムで就職してみて「こんなはずじゃなかった」ということがないようにするためには、事前の情報収集が肝心です。実際にベトナムでの仕事経験を持つ人の記事を読み、働き方や生活についてイメージしましょう。
それぞれの項目の下にある記事リンクが本編です。気になるものがあればクリックして読んでみてくださいね。
※内容は円換算額(レート)も含めて各記事公開当時のものです。
ベトナム就職6つの魅力
ベトナムで働くことに興味がある人は、すでにそこに何らかの魅力やメリットを感じているはず。では、実際にベトナム就職した人はどのように思っているのでしょうか。
ベトナムの日系企業で働く日本人のリアルな感想をチェックしてみましょう。
- ワークライフバランスが取れる
- ベトナム人は優しい
- 英語以外の第3言語(ベトナム語)を学べる
- 日本人向け求人が多い
- 生活費が安い
- 街に活気がある
- 治安がいい
ベトナムでは残業させないようにしている企業が多いので、現地採用の日本人もほとんど定時で仕事を終えます。また、ベトナム人は優しくフレンドリーな人が多いので、働きやすい環境です。
業務では英語や日本語を使っても、日常生活ではもちろんベトナム語ができた方が便利。語学学校が安価な上、ランゲージエクスチェンジも盛んなので、ベトナム語を身につけるチャンスがたくさんあります。
日系企業の求人が多く出ていること、生活費が安く済むこと、国民の平均年齢が非常に若くどんどん経済が発展していて活気があること、そして治安の良さも魅力です。
ベトナムのお給料事情
どこで働くにせよ、一番気になるのがお給料。東南アジアのベトナムではどのくらいの金額が相場なのでしょうか。
ホーチミンの日系企業で働く現地採用社員が詳しく解説してくれています。
ズバリ、1ヶ月のお給料は?
求人によれば、日本人の給料の平均は月1,500USD(約168,000円)から。マネージャークラスの場合は2,500USD(約280,000円)からとなります。
人件費の安いベトナムでは、英語と日本語に堪能なベトナム人マネージャーでも月約1,500〜2,000USD(約168,000〜224,000円)。
現地採用で優秀な日本人を安く雇えたらラッキーと考える日系企業が多いのが現状です。
そのほかの手当
- 医療保険
会社によるサポートがあります。
- 交通費
ホーチミンの交通手段はバイクかタクシー。そのため、交通費はタクシーカードで支払われます。
- ボーナス
年に一度、テト休暇という旧正月の前に1ヶ月分が支払われます。
- 社員旅行
ベトナムの企業では必須の一大イベント。もちろん会社負担です。外国に行くこともありますが、1泊2日の国内旅行がほとんどです。
ベトナム・ホーチミンでの生活費はいくら?
物価が安いといわれるベトナムですが、生活するのに必要な金額はいくらなのでしょうか。
ホーチミンで働く一人暮らしの20代女性の生活費(1ヶ月)をご紹介します。
- 家賃(水道・インターネット込み):60,000円
- 食費:20,000円
- 光熱費:2,500円
- 携帯SIMカード:1,000円
- 生活用品(洋服代含む):6,000円
- 交際・趣味費:30,000円
1ヶ月合計:119,500円
家賃相場は月20,000〜35,000円ほどなので、住居に強いこだわりがなければもう少し生活費を下げることはできそうです。また、交際費・趣味費なども人によって額が大きく変わるところでしょうか。
ローカルの人と同じ生活をすればするほど、生活費は下がっていきます。
ベトナムの勤務時間・休暇事情
日本よりワークライフバランスの取れた暮らしができるといわれるベトナム。
日系IT企業で働く20代女子マネージャーの場合を例に、実際の働き方を確認してみましょう。
勤務時間
一日の労働時間は、日本と同じで8時間と定められています。朝の8時か9時から働き始めて、夕方5時か6時に退勤という会社が多いので、日本とあまり変わりはありませんね。
一日のスケジュールはこんな感じだそうです。
- 9:00 午前の業務開始
- 12:00 昼食
- 13:00 午後の業務開始
- 18:00 退勤、帰りに屋台で夕食
- 19:00 帰宅(またはベトナム語学校)、好きなことをする
- 23:00 就寝
通勤はバイクタクシーを利用。定時で終わることが多いので、ベトナム語を習いに学校に通うこともできます。
休日
ベトナムの法律では、週休1日以上、労働時間は週48時間までと定められています。
ローカル企業では土曜日の午前は出勤という場合が多く、日系企業でも土曜は毎週、あるいは隔週で出勤というところがあります。
また、ベトナムの祝日は年10日ほど。日本よりも少ないです。
ベトナムの社会保険料・税金事情
世界中どんなところに行ってもついて回るのが社会保険料や税金の問題。
ベトナムの日系企業に現地採用された日本人が、実際に源泉徴収されている項目を解説してくれています。
給与から天引きされる保険料
会社に雇用されて働く場合、加入が義務付けられている保険は、
- 健康保険
- 社会保険
- 失業保険
の3つ。ただし、外国人なので例外はあるかもしれません。
- 健康保険
保険料は給与の1.5%。加入すると、病院での医療費が全額無料になります。ただし、対象の病院が決まっていて、それ以外の病院では自己負担です。
その対象の病院はローカルの病院ですが、多くの日本人は日系や外資系の病院に行くので、結局は自己負担となってしまいます。
- 社会保険
2018年から外国人の加入が必須となりました。内容は傷病給付、出産給付、労災補償などで、保険料は給与の8%です。
- 失業保険
対象はベトナム人ですが、任意で加入できます。12ヶ月以上働いて保険料を収めていれば、失業時に給与の60%が給付されます。
保険料は給与の1%です。
給与から天引きされる所得税
ベトナムの所得税も、日本と同様に累進課税です。月額の給与に応じて、税率は以下のように変わります。
- 50,000〜90,000円:15%
- 90,000〜160,000円:20%
- 160,000〜260,000円:25%
- 260,000〜400,000円:30%
現地採用の多くの日本人の給与は月100,000〜300,000円程度。つまり、20%〜25%の所得税を取られることになります。
面接時には、額面の給与ではなく手取りでいくらもらえるのかをしっかり確認しておきましょう。
まとめ~最初の一歩が大きな可能性につながる
まだまだ発展途上であり、多くの可能性を秘めたベトナム。日本と異なるのんびりとした環境で働くうちに、人生に対する価値観も変わっていくかもしれません。
もちろんデメリットもありますが、それを上回るメリットを感じられるなら大丈夫。ぜひ挑戦してみてください。
今回おすすめした転職エージェント・転職サイトは以下の通りです。上手に利用し、ベトナムへの第一歩を踏み出しましょう!
【海外求人をチェックしたい方はこちら】
- リクルートエージェント(未経験から幅広く求人を探す)
- LHH転職エージェント(全世界から幅広く求人を探す)
- JAC Recruitment(海外勤務・外資系を狙う年収600万円以上の方向け)
- ビズリーチ(職務経歴書まで入力してオファーを待つ)
- リクナビNEXTグッドポイント診断(無料で自分の強みを分析する)
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