海外に住んでいて恋しくなるものの1つが日本の温泉。オーストリアのウィーンで温泉が恋しくなってしまったら、テルメ・ウィーンを訪れてみましょう。
もちろん、日本の温泉とは全く違ったものですが、温水プールで泳いだり、サウナに入ったりとリラックスできること間違いなし!
今回はテルメ・ウィーンがどんなところかをご紹介します。
テルメ・ウィーンの温水プールとは
テルメ・ウィーンは、プール、サウナ、マッサージルーム、フィットネスルーム、カフェレストラン、休憩室、図書室などが集まった複合施設です。
ウィーン温泉
ヨーロッパ最大の都市温泉のテルメ・ウィーン。2010年に最新施設に生まれ変わり、発展を続けるオーバラーのテルメ・ウィーンは2014年、「欧州健康&温泉賞」のベスト温泉部門で二度目の金賞を受賞。
一度入場すればまるまる一日遊べます。プールは屋内と屋外両方にあり、水の中で音楽が流れているものやジャグジーなど、色々な種類があります。
数分ごとにプールの様々な場所から水が噴き出したり、壁からマッサージ用の空気が噴射したり、とエンターテイメント性も抜群です。
大人用の薄暗い洞窟をイメージした静かな浴場や、子供用のスライダー、赤ちゃん用の浅いプールなどもあります。
お湯の温かさは27度から36度と、日本人からしてみると少しぬるい感じではありますが、これでもヨーロッパの温泉の中ではかなり温かい方といえます。
ヨーロッパ式のサウナに挑戦してみよう
蒸気がこもった40度から50度ほどのそれほど暑くない部屋の蒸気サウナから、焼き石で部屋を思いきり暑くしてあるフィンランド風サウナまで様々な種類があります。
ネックレスや眼鏡などは、サウナの部屋の前で必ず外すようにしておくと安全です。ネックレスが熱くなってなって火傷することもあります。
ヨーロッパのサウナは混浴が一般的
ヨーロッパのサウナでは水着が着用できない上、男女混合の所が多いので日本人にとってはハードルが高いのです。しかし、ここは男性用と女性用、そして男女混合の3つに分かれているので安心できます。
水着の着用はNGですが、タオルを体に巻いてサウナを使用することはできます。水着を脱ぐことに抵抗がある人は、体を拭くバスタオル以外に、サウナ用のバスタオルも持っていくと便利でいいですよ。
テルメ・ウィーンの利用方法・料金
まずは入口でチケットを買います。KästchenかKabineを選べます。
Kästchen
- 3時間までなら17.50ユーロ
- 荷物をしまうだけの縦長のロッカーが借りられる
- 共同の着替えボックスを使用できる
Kabine
- 3時間まで19.50ユーロ
- 着替えもできるようなボックスをセットで借りられる
Kästchenでも共同の着替えボックスを使用することができるので、Kabineにしなくても大丈夫です。お金を払うとアームバンドがもらえます。
ロッカーの鍵としても使用しますし、レストランなどで使った金額などの情報もここ記録されるので無くさないようにしましょう。勝手に使われると大変です。
追加料金は1分ごとに4セント
ロッカールームで着替えたらシャワーを浴びて、プールやサウナなどの施設に移動します。施設利用が3時間を超えたら、1分ごとに4セントの追加料金になります。
6時間以上利用の場合は固定料金に切り替わります(約25ユーロ)。サウナは8ユーロの追加料金が必要です。
まとめ
日本の温泉とはちょっと違っても、ウィーンの温泉には、ウィーンならではの良い所があるので、機会があれば是非どんな場所か体感してみてくださいね。
現在は地下鉄1号線の終点ロイマンプラッツ(Reumannplatz)から市電67番に乗り換えて終点オーバラー(Oberlaa)まで行く必要がありますが、2017年には、地下鉄1号線で直接行けるようになるようですよ。
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