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お肉好きのパラダイス!アルゼンチンのおすすめ料理5選

チョリパン

さて、突然ですが質問です。「アルゼンチンの郷土料理は何でしょう?」

「……知るかいな!」って思った方がほとんどですよね。

そう、日本では全然知られていないんです!世界ではアルゼンチン料理に虜な人はいっぱいいるのに、なんてもったいないことでしょう。

そこで今回は牛肉大国アルゼンチンの郷土料理をご紹介します。

目次

やっぱりこれが定番!アサード(ASADO)

アサード

by flickr

日本=寿司のイメージの強さと同じくらい、アルゼンチン=アサード(ASADO)が定番です。アサードの他にパリージャ(PARILLA)とも呼ばれています。牛のアバラの部分のお肉、日本でいう骨付きカルビの丸焼きです。

お肉と一緒に、腸詰めの肉汁タップリ&ジューシーでスパイシーなチョリソ(cholizo)や、鶏の半身、牛の小腸等を焼いたものです。本格的なものは炭火焼、一般家庭ではオーブンで調理されるのが普通。

しかしアルゼンチンの一軒家には必ずといってもいいほど、庭にアサードの焼き場があります。日曜日のアルゼンチンのお父さんの仕事は、「日曜大工」ではなく、「日曜アサードの焼き手」です。

アサード

by flickr

アサードは、アルゼンチンオリジナルのサルサ・チミチュリやサルサ・クリオージャ、マヨネーズやマスタードを付けていただきます。

サルサクリオージャ(写真左)

サルサクリオージャは、玉ねぎ・パプリカ(赤・黄・緑)・トマトを、お酢かレモン、オリーブオイルでマリネしたもので、サッパリとしています。

チミチュリ(写真中央)

チミチュリは、イタリアンパセリ・玉ねぎ・ニンニク・乾燥タイム・オリーブオイル・お酢・黒コショウをフードプロセッサーでソース状にしたもの。

チミチュリ・ピカンテ(写真右)

チミチュリ・ピカンテは、ピリ辛のチミチュリソースです。
オーブンや炭火焼でじっくり焼かれて、余分な脂は落ちているものの、ジューシーなお肉にこのフレッシュなソースは相性抜群!

アサード

by flickr

レストランで注文するとこんな感じで出てきます。

お……お……恐るべしボリューム。

この量で大体4人前くらいです。ちなみにアサードを頼むとだいたいサラダ・パン・ポテトフライ・ソース各種が付いてきます。

高級レストランで食べても価格は一人前250ペソ(約1,900円)くらいで、自宅で焼くと4人前くらいで350ペソ(約2,700円)くらいです。

前菜の定番 エンパナーダ(EMPANADA)

エンパナーダ

by flickr

エンパナーダ(EMPANADA)とは食事用のパイのことで、オーブンで焼くノーマルタイプと、油で揚げる”フリット”タイプがあります。

具の基本は牛肉の角切りやミンチ、鶏肉、ハム&チーズ、野菜、ウミータ(トウモロコシとホワイトソース)が定番で、その他にもいろいろな種類のものがあります。

エンパナーダ

by flickr

レストランには必ずといっていいほどありますし、露店でも売っているので気軽に食べられます。値段は本当にバラバラで安いもので一つ3ペソ(約30円)くらいから、レストランだと25ペソ(約200円)くらいです。

日本でいうおにぎり的な位置づけです。

それにしてもお肉を食べるのに前菜にこれを食べるアルゼンチンの人って、すごいと思います。

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アルゼンチン北部の郷土料理 ロクロ(LOCRO)

ロクロ

by flickr

アルゼンチン北部の郷土料理ロクロ(Locro)。お肉の角切りや豆類のたくさん入ったシチューで、寒い冬の定番料理です。

ホクホクの豆とクリーミーなスープは最高に美味しくて、体が芯から温まります。一般家庭ではあまり作らない料理で、冬季限定でレストランやイベントなどの特設の露店等で食べられます!

価格はレストランで100ペソ(約750円)から150ペソ(約1,200円)くらいです。

アルゼンチンのファスト・フード チョリパン(CHORIPAN)

アルゼンチンのファスト・フードのチョリパン

by flickr

露店やイベント会場等で絶対食べたいチョリパン(CHORIPAN)

アサード(ASADO)にも出てきたチョリソ(CHORIZO)をパンに挟んだ、アルゼンチンのファスト・フードです。

チョリパン

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私鉄の駅前やサッカーのスタジアム、イベント会場、蚤の市等で食べられます。レストランでは食べられないアルゼンチン庶民の味をぜひ食べてみてください!

ただ結構ヘビーなので、女性は一つ食べきるのも難しいかもしれません。

価格は大体一つ40ペソ(約300円)くらいです。

忘れちゃいけない ビッフェ(BIFE)

ビッフェ

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写真はアルゼンチン国内で一番最高の部位を使ったビッフェ・チョリソ(BIFE CHORIZO)です。

そう。一目瞭然ですが、ステーキ!!この部位は日本でいう特上フィレステーキです。

アルゼンチンでは一言でステーキといっても数種類もあるんです。サーロインステーキ、フィレステーキは当たり前、Tボーンステーキからロースステーキなど。

こちらの人は好みの部位を厚切りにしてチャチャっと焼いて食べちゃうので、あなたの知らない部位も存在します。

ステーキ

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サイズだってハンパない!余裕で顔くらいのサイズのあるものまであります。アルゼンチンに来たら絶対に食べないといけない王道の郷土料理ビッフェ。

レストランで最高級のステーキを食べると200ペソ(約1,500円)くらいです。お肉屋さんでステーキ1キロ(部位によりますが大体5枚くらい)で高いもので180ペソ(約1400円)くらいです。

家でステーキを食べると一人前280円で食べられる計算になりますね!

まとめ

アルゼンチンの郷土料理をご紹介しました。さすが牛肉大国アルゼンチン、牛肉パラダイスです。

余談ですが、アルゼンチンにもマクドナルドや、サブウェイのようなファストフード店がもちろんあります。ただ、件数がとても少ないんです。日本でマクドナルドのバリューセットを食べると700円くらいですよね。アルゼンチンはもっと高いんです。大体120ペソ(約900円)くらいはします。

「そんな値段をファストフードで使うなら、近所の安い店でデリバリーしてお肉食べるよ」というのがアルゼンチン流。そりゃこんな美味しい特大ステーキが一人前300円以下なら、マクドナルドもお手上げです。

この記事を最後まで読んでくださった、お肉好きのあなた。死ぬまでに一度、アルゼンチンでお肉三昧の日々を過ごしてみませんか?(2018年現在、1ドル=107円=15ペソで計算)

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この記事を書いた人

元K-1ラウンドガールの異色の経歴を持つ、ノリと勢いを何よりも大切にする自由人。 関西出身、ブエノスアイレス市内在住。

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