どこに住んでいても、生活するためにはお金がかかりますよね。イタリアに留学中、生活費の足しにアルバイトをしたいと思う人も多いのではないでしょうか。
残念ながら、イタリアでアルバイトをしても満足のいく収入を得ることは難しいですが、海外で仕事をすることはかけがえのない経験となるはずです。
ここでは、イタリアにおいて学生ビザでアルバイトをする上で大切な約束事とその現状についてご紹介します。
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結論から言うとイタリアで仕事を見つけることは難しい
現在のイタリアは、イタリア人でさえも仕事を探すのが難しい状況です。
2015年はミラノで国際万博が開催されたため、日本人観光客が通常よりも多い年でした。そのため、ミラノのブティックなどで日本語を話せるスタッフを多く募集していたのですが(1ヶ月に5件程度)、ミラノ万博終了とともに日本人観光客が少なくなったため、日本人スタッフの募集もなくなってしまいました。
ですので、根気強く求人を探す必要があります。
日本人向けの求人は少数
ローマやミラノなどの大都市では、今でも時々日本語を話せる人の募集があります。
ただし、日本語よりは中国語を話せることを条件にしている募集の方が多いので、イタリア語と日本語ができるだけでは仕事が簡単に見つからないというのが現状です。
最近は日本食ブームの影響で、日本料理レストランのウェイター・ウェイトレスの募集が増えてきてはいるものの、ミラノに限って言うと、インターネットの求人情報で日本人の募集は2件(2015年12月~2016年2月の3ヶ月間)しか見つけることができませんでした。
イタリア語の求人サイト
イタリア語もしくは英語を使って仕事が探せるのが以下のサイトです。
イタリア語や英語ができないと難易度がかなり上がります。
イタリアの学生ビザで働くなら知っておくべき上限時間数
イタリアの学生ビザでアルバイトをする場合、労働できる時間は1週間に20時間までと決められています。
この上限は必ず守らないと、警察官の抜き打ち検査があった場合、上限を超えて働いていることが判明した外国人は強制送還される可能性があるので、「少しくらい20時間を過ぎてもいいか」という甘い考えは避けましょう。
強制送還処分になった場合、その後5年間、イタリアへの入国は不可能になります。今後の海外滞在にも影響が出てくる可能性もあるので、20時間 / 週を厳守しましょう。
イタリアでアルバイトして得られる賃金の相場
イタリアでのアルバイトで得られる賃金は、日本料理屋で時給7ユーロから9ユーロくらい(910円から1,170円程度)が相場です。
この金額だけを見ると日本とほぼ同じくらいですが、イタリアではここから20パーセントの納税義務が発生します。
それでも、労働時間の上限まで働いた場合、9ユーロ×週20時間×4週間ー20パーセントの納税なので、手取りで月約576ユーロ(74,880円程度)の収入を得ることができます。
なお、イタリア人の平均収入は月1,200ユーロ(約156,000円)と、日本と比べると少し低めです。
※1ユーロ=約130円
まとめ~十分な貯金を持ってイタリアへ行こう
イタリアで仕事を見つけるためには、イタリア語が話せることがまず絶対条件です。ただ、イタリア語を話せたとしても、求人情報自体が少なく競争率も高いので、思っている以上にアルバイト探しは難しいというのが実際の印象です。
物価は日本と変わらないので、決して優雅な生活を送れるわけではありません。学生としてイタリアに滞在するなら、日本でイタリア滞在期間の生活費をカバーするくらいの貯蓄をしておくことをおすすめします。
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