中国での生活は、様々な面で日本との違いを感じられます。一つの国であれば全てが単一というのが日本人の国のイメージではないでしょうか?
そんな日本人の常識の通じない国が隣にあります。
言葉にするよりも実際に体験してもらうのが一番良いのですが、今回は日本と中国の違いをご紹介します。
多様な社会、言語
中国には主要民族である漢族のほか、55の少数民族がおり、漢族と同化している民族もいますが、特に自治区・自治州では民族独自の文化習慣を保ち共存しています。
北と南、そして西では容姿もだいぶ違ってきます。
南方に行くほど東南アジア系に近い人が多くなり、西へ行けば、中東系に近い顔立ちの人が多くなってきます。
同じ中国語でも地域が違うと全然違う
また、共通言語として標準語とされる普通語(マンダリン:いわゆる中国語)が話されていますが、地域による方言による差異は大きく、南方で話される広東語などは普通語しか話せない人は全く聞き取れないほどです。
首都の北京でさえ、中国語を勉強していったにも関わらずタクシーの運転手の話す言葉が聞き取れないこともしばしば。
ある都市の言葉がある程度聞き取れるようになっても、また別の街に行けば聞き取れるようになるまでにしばらく時間がかかります。
中国では省が違えば、国が違うと思った方がよい
ほぼ単一の共通した文化習慣、言語である日本からすると、中国はとても同じ国とは思えない多様さがあります。
そして、中国では省が違えば国が違うのかと思うほど文化か言葉に違いがあります。
同じ国というより、いくつもの省が集まって中国ができていると思うと受け入れやすいかもしれません。
社会システム・制度の未整備
中国で生活していると感じるここになるのが社会シムテムの未整備具合です。
様々な制度が未整備もしくは定着しておらず、多くが担当者の裁量で動いているということです。日本ではあらゆるシステム・制度が整っており、どんな人でも手続きの質は変わらないですよね。
しかし、中国では人によって手続きの質が異なります。
客観的に見れば、「ここをこうしたらもっと効率よくことが進むのに…」と思うことは多々ありますが、大衆が文句ばかり言って何もやらない社会よりは健全なのかも知れません。
人によって言うことが違う
上記のせいかもしれませんが、同じ手続きをするのにも、窓口にいる人によって言うことが違う、ということが多々あります。
今まさに様々な仕組みが整えている途上にあり、研修が追い付かずに末端の窓口担当が対応しきれていないという事情は確かにありますが、きっちりとマニュアル化されておらず現場の裁量で決まってしまう状況の多さは日本では体験することができません。
準備万端で臨んでも窓口で「この場合はこれが必要」と追加書類を求められることもしばしばあります。あらゆる可能性を想定して備えるため、自然とリスク意識が高まります。
「押し」と「主張」したもん勝ち
日本人が様々な場面で「一歩引く」「陰で控えめ」を良しとするのに対して、中国人は「押し」と「主張」を惜しみません。
中国の方とのやり取りの中では、相手の立場を考えて一言をためらうもどかしさはあまり感じることも少なく「言うべきことを言って意思をぶつけ合い、お互いの落としどころが決まったら後は恨みっこなし」という、ある意味清々しさすら感じます。
まとめ
刺激が強く、これだけ見ると何かとんでもないところのように感じるかもしれません。不思議とこれが几帳面な日本では味わえない、良いスパイスに感じられるようになるのが、また中国の魅力とも言えます。
国が違うと全然違うのが面白いですところですよね。
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