蘇州市には交通機関が6種類あります。公共バス、地下鉄、路面電車(トラム)、タクシー、新幹線(高鉄)、電車(在来線)です。
その中で生活に一番身近なのが公共バス。市内のいたるところを走っており、また金額も1元(約17円)で乗りたいところまで乗れます。例外はエアコンがかかる時期は2元、郊外行きは2~7元です。
そんな生活に欠かすことのできない蘇州のバス乗り方について紹介します。
※1元=約17円
蘇州市内の公共バス
各路線は番号がある
公共バスには市内、郊外を走るたくさんの路線があります。それぞれ路線番号がついています。
まずは自分のいる場所と行きたい場所を調べて、そこを走っているバスが何番の路線なのかを調べる必要があります。
蘇州市内のバスの目的地までの調べ方
百度地図で検索
中国ではGoogleが使用できないため、私は「百度地図」というアプリを使用しています。
「捜地点」の欄に目的地を入力、「捜索」ボタンを押すと目的地の地図が表示されます。地図に間違いがなければ、「到这去」と書かれた青い丸を押すと今自分がいる場所から目的地までの行き方が複数表示されます。
タクシーを使用する場合は「用車」、バスや地下鉄を使用する場合は「公交」を押すと、使用するバスの路線番号や乗り換え場所、歩行距離などの一覧が表示されます。
その中で自分が行きたい方法を選ぶと目的地までの経路が表示されます。
蘇州のバス停
時刻表はなく、発着状況は電光掲示板かアプリで
バス停に行くとそのバス停に止まるバスの路線一覧が書かれた看板が立っています。自分の乗る路線で行きたい場所(降りるバス停)があるかを確認します。
バス停には時刻表はありません。その代わりに「今いるバス停まであと何駅で到着します」という電光掲示板のあるバス停もあります。アプリでの確認も可能です。
何台もが連なって到着するとバス停の後方に停車してしまい、気づかないうちに発車するということもあるので注意してください。中国の方が大声で「乗るよ~!」と追いかける光景をよく見かけます。
蘇州でのバスの利用方法
乗り方
バスの前扉から乗車します。運賃は乗車時に支払うので、現金の場合は運転席の上方に書かれている金額を確認してお金を運賃箱に入れてください。通常1元、エアコンをつけている時期は2元、長距離の場合は2~7元です。
私はバスをよく使用するので蘇州の交通ICカード(正式名称「市民卡」)を購入しています。
料金支払い方法(現金、交通カード、スマホOK)
交通ICカードは入口付近にあるセンサーにタッチします。あらかじめいくらかの金額をチャージしておけるカードで、地下鉄の駅のチケット売り場やコンビニエンスストアで購入できます。
発行手数料は普通カードで18元、キャラクターなどの描かれたデザインカードは36元です。また公共バスのアプリをダウンロードして、QRコードをスキャンして支払いをすることもできます。
降り方
バスを降りるときは後方の扉から降車します。日本のように「次降ります」というボタンなどはないので、着いたら次に発車するまでの間に速やかに降車する必要があります。
遅れてしまうと運転手さんが扉を閉めてしまうので、降りたいときは「下!(シャー!)」(降ります!の意味です)と大声で叫ぶとまた扉を開けてくれます。混雑した車内では降りるのも一苦労です。
またバスを降りるときに扉とバス停の隙間をバイクが通るときもあるので、特に小さい子供をお連れの方は注意が必要です。
まとめ
運転手さんにもよりますが、たいていのバスの運転は荒いです。乗ったらすぐ席に座るか、どこかにつかまると安心です。
また車内ではお年寄りの方や子供には席をゆずるのが徹底されています。中国の方に聞くと、席をゆずらないのはとても恥ずかしい行為とのこと、優しいですね。
地下鉄の駅から遠い場所に行きたいときなどにバスで行けるととても便利なので、乗りこなせるようになると行動範囲も広がります。何といっても安さが魅力ですね!
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