海外に滞在するために必要なビザ。
よく変更があるのがインドネシアのビザ制度です。取得条件や費用もコロコロ変わるため、常に新しい情報を仕入れておく必要があるでしょう。
外国人である限り、ビザの取得は避けては通れない道です。
そこで今回は、現時点(2016年)でのインドネシア滞在のためのビザの種類と、その取得費用などについてご紹介します。
インドネシアの到着ビザ(アライバルビザ)について
30日以内の観光目的でインドネシアに入国する場合は、到着ビザを取得する必要はありません。
30日以上滞在される方、もしくは30日以内であったとしても商用でインドネシアを訪れる方に関しては、到着空港にて到着ビザを取得する必要があります。
到着ビザを取得すると、現地イミグレーションにて1回のビザの延長ができるため、60日間のインドネシア滞在が可能になります。
その他のインドネシアのビザの種類と特徴について
到着ビザ以外のビザの種類については、下記の通りとなっています。
- ソシアルブダヤビザ - 知人訪問やインドネシアの文化を学ぶためのビザ。2ヶ月有効で現地にて延長可能。(最長6ヶ月の滞在が可能)
- 就労ビザ - インドネシアで就労するためのビザ。半年のみ有効
- リタイヤメントビザ - 55歳以上の退職者用のビザ。1年有効
- 配偶者ビザ - インドネシア人と結婚した人用のビザ。1年有効
- 留学ビザ - インドネシアの国公立の大学に留学するためのビザ。1年有効
- ビジネスビザ - 長期に渡って商用でインドネシアを訪れるときに必要になるビザ。インドネシアで直接報酬を得ることはできません。マルチプルは、60日間ごとに出国と延長が必要になり、1年有効。
在日インドネシア大使館:http://kbritokyo.jp
1年以上有効なビザがあるならKITASの申請が必要
1年以上有効なビザ(リタイアメントビザ・配偶者ビザ・留学ビザなど)を取得した方は、現地イミグレーションにてKITAS(暫時居住許可証)を申請する必要があります。
ビザは主に入国するときに必要になるものですが、KITASは現地で生活するために必要になる許可です。
そのため、1年間有効なKITASを取得して毎年更新すれば、インドネシアに長く滞在することが可能になります。
長期滞在(観光)ならソシアルブダヤがおすすめ!
バリ島で暮らしてみたいと思うなら、まずはソシアルブダヤビザ(東京大使館ではシングルビザに統合)の取得がおすすめです。
1回の取得で2ヶ月間有効ですが、現地で30日ごとに4回の延長が可能になっているため、半年間はバリ島に滞在することができます。
現地で報酬を得て働くことはできませんが、語学学校に通ったり、バリ舞踊や絵画などの芸術を学んでみたり、ビーチでまったりするなどなど、楽しい体験がいっぱいできるに違いありません。
ソシアルブダヤビザの取得方法は?
ソシアルブダヤビザを取得しようと思うなら、インドネシア国外のインドネシア大使館にて取得手続きをする必要があります。
シンガポールやマレーシアのインドネシア大使館では、比較的簡単に手続きを行うことができます。
申請に必要な書類は下記の通りとなります。
- 残存期間が6ヶ月以上あるパスポート
- 背景が赤色の証明写真2枚(4×6サイズ)
- インドネシア行き航空チケット(できれば往復分がベスト。)
- スポンサーレター
- スポンサーのKTP(身分証明証)のコピー
- 申請書(大使館に用意されています。)
これらの書類を用意して、インドネシア国外の大使館を訪れます。通常、申請日から3日ほどでビザを受け取ることができます。
スポンサーレターとは、保証人となるインドネシア人からの手紙のことを指します。保証人がどうしても見つからない場合には、エージェントを通してビザを取得することができます。
ソシアルブダヤビザの取得費用は?
日本にあるインドネシア大使館でソシアルブダヤビザを取得する場合、取得費用は5,120円となっています。
現地イミグレーションでの延長費用は1回の延長につき25万ルピア(2,123円)となっています。
エージェントを通すのであれば、1回の延長につき80万ルピア(6,794円)ほどかかることになります。(2016年3月のレート参照)
180日間、約半年間バリ島に滞在するためにかかるビザの費用は、すべて自分で手続きするのであれば、13,612円かかることになります。
まとめ
今回は、バリ島に滞在するために必要になるビザの種類についてご紹介しました。書類さえきちんと揃っていれば、自分でビザ取得手続きをするのも、それほど難しい訳ではありません。
観光だけじゃ満足できないという方であれば、ぜひともビザの取得にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?最新の情報は大使館に問い合わせてみてくださいね!
あわせて読みたい