インドネシアで働くには?就職や転職したい日本人向けの仕事・求人まとめ

インドネシアの国旗 海外転職ノウハウ

インドネシアは世界でも親日度が高い国だということをご存知でしたか?

一つには、インドネシア独立戦争の際に日本の兵士が共に戦ったことから、インドネシア人は日本や日本人に対していいイメージを持っていると言われています。近年は日系企業の進出も進むそんなインドネシアで働きたいと考える日本人も増えてきました。

ここでは、実際にインドネシアで働く現地採用社員や駐在員の経験をもとに、インドネシア就職・転職に必要な情報とノウハウをまとめてお届けします。

※1USドル=約132円(2022年12月)

インドネシア就職の5つのポイント

  • インドネシアの就職状況・特徴を知る
  • 英語を勉強し幅を広げる
  • インドネシアで働く自分をイメージする
  • ジャカルタ、バリ島など希望地の生活状況を知る
  • 転職サイト・転職エージェントを利用する

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インドネシアの日本人の就職事情

インドネシア

日系企業進出状況約1,500社が進出

冒頭に述べたような歴史的背景から、またタイに続く生産拠点として、インドネシアには多数の日系企業が進出しています。

古くは1980年代から始まり、2012年から2015年にかけて進出が加速しました。初めは製造業がほとんどでしたが、2012年からはIT、食品、サービス関係が一気に増えました。

現在は製造業、サービス業など約1,500社(2019年11月時点)の日系企業が進出し、そのほとんどがジャカルタに集約されています。

※JETRO(日本貿易振興会)調べ:https://www.jetro.go.jp/world/asia/idn/basic_01.html

日本人の現地採用就職は比較的容易

これらの日系企業は日本人を積極的に現地採用しており、比較的簡単に雇用されます。つまり、他の国に比べて容易に就職できるということです。

日本人の給料はローカルスタッフと比べて何倍も高いです。それも、日本本社からの出向社員(駐在員)となると、会社は日本での給与に加えて現地でも給与を支払うので、よりコストがかさみます。

そのため企業は、各部門に重要人物(本社からの出向社員)を置き、日本とインドネシアを結ぶブリッジ的なポジションには現地採用社員を雇っている場合が多いです。

ただし、いくら採用されやすいとはいえ、強みや志が企業とマッチしていなければいけないというのは日本での就職と変わりません。

インドネシアで働く魅力・メリット

インドネシア

日本の5.1倍の面積に2億6000万人を超える人が住む(2019年)、経済発展の著しいインドネシア。

2016年時点で15~65歳の人口は世界4位、平均年齢は28歳と若い国です。

また、2016〜2018年の経済成長率(GDP)は5%台で推移し、多くの国から投資が行われています。2018年にはGDPランキング世界14位、今後も成長が見込まれる勢いのある国です。

日本人がインドネシアを選ぶ理由

現地で働く日本人が成長目覚ましいそんなインドネシアを選んだ理由としては、

  • 物価・生活にかかるコストが安い
  • 仕事・生活をしながら外国語の実践訓練ができる
  • 社会が活気に満ちていてギスギスしていない
  • 毎日新しい発見がある

などが挙げられます。

日本よりも格安で生活できることが何よりのメリット。食べ物や携帯電話の料金などに加えて映画の鑑賞料なども安く、賑やかで細かいことを気にしない人が多いため仕事中も楽しく過ごせるなど、魅力がいっぱいです。

インドネシアで得られる仕事上のメリット

では、今度は仕事面で具体的にどのようなメリットがあるのか見てみましょう。

責任のある仕事が与えられる

アメリカやヨーロッパなどの成熟した国の市場では、ビジネススキルを持つ即戦力の人材が求められます。一方、発展途上であるインドネシアでは求められる人材像が異なります。

それほど経験を持たない日本の若い年代の人でも、やる気があれば大きな責任のある仕事が与えられます。日本のように組織的段階を経ることなく、関係機関や会社のトップに対して直接、自分の提案をする機会を持てることもあるでしょう。

そういった経験を積むと、現地の人が何を好むかをつかんだ上で、日本のやり方を現地に合うように柔軟に対処・改善できるようになり、スキルがアップするとともに管理能力が身に付きます。

語学力が上がる

日本語のみで仕事をすることも可能ですが、業務ではある程度の英語とインドネシア語の能力が要求されます。

特に英語は最低限会話できるスキルは必要です。また、契約書やメール、報告書は英語が主なので、仕事を通してより実践的な英語力が身に付きます。

インドネシア語は、辞書を片手に仕事仲間と会話したり、飲み屋さんで会話を楽しんだりすれば、3カ月ほどである程度話せるようになるでしょう。

自分の国や自分自身を再発見できる

日本を離れて海外で過ごすと、働き方を含めて日本の良さや問題点などが客観視できます。

また、仕事を通して自分の性格や特徴、適性や新たな資質を確認・発見し、自分への自信をつけることができます

インドネシアで求人の多い仕事

仕事

業種・職種

圧倒的に製造業・商社が多いです。

飲食業は客単価が安いため、できるだけ人件費を抑えることが最優先です。よって調理、配膳の全てにおいて人件費の安いローカルスタッフを雇い、日本人は管理役として1人だけいるのが一般的です。

料理人が日本人というお店もありますが、どの店もたいてい1人なので、空きや新規オープンがない限り採用はないと思った方がいいでしょう。

日本人向け求人に多い業種

  • 自動車
  • 物流
  • 製造
  • 商社
  • 飲食
  • 製薬・医療
  • エネルギー・インフラ

日本人向け求人に多い職種

インドネシア就職で採用されるには

現地採用の給料相場

インドネシアのお金

給与・賞与

インドネシアで生活すれば生活費は安いと謳われがちですが、これはローカルの暮らしをした場合であって、日本と同等なクオリティの生活を求めるのであればそれなりの給与が必要となります。

駐在員の場合は日本就職時の給与と同等以上、諸手当を含み1.5〜2倍程度が相場です。生活費や必要経費を事前に把握し、貯金に回す事のできる所得があるか計算する必要があります。

現地採用の給料相場は以下の通りです。

現地採用の月給目安(USドル)

  • 営業:1,500〜4,000ドル(約16万1000〜42万8000円)
  • マーケティング:1,500〜3,000ドル(約16万1000〜32万1000円)
  • 工場管理:2,700ドル〜(約28万9000円~)
  • 財務・会計:1,400〜2,500ドル(約15万〜26万8000円)
  • マネージャー:2,500〜5,000ドル(約26万8000〜53万5000円)
  • カスタマーサービス:1,500〜1,900ドル(約16万1000〜20万3000円)

当然ながら、給与は年齢やスキルによってもまちまちです。

また、福利厚生としては住宅手当、車支給、ビザ取得サポートなどがありますが、これも企業により様々です。

現地採用の必須能力・スキル

求人内容を見てみると、条件として必ず記載されているのが「インドネシア語もしくは英語:日常会話レベル以上」というものです。

他にも、募集職種に関する経験があること、それも一定年数以上の経験があることを条件にしている場合もあります。

先に、インドネシアでは比較的容易に仕事が見つかると述べましたが、語学力や前職での経験は必須であることを念頭に置いておいてください。

新卒での現地採用は可能?

大学卒業後、新卒で現地で働きたいと考えている方もいらっしゃると思います。

新卒の場合、ビザの取得が難しいのが一般的です。しかし、実際に新卒でビザを勝ち取った人もいるのであきらめる必要はありません。

必要な人材と認めてもらえればビザ取得も可能です。まずは求人を探してみましょう。

インドネシア就職を狙えるおすすめ転職エージェント

仕事

オーソドックスな仕事の探し方は、インドネシアの求人を扱っている日系の転職エージェントや転職サイトに登録することです。

インドネシア現地には日本人を斡旋する転職エージェントが多くあり、各社のウェブサイトから直接応募できます

おすすめはリクルートエージェント(後述)、JAC Recruitment(後述)、LHH転職エージェントです。

日系転職エージェントを利用するメリット

情報が多く理想の求人が見つかる

初めてのインドネシア就職は、とにかく「情報を集める」ことが重要です。

インドネシアには多くの日本人が滞在し、多くの日系企業が進出していることから、転職エージェントにも求人情報がたくさんあります。日系企業の他にも、インドネシア系企業、外資系企業など様々な企業が人材を探しています。

転職エージェントはそれぞれ非公開求人も多数持っているため、上手に使えば数多くあるそうした求人情報の中からあなたの理想の仕事を探し出せる可能性が高まります

日本語で相談できる

インドネシアでの初めての就職でよくある疑問

  • 日系企業の採用状況は?
  • 就活に必要な期間は?
  • 就労ビザの問題はないの?

このような疑問や不安を感じた時に頼りになるのが、転職エージェントです。

リクルートエージェント(後述)、JAC Recruitment(後述)、LHH転職エージェントでは担当者も日本人なので、日本語のメールでインドネシア就職に関する相談ができます

事前に疑問点を書き出し、一つずつ解消していきましょう。

適切なアドバイスをもらえる

業種や企業などに応じた履歴書の書き方、給料の交渉などのアドバイスなどももらえます。

初めての転職活動でも2度目の転職活動でも頼りになる存在です。

登録簡単、利用は無料

転職エージェントへの登録は3分程度で終わります。また、登録からサポートまで全て無料です。

効率的でスピーディーな就活が必須

求人を見るだけでもインドネシアで働く自分の姿がイメージでき、より具体的に何をすべきかが見えてきます。繰り返しになりますが、とにかく「情報を集めること」、これが重要です。

また、インドネシアは人気のある地域なのでライバルが多いです。転職活動はスピード勝負になります。

もちろん、サポートを受けるだけでなく自分で求人広告を見ることも可能なので、まずは登録してみましょう。

では、おすすめのエージェントを2つピックアップしてご紹介します。

リクルートエージェント

海外転職といえばリクルートエージェントが定番です。

一般には公開されていない非公開求人などが多数あり、海外求人数が他の転職エージェントよりも多いため、インドネシアでの就職を考えている方はまず登録してみましょう。

他の転職エージェント(LHH転職エージェントなど)と併用し比較しながら仕事探しをするのが上手な使い方です。

 

JAC Recruitment

JACリクルートメント

インドネシアの求人を探すならJAC Recruitmentも外せません。国内だけでなくジャカルタを含む海外にも複数の拠点を持ち、グローバルに展開しています。

ジャカルタオフィスには日本人が駐在しており、きめ細かいサポートを提供。求人も、インドネシアでの駐在から現地採用まで様々な案件があります。

特に、30代以上でインドネシア勤務を目指すならぜひ登録しておきましょう。クリックするとページ下に登録欄があります。

 

仕事探しにはフリーペーパーも有効

インドネシア在住者であれば、転職エージェントとあわせてフリーペーパーを活用するのも非常に有効です。なぜなら、求人を出している会社はすでに滞在している人をすぐに採用したいからです。

フリーペーパーの求人欄を見て応募し就職が決まる人も多いので、滞在者にとってはおすすめの方法です。

インドネシアで働く方法

駐在員として働くには

駐在とは、日本の会社に入社し海外の子会社に派遣される働き方です。給料や待遇もよく非常に人気があります。

そのため、駐在員の採用はスピード勝負になることが多く、少しでも興味を持ったら転職エージェントへの登録が必須です。駐在員の求人は日系大手の転職サービスにしか出てきません。

駐在員の求人が多い業種

メーカー、IT関連、製造業や商社は日本人の技術やビジネスマナーを必要とする場面が多いので、常にどこかの企業で募集があります。

製造業だと、生産管理、品質管理、メンテナンス部門などで求人があり、商社では日系企業向けの営業職を募集しています。

年収は500万〜1200万円が多いです。

現地企業・大手企業で働くには

経験や能力を活かすなら、日系以外の企業を狙いたいもの。インドネシアの有名企業には、以下のようなものがあります。

  • 不動産のブミ・スルポン・ダマイ、チプトラ・デベロップメント
  • 製薬のカルベ・ファルマ
  • 建材のセメン・インドネシア
  • 石炭のブキット・アサム、タバコのグダン・ガラム
  • 金融のバンク・セントラル・アジア
  • 通信のテレコムニカシ・インドネシア

また、創業はインドネシアではありませんが、ユニリーバ・インドネシアも大手企業として有名です。

現地企業や外資系企業を狙うなら、専門知識+英語力があると有利です。

求人を探すには、大手の転職エージェントを利用しましょう。エージェントごとに扱っている求人も異なるので、複数登録し、比較しながら探してみてください。

おすすめ転職サイト】

インドネシアの都市別就職動向

インドネシア

インドネシアで日本人が多く住んでいるのは首都ジャカルタです。近郊の工業団地区域であるブカシ県やカラワン県にも多くの日本人が住んでいます。

ジャカルタ以外では、インドネシア第2の都市であるスラバヤ、第3の都市であるバンドンにも日本人が多くいます。

地域により、求人が多い分野や条件・待遇も異なります。ここではジャカルタと、こちらも日本人に人気のバリ島の就職事情を見てみましょう。

ジャカルタ

日系企業が多く集まり、日本人向けの求人も見つかります。

業種

メーカー業での募集が多く、その他にもサービス業、ホテル業、広告業、飲食業など様々な業種の求人があります。

給料相場

現地採用の日本人のお給料は、月20万~25万円が相場となっています。インドネシアの中間所得層で8万〜16万円が平均月収とされているので、十分に高額だといえるでしょう。

また年に一度、断食明け大祭(レバラン)に向けて、レバラン手当としてボーナスが支給されるのが一般的です。

各種手当

住宅手当はお給料に含まれることが多く、通勤交通費は別途支給されることがほとんどです。

また、場合によっては社用車と専属のドライバーが与えられることもあります。

バリ島

業種・職種

リゾートであるバリ島は観光業が盛んです。そのためジャカルタと違い、求人は観光産業関係が多くなります。ホテル、旅行代理店、ウェディングプランナー、フォトグラファーなどの仕事があります。

こうした業務の経験があり、インドネシア語や英語を流暢に話すことができれば採用のチャンスは増えます。

給料相場

現地採用の日本人のお給料は、月400万〜1000万ルピア(約3万2000〜8万円)ほどです。※1ルピア=0.008円

人脈を使うのが効果的

ツテやコネがものをいう世界なので、良い条件の求人はインターネットに掲載されることなく埋まってしまうことがあります。

現地の知り合いや、バリ島で就職している友人などがいれば求人がないか聞いてみましょう。

インドネシアの働き方

労働時間

インドネシアで働く日本人は、実際にどのようなスケジュールで仕事をしているのでしょうか。

始業は8時、終業は17時というのが一般的です。現地採用の日本人は比較的早めに帰りやすいようですが、駐在員はそうもいかないのが現状のようです。

なお、ジャカルタの場合、駐在員・現地採用社員ともに運転手つきの車で出勤する人が多いことが特徴的です。日本では会社の重役くらいしかこのようなことはありませんが、インドネシアで働く日本人の場合はそれほど珍しいことではありません。

ジャカルタの渋滞はひどいので、郊外に住んでいると朝早く家を出る必要があります。

働き方の違い

文化や宗教が違えば、働き方も異なるもの。インドネシア人の仕事ぶりはどのようなものなのでしょうか。

  • 家族第一である
  • イスラム教徒が多いので、1日4回のお祈りの際は仕事が止まる
  • 基本的にのんびりしていて、仕事をサボりがち
  • うわさ好きで、スタッフ同士の連携が強い

などが特徴です。

詳しくは以下の記事をお読みください。

インドネシア就職で必ず確認すべきこと9つ

それぞれを詳しく解説していきます。

ビザサポート

インドネシアで就職し給与を得るには就労ビザの取得が必須です。しかし、自力で取得するには労力も時間も要します。

インドネシアの場合、仲介エージェントを通さないと就労ビザが下りにくいという事情もあり、業種、またエージェントにより異なりますが、エージェントに支払う金額はおよそ数万円〜10万円程度といわれています。

事前に会社側でビザの取得をサポートしてもらえるのかどうかは必ず確認しましょう。

なお、ほとんどの日系企業では、ビザ取得費用は会社負担です。ローカル企業で、しかもビザ取得は個人負担というのは、金銭的にかなり厳しいかと思います。

ボーナス

各社の条件によって異なりますが、年間1~2回の賞与があります。特にインドネシアの場合はイスラム教の断食明け大祭前THRと呼ばれるボーナスがあります。

勤続年数によって異なりますが、1カ月~数カ月分の給与が支払われます。これは、イスラム教徒に限らず、外国人でも受け取る権利があります。

雇用期間

インドネシアの場合は通常1年に1回、新卒の場合は半年に1回の滞在許可証KITAS、及び就労ビザ更新が必要です。雇用期間もビザが下りない限り、延長できませんのでビザ次第というべきでしょう。

インドネシアはそもそも終身雇用を基本とはしておらず、インドネシア人でも、1年ごとの更新という会社も多くあります。インドネシアで就職できたからといって、油断してはいけません。

退職金

勤続年数に応じて退職時には退職金が支払われます。

この額は会社により異なりますので、先の話にはなりますが入社前に確認した方がよいでしょう。また、自己都合で退職した場合、支払われないという会社もあるようですので、注意が必要です。

保険

インドネシアでは保険という概念がまだ定着していません。国民健康保険のような制度は事実上存在しません。

BPJSと呼ばれるものがありますが、カバーの範囲は狭く、対象の病院も限られ、日本の健康保険とは意味合いが異なります。

病気やケガが心配な人は、外資系会社の保険商品と契約する必要があります。会社がこのような法人向けの医療保険に入っていない場合は、医療費は自己負担となります。

会社に確認し、医療保険が含まれていない場合は、当地で任意に加入しなければなりませんが、ローカル企業の場合、金銭的に保険に加入できるほどの余裕がない場合があります。

天引き

先述のBPJSと日本でいう所得税のような税金は給与から天引きされています。

納税をしていると、証明用のカード、通称パジャックカードが会社の人事担当から配布されます。これは、当地で銀行口座を開く際など、非常に重要なものですので、会社に必ず確認を取ってください。

その他手当

固定給の場合、基本的に残業代は出ないと見なされています。

住宅手当、一時帰国手当は会社によって様々ですので、基本条件をあらかじめ確認しましょう。また、交通費はローカル企業の場合、個人負担となります。なるべく、会社に近いところにアパートや下宿を確保するようにしましょう。

インドネシアで働く私の場合、前職・現職共に残業代・交通費は出ていません。

給与が少ない場合、不満に感じることもあるかもしれません。幸い住宅手当はいずれも出ていましたが、月3,000,000ルピア(約26,700円)程度の日本人が住むのに最低限度の設備のある下宿に住むといった感じです。

休暇

インドネシアの祝日には、各宗教の記念日に準じるもの、独立記念日などの国の行事、断食明けの連休があります。

年末年始は日系企業の場合は日本の年末年始とリンクしていますが、現地企業の場合は現地の暦に準拠しますので、1月1日以外は通常営業です。西暦よりも各宗教の暦を重視しているためです。

インドネシアで一番長い休暇は、はやり断食明けの休暇、いわゆるレバランになりますが、イスラム歴に準じているため、毎年時期は一定ではありません。

カレンダー上の祝日が多いですが、反面インドネシアの有給の日数はかなり曖昧です。私の会社にも規定がありません。また、冠婚葬祭、病欠などは有給にカウントされないこともありますが、一概にも言えず、入社前に必ず確認したほうが良いでしょう。 

面接場所や私の海外就活体験

面接場所は会社によります。日本に支社がある場合は原則日本で行われますが、現地会社で面接する場合、渡航費は個人負担です。

入国時には観光ビザで入ることがほとんどですが、グレーゾーンです。なるべくは日本で面接を行いたいところで、近年ではスカイプ等によるビデオ面接も増加しています。

私の場合はインドネシアにて就職活動をしましたが、新卒採用の場合、ビザ取得の都合上から求人数が大幅に減るため、仕事を得るには少々苦戦しました。

縁があり、直接スカウトされた日系の会社に採用され、インドネシア・ジャカルタにて駐在していました。現在はローカル企業に転職しています。

インドネシアでの1ヶ月の生活費

ジャカルタで一人暮らしをした場合

  • 月約20万円(住居費自己負担)
  • 月約10万円(住居費会社負担)

バリ島で一人暮らしをした場合

  • 月約6万円

以下の記事ではこのように紹介されています。

もちろん、それぞれの生活スタイルによって必要金額は異なります。特に、食費や住居費に左右されるところが大きいので、節約したいならこの2項目を絞るとよいでしょう。

まとめ~とにかく最初の一歩を踏み出そう

インドネシアでの就職・転職についてイメージが湧いたでしょうか。

これを読んでいる大多数の方は現地採用を考えていると思いますが、決して多くはないものの、現地採用から本社採用になることもあります。そうなった場合、給与や手当はぐんとよくなるので、一つのモチベーションとして頑張れるのではないでしょうか。

インドネシアを目指すなら、情報収集も兼ねてまずは転職エージェントに登録することから始めましょう。

インドネシア就職・インドネシア転職するには

現在もインドネシア就職の状況は絶えず変化しています。効率よく就職・転職活動を進めるには、転職エージェントの利用がおすすめです。

インドネシアを目指す上で大事なことは「情報収集」と「行動力」です。そのため、転職エージェントを使い、気になる求人情報をストックしておくことが大事なのです。

情報収集が進めば、より具体的にインドネシアで働く自分をイメージできるはずです。

以下の転職エージェントは待遇がしっかりとした求人が多いので、不安の多い海外転職でも安心して利用できます。登録は3分程度、利用は全て無料です。

【必ず登録すべき転職エージェント】

あわせて登録したい:海外就職専門求人サイトGuanxi

転職成功者のほとんどが上記エージェントを利用しています。

登録したからといって必ずしも転職する必要はありません。まずはどんな求人があるのか気軽に見てみましょう。

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