海外で暮らしてみると、日本では見ない面白い場面に出くわすこともしばしば。
インドネシアの首都ジャカルタでも、日々の暮らしの中でびっくりするようなシーンを数多く発見しました。
多々ある中でもいくつかピックアップし挙げてみます。
何でも仕事にしちゃうインドネシア人
インドネシア人はなんでも仕事にしてしまうほどのバイタリティがあります。
ラッシュ時に道端に立っている人々
ジャカルタではメイン道路が非常に混む為、通勤ラッシュとなる朝と夕方の時間は3 in 1という、一台の車に3人乗っていないと道を通れないというルールが数年前に出来ました。
このルールが出来てから、道端のあらゆる所に男性や若い女性、子どもを抱えた母親が指を1,2と立てて立っています。
何事かと思いきや、「私たちを乗せたら1人カウントになりますよ」と車に乗ることを仕事にしているのです。
1回乗って、稼ぎは150円~300円程度。ジャカルタのローカルフードは1食100円程度なので数回乗れば一日の生活費を稼げます。
ラッシュ時は3人乗せていないと警察に罰金を取られるのですが、この人達がいるお陰で急いでいる時も少し払えばメイン通りを通れるのです。
日本では知らない人を車に乗せるなんて危ない!という感じですが、ジャカルタではこれが日常的に行われています。
道路整備のおじさんたち
また車で道路を走っていると、道が混んでいるところで男性たちが勝手にその場に立って道路整備を行っています。道を通してもらった車のドライバーもその男性たちに20円~50円を渡しています。
誰も頼んでいないのに、自分たちでニーズを見つけ出し勝手に動いているのです。
綺麗なお札と交換してくれる人たち
年に一度の長い休み、断食明け休暇に入ると、日本の正月と同じように家族親戚で集まり、お年玉のようなものを渡し合います。
その際にやはり日本と同様しわの入っていない綺麗なお札が必要になります。
そこで出来たビジネスがお札交換サービスです。この休暇前になると高速道路の入り口・出口の所に人がたくさん立っています。
こんな所で何をしているかと思いきや、綺麗なお札を大量に持って車で田舎に帰る人達にお札を交換をしています。
高速道路出入り口の場所、ビジネスをする時期、ニーズをしっかり捉えています。
イスラム行事
インドネシアはイスラム大国です。そんなインドネシアで見られる光景をご紹介します。
断食
イスラム大国のインドネシアでは、様々なイスラム行事に触れることができます。断食は一年に1回1ヶ月程度行われるものですが、職場の同僚もその間は仕事をしながらも断食をします。
日中は仕事中でも一切食べず、水も一切飲みません。断食中はとても眠くなったり集中力散漫になったりするようです。
断食最終日の断食が終わる時間には、お互い「断食中迷惑かけてたらごめんね」と言い合い、長い休みに入る前の挨拶を皆でし合います。
犠牲祭
一年に一回行われる、イスラムの秋の行事です。
ふと見てみると街の至る所に牛やヤギが集められています。犠牲祭当日は、朝から牛・ヤギの鳴き声が色んな所から聞こえてきます……。
この日一日は、街中で牛・ヤギ(街の裕福な人が提供する)が解体され、肉は住人で分け合い、牛肉は特に貧しい人に配られるそうです。
日本にいるとなかなか解体する場を見る機会は少ないですが、目の前で次々に捌かれているのを見るのはかなりショッキングです。
自然の一部を頂いているという感覚は日本のスーパーに並んでいる食べ物ではなかなか実感が湧きませんが、この日は解体の一部始終を見て実感せずにはいられませんでした。
この日は家族親戚が集まって皆で食事をするのですが、「家族を大切にする文化」「貧しい人に分け与える文化」を肌で感じる事ができる一幕です。
毎日聞こえるアザーン
イスラム圏ならではですが、1日5回モスクから礼拝の時刻を知らせるアザーンが流れてきます。
住む場所によってはモスクが近くスピーカーの音が大きいとかなり大音量で早朝から聞こえてくるようです。
オフィスで働く多くの同僚も、仕事中によくお祈りに入っていました。
まとめ
日本と全く環境が違う分、日々面白い光景に出会えるインドネシア。まだまだ挙げたらキリがない程、毎日がネタになるような生活が出来ます。
日本じゃありえない!というような場面にも出くわしますが、どんなものでも面白がる心が生活を楽しむコツかもしれませんね。
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