長期生活でブルガリアへに滞在する際に必要なのは携帯電話(スマホ)です。長期生活をスタートさせる際にはなるべく早めに携帯電話(スマホ)が使えるようにしておきたいものです。
ブルガリアでは部屋を借りる際にも、電気や水道などの公共料金を払う際にも連絡先が必要となります。携帯電話(スマホ)がないと長期生活をする際にかなり不便になってしまいます。
ブルガリアには4つの通信会社(キャリア)がありますが、日本と同じようにそれぞれの通信会社には特徴があります。それぞれの通信会社を比較しながら契約方法を詳しくご紹介します。※1Lev=70円(2018年10月現在)(スマホ)
ブルガリアで携帯電話(スマホ)を使用する前に
ブルガリアでは日本と同じように先に契約書を結んでから使用するタイプがほとんどです。契約にはブルガリアの滞在先住所が書かれた書類が必要となります。その際にブルガリア人の場合はIDカードを提出します。
日本人の場合は既に移民局にてIDカードを取得している場合には問題はありませんが、IDカードを取得できてない場合にはパスポートを提出することになります。
大抵の場合にはパスポートでも受け付けてもらえますが、たまにパスポートだけだと滞在先住所が確認できないので受け付けてもらえない場合があります。
その際にはIDカードを所有している現地の友人の名義で契約するか、滞在先の住所をその現地の友人の住所にすれば受け付けてもらえます。
もしそうした友人を探すのが難しい場合は、IDカードを取得するまではプリペイド式のSIMカードを使用するという方法が良いでしょう。
ブルガリアの携帯キャリア:VIVACOM(ビバコム)
VIVACOMとは
VIVACOMはブルガリアで最も歴史があり人気のある通信会社です。この会社は初めはBTCという名前でしたが、VIVACOMに改名して今に至ります。
VIVACOMは4Gを利用することができます。ブルガリアの99%の地域で、2,200以上の地域で4Gの使用が可能です。
またVIVACOMは海外でも4Gの使用が可能です。ローミング機能を使って、現地の4Gを使用している通信会社を通して利用することができます。
VIVACOMの場合は最初に契約書を交わしてから使用することができます。支払いについては後払いになります。支払い金額は翌月にSMSを通して表示されます。
支払いはVIVACOMのお店で直接払うこともできますし、EasyPayという公共料金を支払いできる場所や郵便局で支払いをすることができます。
料金プラン
1番安いプランは100メガバイトの高速データ通信と無制限の通常のデータ通信、電話とSMS機能と30チャンネル以上のテレビ番組が見れるパッケージがついて8.99Lev(約630円)です。電話代は1分間の通話で0.29Lev(約21円)です。
VIVACOMの1番のメリットはブルガリアで一番人気のためショップの数も多く、何か困ったときにはすぐに相談しやすいのが強みです。料金は他社より若干高めですが、アフターケアのことを考えたら一番無難です。
- VIVACOMのサイト:https://www.vivacom.bg/bg
ブルガリアの携帯キャリア:A1(アーエドノー)
A1(アーエドノー)とは
以前はMtelという名前でしたが、2018年からA1(アーエドノー)という名前に変更しました。A1はブルガリアだけでなく、オーストリアをはじめ、クロアチアやスロベニアやセルビアなどにもグループを持っています。
A1もVIVACOMと同じように4Gの使用は可能ですが、カバー率は97%です。3Gの場合のカバー率はほぼ100%ですので、場所によっては3G回線を使う場合もあります。
A1の場合も最初に契約を交わしてから使用することができます。支払い金額についてもVIVACOMと同じように、翌月にSMSを通して表示されます。
支払いはA1のショップで払うことができますし、EasyPayという公共料金を支払いできる場所や郵便局で支払いをすることができます。
料金プラン
1番安いプランは100メガバイトの高速データ通信と無制限の通常のデータ通信、100分の無料電話と30チャンネル以上のテレビ番組が見れるパッケージが付いて9.99Lev(約700円)です。
A1は無料の電話代が付いているのでVIVACOMよりおトクです。
A1には先に支払ってから使用できる、プリペイド式のプランもあります。契約するのが面倒な方や事情がある方はこちらのプランもおすすめです。
100分の電話と1000メガバイトのインターネットが付いた、30日間の使用可能なプリペイドが6Lev(約420円)です。
メリット
A1の一番のメリットは繋がりやすさです。VIVACOMは使用場所によって回線が混雑していて、インターネットの動きが遅くなることがありますが、A1についてはほとんどありません。都市部で長期滞在する場合にはおすすめの通信会社です。
- A1のサイト:https://www.a1.bg/bg
ブルガリアの携帯キャリア:telenor(テレノール)
telenor(テレノール)とは
telenor(テレノール)はブルガリアで3番目に大きい通信会社です。telenorでも4Gを使用することは可能です。カバー率はブルガリアの地域の95.3%です。さらにこの会社はLTEネットワークも行っており、1,000以上の地域で使用可能となっています。
telenorの場合も最初に契約を交わしてから使用することができます。支払い金額も他の通信会社と同じように、翌月にSMSを通して表示されます。
支払いはtelenorのショップで払うことができますし、EasyPayという公共料金を支払いできる場所や郵便局で支払いをすることができます。
料金プラン
1番安いプランは200メガバイトの高速データ通信と無制限の通常のデータ通信、200分の無料電話が付いて10.99Lev(約770円)です。
terenorは他の通信会社よりも割高ですが、高速データ通信や無料の電話代が他社よりも多いため、毎月の使用量を抑えながらもたくさん利用したい方にはおすすめです。
またtelnorもプリペイド式のプランがあり、50分の無料電話に2,000メガバイトの高速データ通信がついて値段が6Lev(約420円)です。また使用期限がないため、使い切るまで利用することができるので便利です。
メリット
telenorの一番のメリットは料金の安さです。VIVACOMやA1に比べたらややマイナーな部分もありますが、大きなショッピングモールには必ずtelenorのショップは入っていますのであまり心配はいりません。
またプリペイド式タイプのSIMも積極的に販売を行っているので、毎月支払ってから使用したい方にはこちらの会社を検討すると良いでしょう。
- telenorのサイト:https://www.telenor.bg/
ブルガリアの携帯キャリア:bob(ボップ)
bob(ボップ)とは
bob(ボップ)はブルガリアの通信会社の中では比較的小さめですが、bobの大きな特徴は他社と違って長期契約のシステムが無く、すべてがプリペイド式のプランという点です。
bobを使用するには最初に9.9Lev(約700円)のパケット代を支払います。その後は使用した分だけパケット代から差し引かれていくというシステムです。電話代は1分で0.108Lev(約8円)、インターネットは1メガバイトで0.49Lev(約34円)です。
bobの通信回線は自社ではなく、A1の通信回線を利用しています。そのため料金は安くても回線は安定しているので安心して利用できます。
支払いはbobのマークがついた販売店やA1のショップで支払いができます。またbobのサイトを通してクレジットカード払いをすることができます。
メリット
bobの一番のメリットは契約書が必要ないという点です。プリペイド式のプランのみですので、初めてブルガリアに長期滞在される方はこちらを使用してから、後で通信会社を選ぶことができます。
解約するときも特に書面で交わすことはないため気軽に使用できます。
- bobのサイト:https://bob.bg/
ブルガリアのWi-Fi事情
外出先でメールなどを確認する場合には、通常速度のインターネットでも閲覧は可能ですが、動画などを見たい場合には通信速度が遅いため見ることはできません。その場合には高速の通信速度のインターネットかWi-Fiを利用したくなります。
ブルガリアでは無料のWi-Fiを利用できる場所が幾つかあります。大きな駅やバスターミナルなどの公共機関や、大きなショッピングモール、またはLafkaという小さなお店ならば無料のWi-Fiが利用可能です。
またソフィアやバルナやプロブディフなどの大きな都市では、外国からの旅行者用に無料のWi-Fiが使えるスポットが幾つかありますので、そこで利用することもできます。
無料のWi-Fiを使用する場合でも特に会員登録などは必要がなく、すぐに使うことができるので非常に便利です。
まとめ
ブルガリアには主に4つの通信会社がありますが、大きな違いはありませんので好きな会社を選べば問題はありません。
通信会社と契約する際には1点注意があります。ショップによっては1年、または2年契約をすすめるショップもあります。
2年契約を結ぶと多少の割引はありますが、もし2年以上の長期滞在を計画していない場合には注意が必要です。基本的には途中で解約することはできませんし、もしできたとしても高額な違約金を払う可能性もあります。
そのため、たとえ強くすすめられても、2年契約をしない場合にはそのことをはっきり知らせて断るようにしましょう。
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