ブルガリアのソフィア空港・ヴァルナ空港から市内へ迷わず移動する方法、そのアクセスルートをご紹介

空港 ブルガリア生活・移住

ブルガリアへ観光で来られる日本人は年々増えています。またブルガリアへの移住を計画されている日本人もたくさんいらっしゃいます。

しかし、いざ旅行や移住のための下見でブルガリアへ訪れようとインターネットなどで調べても、知りたい情報になかなかたどりつかないのが現状だと思います。

調べてはみるものの必要な情報はつかめないままムダな時間がかかってしまったり、場合によっては知らないがゆえの予想外のトラブルに巻き込まれそうになったりしてしまうこともあります。

そこで今回はブルガリアへ訪れた際のソフィア空港・ヴァルナ空港から市内へのアクセス方法と、目安となる時間や料金をブルガリアに住む私からご紹介します。ぜひ参考になさってください。※1レヴァ=66.17円(2019年2月)

日本からブルガリアへのアクセス方法

空港

ブルガリアへ空路で入国する場合は、主に2つの空港が便利です。

ソフィア空港

ソフィア空港はブルガリアの首都ソフィアにあるブルガリアで1番大きな空港で、ヨーロッパを中心に多くの航空会社がソフィア空港を繋いでいます。

しかし、初めてブルガリアに訪れると気づくと思われますが、フランスやドイツなどの空港に比べたらかなり小さな空港です。

直行便・乗り継ぎ便

日本からブルガリアへの直行便はありませんが、いくつかの航空会社は日本からトランジットでブルガリアへ入国できます。

航空会社

おすすめの航空会社はアエロフロート航空、ターキッシュエアラインズ、ルフトハンザ航空の3つです。

アエロフロート航空はモスクワで乗り換えます。飛行時間が短く、東京からソフィアまで最短で15時間ほどでアクセスできます。

ターキッシュエアラインズの乗り換え地はイスタンブールです。東京からイスタンブールへの夜間フライトがあるため、夜に出発すれば次の日の昼ごろにはソフィアに到着するため、その後の移動が大変便利です。

ルフトハンザ航空はミュンヘン、またはフランクフルトでの乗換えます。ヨーロッパの中でも多くの人が利用する最大の航空会社のため、安心してソフィアへ向かうことができます。

ヴァルナ空港

ヴァルナ空港はブルガリアの第3の都市ヴァルナにある空港です。ヴァルナは夏のリゾート地として有名なため、定期便だけでなく、ツアー会社所有のチャーター便も見ることができます。

航空会社

日本からヴァルナまではターキッシュエアラインかオーストリア航空が便利です。

ターキッシュエアラインの場合は、夜間フライトで明け方に乗り換え地のイスタンブールに着きます。その後約10時間ほどの乗り継ぎ待ち時間があってヴァルナには15時くらいに到着します。

オーストリア航空の場合はチューリッヒ、ウィーン、2箇所で乗り換えます。

またソフィアからヴァルナへはウィズエアーやブルガリア航空などの航空会社で約1時間ほどでアクセスできます。

ソフィア空港の概要

ソフィア空港

ソフィアは空港には2つのターミナルがあります。

第1ターミナル

第1ターミナルはウィズエアーやイージージェットなどのLCC(格安航空会社)やギリシャのアテネやスペインのバレンシアなど近距離路線の航空便が発着をします。

建物自体がやや古めですが、両替所や売店やトイレなどはありますので安心して利用できます。

市内へのアクセスは84番と184番のバスがありますが、地下鉄でのアクセスはありません。地下鉄を利用したい場合は、第2ターミナルへ向かいます。無料のシャトルバスが巡行していますから利用してください。

シャトルバスの乗車場所は第1ターミナルを出て左手に進んでください。無料シャトルバスの乗り場の看板が目印です。無料シャトルバスは7:00から19:15まで30分間隔で運行しています。

第2ターミナル

第2ターミナルは既存の航空会社(FSC)や中距離や遠距離の航空便が発着しています。第1ターミナルよりも広く、設備も充実しています。また地下鉄やバスやタクシーなどほとんどの公共機関を利用することができるので大変便利です。

ソフィア空港から市内へのアクセス

タクシー

ブルガリアへ初めて訪れる方はタクシーが確実です。タクシーの場合、空港から市内中心部まで約15分です。費用としては15レヴァ(約990円)です。

ブルガリアにはたくさんのタクシー会社がありますが、1番人気があるのはOKスーパートランス(OK супертранс)という会社です。

料金

料金は初乗りが0.70レヴァ(約46円)、1キロごとに0.79レヴァ(約52円)、夜間の場合は1キロごとには0.90レヴァ(約59円)、停車の場合は1分間に0.22レヴァ(約15円)です。

受付カウンター

OKスーパートランスタクシーには空港内に受付カウンターがあり、入国口をそのまままっすぐ行くと黄色と青色のカウンターがあります。

もしカウンターが閉まっている場合は入国口を出て右側に歩いていくと、OKトランスポート専用の乗り場があります。

注意ポイント

OKスーパートランス以外のタクシー会社については料金が高かったり、または料金やメーターをごまかしたりすることがあるのでなるべく利用しないほうがいいです。

私も1回別のタクシー会社を利用したことがありましたが、正規の2倍の料金を取られました。また空港内で声をかけてくるタクシーは個人で経営している場合もあり、その場合はかなりの高額な料金を請求することがあるので無視しましょう。

地下鉄(メトロ)

ソフィア空港には市内までアクセスできる地下鉄があります。地下鉄の場合、空港から市内中心部まで約30分です。

料金

料金は1回の乗車で1.6レヴァ(約106円)です。スーツケースなど大きな荷物がある場合は荷物分としてさらに1.6レヴァ(約106円)が必要になります。

入国口を出て右側に歩いていくと空港の出口があります。出口を出て左側に向かって100mほど歩くと地下鉄の駅があります。

切符は備え付けの券売機で購入することができます。ただし券売機はブルガリア語表記のため、キリル文字になれていない方にはややハードルが高めです。

そのためブルガリア語になれていない方は改札の横にある改札口で切符を購入することをおすすめします。

地下鉄のほとんどの駅にはエレベーターが設置されており、重い荷物を抱えている場合はエレベーターを利用すると大変便利です。

バス

空港からバスで市内中心部までは84番と184番のバスがあります。バスの場合、空港から市内中心部までは30〜40分程度です。

料金

バスの場合も地下鉄と同様に1回の乗車で1.6レヴァ(約106円)です。また大きい荷物がある場合には、やはり1.6レヴァ(約106円)を追加料金として支払います。

84番と184番のバスは市内中心部、ヴァシル・レフスキー国立競技場まで行くことができます。

営業時間

バスは5:00から23:00まで営業しています。

第1ターミナルの場合は空港の出口を出てすぐにバス停があります。第2ターミナルの場合は入国口を出たら右側に向かって歩くと空港の出口があります。その出口を出て右側にバス停があります。

ヴァルナ空港の概要

ヴァルナ空港はターミナルは1つです。ターミナル内で国際線口と国内線口に分かれています。空港内には両替所や売店やトイレなどがありますので、安心して利用することができます。

ヴァルナ空港から市内へのアクセス

ヴァルナ空港にはバスとタクシーの2つの移動手段があります。

タクシー

初めてヴァルナ市を訪れるときはやはりタクシーが便利で安心です。

料金

ヴァルナにもたくさんのタクシー会社がありますが、ほとんどのタクシーの料金は初乗りが0.70レヴァ(約46円)、1キロごとに0.79レヴァ(約52円)、夜間の場合は1キロごとには0.90レヴァ(約59円)、停車の場合は1分間に0.22レヴァ(約15円)です。

注意ポイント

ヴァルナにも高額な料金を設定しているタクシー会社はあります。ほとんどの場合は運転手から声をかけてきますので、その場合は十分注意しましょう。

私もタクシーを利用することはありますが、ブルガリアではアジア人はお金を持っているというイメージをもたれているので、タクシー運転手から声をかけられた場合は無視しています。

ヴァルナ空港内には共通のタクシーカウンターがありますので、タクシーを利用する場合はそのカウンターを経由して利用するのが一番安全です。

料金目安

ヴァルナ国際空港から市内までは10レヴァ(約660円)で、所要時間は約15分です。

バス

ヴァルナ空港から市内中心部までは409番のバスで行くことができます。バスの場合、所要時間は約30分です。

営業時間

6:00から23:00まで1時間に約3本ほどのバスが運行しています。

料金

料金は1回の乗車が1レヴァ(約66円)でスーツケースなどの大きな荷物がある場合はさらに1レヴァ(約66円)が必要になります。

バスには必ず車掌がいてその方に料金を支払います。事前にバスチケットを買う必要はありませんので便利です。

バスのほとんどの車掌は親切で、言葉が分からないときでも丁寧に説明してもらえます。そのためブルガリアではバスはおすすめの公共機関です。

バスを利用したい場合は空港出口を出て100mほどまっすぐに進むとバス停があります。

まとめ

ブルガリア

ブルガリアには2つの大きな空港があり、どちらも市内中心部までアクセスしやすい距離に位置しています。また、タクシーはじめ、地下鉄、バスなどの公共交通機関も整っているのでとても便利です。

東京であれば羽田や成田への移動に、電車であれば1時間は優にかかってしまいますし、タクシーを使おうものならメーターは軽く1万円を超す額が表示されます。こう比較してみるとブルガリア両空港のアクセスのよさが際立ちますね。

また案内表示などもわかりやすく掲示されていますからあまり迷うことはありません。ただし、気安く声をかけてくる人もいますから充分注意しながら移動されてください。

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