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中国で働くことの魅力とは?在住歴8年半、自営業の私が現地からお伝えします

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中国

一息で気管支と肺まで凍りつくような冷気、舌巻き巻きでマシンガンのような音量と速さで話される中国語、車道でリアカーを引くロバ。自分は一体、どの時代のどの場所にいるのかさえ分からなくなりそうな喧噪……。

2010年1月、中国河北省の地方都市に到着した時、私の五感は数えきれない「初めて」を感じ取り、ひどく興奮し、またショックを受けていました。まさかこの国で仕事をし、何年も住み着くことになるとは、その時は全く思いもしませんでした。

中国で8年半働いている私から、その魅力を紹介させてください。

※1人民元=約16.5円(2018年10月現在)

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中国で私がしている仕事はオンライン言語レッスン

ロバ

台湾に2年弱の語学留学をし、「本場中国で仕事をしてみたい!」という大まかで抽象的な目標を持った私は、勤務先、就学先なども決めないまま中国に来てしまいました。

その後、イベントの通訳、ネットでの翻訳などのアルバイトを経て、ここ4年間はスカイプやウィーチャットのビデオコールで英語、中国語、日本語の言語レッスンを自営でしています。

日本では、高校受験対策の塾で英語の講師をしていました。教えることは大好きだったのですが、狭い教室、決められたテキスト、暗記中心の学習法、何より言語をコミュニケーション力を高めるためではなく得点を稼ぐために勉強させるのが嫌でした。

自由を求めて中国へ

ホワイトボードと生徒さんの机の間が1メートルもない狭い空間を抜け出し、今では教師の私も、生徒さんも、どこにいてもネットでレッスンできます。レッスン内容も、生徒さんの年齢、国籍、目標などに応じて変えることができます。

もちろん、自由には責任が伴います。自営でネットレッスンをするには、生徒さん探し、レッスン費用の交渉、カリキュラムや教材の準備など、全て自分でしなくてはいけません。

それでも、その過程で創意工夫をし成果を得ることができるので、仕事の満足度はとても高いです。

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中国の人たちは気さくでフレンドリー

中国の子供

※股割れズボンを履いている子供。零下10度の寒さでも子供は強い!

中国人は、初対面でも気軽に話し始める、フレンドリーで好奇心旺盛な人たちです。

おかげで、ネットレッスンの生徒さん探しも、あまり苦労せずできています。初めて会った人に「何の仕事してるの?え?日本語と英語教えてるの?うちの子、小学生なんだけど英語教えてくれないかしら?」という風に。

また、情に厚く気持ちも熱い中国人、レッスンの時間以外にも気遣いメールやうれしい報告の電話をくれます。

外国人の気持ちを温かくしてくれる

例えば、8歳の男の子からのビデオコールが来て、「先生〜見える?これ僕の妹。3歳なの。妹も英語の名前、欲しいって言ってるんだけど、何て名前がいいかな〜?」

また別の時には、「先生〜、何があったか当ててみて!今日ね、英語のテストで100点取ったんだよ!」

こういうちょっとした連絡でも、母国を離れて生活している外国人を温かい気持ちにさせてくれるものです。

中国で働き自分自身の成長を実感

川辺

中国で働いて、自分が「進歩したな、成長したな」と思える分野があります。それは言語と、ものの見方です。

言語について

留学生として学校で中国語を学んでいた頃は、発音、声調、文法の正しさに集中していましたが、生活し仕事をするとなると、正しく読む、聞く、話す、書くだけでは不十分です。

より自然な会話と交渉力、そして、中国人の「空気を読む」ことが必要です。それが、ゆっくりではあっても自然に身に付いた気がします。

徐々に身体が吸収したこの中国語でのコミュニケーション力を仕事にも活かしたいと考えています。

特に、スカイプレッスンで中国語を学んでいる日本人の生徒さんには、テキストの会話文を暗記するような勉強ではなく、中国語というツールを使って状況に応じた対応ができるように励ましています。

ものの見方について

多くの海外生活経験者が言うように、「視点を変えれば正解は1つじゃない」ことが分かってきました

一つの出来事を報じるニュースでも、日本で日本のマスメディアからの情報だけを取り入れているのと、海を渡った向こう岸に身を置いて見るのとでは、全く違って聞こえたり見えたりするものです。

それに、文化、習慣、環境が違えば、時間の感覚(何分遅れたら遅刻になるのか)、お金の感覚(お正月に家族にプレゼントを買うために年収のどのくらいを費やすか)、距離の感覚(電車で5時間かかる場所を近いというか遠いというか)などが違って当たり前だと思えるようになりました。

中国では生活費が安い

電車

中国で働きながら生活していけるか、というのは大事なポイントだと思います。

日本企業の中国支社で働くなら全く心配はないでしょう。では、私のような自営でも大丈夫なのかと尋ねられると……大丈夫です。それは、生活費を抑えられるからです。

日本に比べて生活コストが安価

例えば、一番お金のかかる家賃ですが、河北省の地方都市では高層マンションの家具家電付き2LDK(約100平米)で1ヶ月1,600元(約26,000円)でした。

今は、広東省の大都市、深セン市に住んでいるので、同じくらいのレベルの家具家電付きマンション1LDK(50平米)が2,800元(約46,000円)しますが、駅に近い立地、広さ、快適さを考えると決して高くないと思います。

光熱費や食費、交通費も日本と比べて安いので、少ない経費で快適な生活ができます。

中国生活は毎日が充実していて飽きない

中国

※ダンボールや飼料袋などに詰めた大荷物を抱えて列車を待つ人たち

中国でのこれまでの8年半は、「海外旅行+留学+仕事」を同時にしているような生活と言えます。忙しいですが、充実した贅沢な時間を過ごせています。

ほぼ毎日、新しい学び、新しい味の発見があり、新しい出会いがあります。

時には、少しの休暇を取って海や山に行ったり、桂林などの観光地に足を延ばしてみたりしています。また、趣味で絵画やさらに別の言語に挑戦することもできています。

ここでの暮らしが心地よい

プルメリアやブーゲンビリアが咲く海岸線をMobike (シェアサイクル)で走りながら向こうの高層ビルの谷間に沈む夕日を眺めていると、また「自分はどこにいるんだっけ?」と一瞬分からなくなります。

でも、私の五感はもうショックを受けません。8年半過ごしてきた中国の音、匂い、景色、空気が心地よいので。これからもここで働き、暮らしていきたいです。

ハイビスカス

プルメリア

ブーゲンビリア

※広東省で見られる花。上から、ハイビスカス、プルメリア、ブーゲンビリア

まとめ~下見をしてみてピンときたら中国へ

中国の川辺

8年半中国に留まり、働き、そしてこれからもこの生活を続けたいと思うのは、ご紹介したようないくつもの魅力があるからです。

中国で働くことを考えている方は、数日観光地を訪れるだけでなく、1~2週間滞在して「下見」してみるのはどうでしょう。

地元の中国人と交流し、普通の生活をしてみて、カルチャーショックを感じながらも「なんだか懐かしい、ほっこりした気持ちになる」と思えたら、歓迎来中国工作!(中国に働きにいらっしゃい!)

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