私は韓国人の夫と結婚し2011年に韓国へ引っ越しました。2018年現在、韓国での生活は8年目になります。最初の1年は主婦として韓国の生活に慣れるのが精いっぱいでしたが、現在は主婦業のかたわら、韓国の情報などを発信するフリーのライターをやっています。
最初は、韓国で働くのなんて絶対ムリ!と思っていましたが、いざ職探しを始めてみると韓国語がペラペラじゃなくてもできそうな仕事がチラホラあります。
私が韓国で働くことになるまでの経緯をお伝えします。
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韓国で在宅ワークすることを決めた理由
韓国に来てすぐの頃は、まず生活に慣れることが重要と考え、在宅ワークをしようなどとは全く思ってもみませんでした。1年近くは専業主婦だったのですが、ある日ふと思ったのです。
「家にいてばかりで、全然この国に慣れてないじゃない!」
そう気づくと、ものすごく時間を無駄に過ごしているような気持ちになりました。これからずっと生活していかなければならないこの場所に、1歳でも若いうちに慣れておかなければ、と強く思ったのです。
でも、韓国には知り合いも友達もいません。そこで自分なりに考えて出した答えが「そうだ、在宅ワークをしてみよう!」でした。
韓国で自分ができる在宅ワークとは
働こうと思ったまではよかったのですが、問題は言葉です。
買い物やタクシーなど普段の生活の範囲では問題なくても、仕事となるとさらに上級の語学力が必要になるのは当たり前です。すぐには習得も難しいため、必然的に「日本語を多く使う、もしくは日本語だけを使う在宅ワーク」がターゲットになりました。
もう一つ問題だったのが、家のある場所です。私が住んでいるのは仁川空港がある永宗島というところで、その頃はすでに空港鉄道はあったものの、自宅からソウルの中心部までは早くても2時間近くかかっていました。
1人暮らしならまだしも、本業は主婦なので、そんなに出勤時間をかけるわけにはいきません。
希望の条件を書き出す
自分が置かれているこういった状況や職務経験から、次のような条件を満たす在宅ワークがないか探し始めました。
- 日本語を活かせる
- 出勤時間が短い、もしくは自宅でできる
- できれば机の上でできる
- 在宅ワークをしながら韓国の生活に慣れることができる、言葉が上達する
在宅ワークを探す時には、条件の書き出しが重要です。条件の中でも優先順位を決め、ある程度妥協できる範囲も考えておくと、早くスムーズです。
韓国で在宅ワークを見つける
在宅ワークでライターを始める
最初の在宅ワークは、驚くほどあっさり決まってしまいました。日本にいた頃からよく見ていた韓国の観光サイトがあったのですが、偶然にもそこでライターを募集していたのです。
サイトの募集要項を見て、すぐに連絡先のメールアドレスに履歴書と簡単な経歴を送付しました。すると数日で返事が来て、ソウルにある事務所で面接することになり、面接をしたその場で採用に。
応募してから採用が決まるまで約1週間というところでした。
自分のペースで日本人向けの記事を執筆
業務内容は、ソウルの美味しいお店や人気のスポットなどを紹介する記事を日本語で書くというものでした。日本語を活かすことができるのはもちろんですが、お店の人に話を聞いたりするのは韓国語でなければならないので、自ずと韓国語を使う機会も増えます。
何より、自分の好きな時間に働けるというのが一番の魅力でした。
このライターの在宅ワークを4年ほど続けましたが、その後、日本人観光客の減少によりフリーランスのライターが不要になったとのことで契約を解除されました。
次の在宅ワークが見つからずまた専業主婦に
その頃には、韓国語にも少し自信がついてきたので、今度は翻訳や日本語教師などの在宅ワークも探してみたのですが、なかなか条件が合いません。なぜなら、韓国は日本以上に学歴を重んじる国だからです。
翻訳をするにしても、日本語教師をするにしても、4年制大学を卒業し資格と経験がなければ、いくら応募しても採用してもらえませんでした。
それから3年間、私は働くことをあきらめ、また専業主婦に戻ってしまいました。
韓国で在宅ワークできるものを日本のサイトで探す
その後、私が再び働きだしたきっかけは夫のひと言でした。
「もし日本で暮らしていたら、また働きたいと思う?結婚する前はバリバリ働いてたのにもったいないね」
その言葉を聞き、やっぱりまた働きたいという気持ちになりました。しかし、相変わらず韓国の募集サイトでは条件に一致するものがありません。
視点を変えてみることの大切さ
そこでふと思いついたのが、日本のサイトで在宅のバイトを募集していないか?ということでした。実は数年前にも一度探したことはあったのですが、その時は全然在宅ワークがなかったのです。
ダメ元で見てみると、最近では在宅ワーク専門のサイトというものまであって、自分が思っていたよりもはるかに多くの在宅ワークが載っていました。そしてそれらの中には、海外在住だからこそできる仕事もいくつかあったのです。
「韓国で働きたいから韓国で探す」のではなく、在宅ワークを探す時は視点を変えてみることも大事だということを知りました。
韓国でやりたいことは何かを考え、再びライターに
以前やっていたライターの在宅ワークをやめた後はめっきりとソウルに出なくなっていたため、何が流行しているのかということにすっかり疎くなっていた私。ライターをやっていた頃はいろんなお店に行ったり、流行りのスイーツを探しに行ったり、毎日が充実していました。
その頃の活き活きとしていた自分をまた取り戻したいと思い、私は再びライターの在宅ワークを選択しました。
韓国にいる自分だからこそ発信できる情報によって、誰かが「韓国に行ってみたい!」と思ってくれたら、これほどうれしいことはありません。韓国の良いところを日本のみなさんに伝えられる仕事に私はやりがいを感じています。
それともう一つ、韓国のテレビを見て、その内容を日本語で書くという在宅ワークもやってみることにしました。こちらは、在宅ワークをしながら韓国語力も上げられるという、私にとっては一石二鳥の仕事です。
働く目的をもう一度考えてみる
仕事選びに迷ってしまった時は、自分は本当は何をやりたいのだろう?何のために働きたいのだろう?と一度立ち止まって考えてみることもおすすめです。
もちろん、希望が必ずしもかなうとは限りませんが、原点に戻って考えてみると、自ずと方向性が見えて選択の範囲が絞られてくるのではないでしょうか。
まとめ~あきらめなければ主婦でも働ける
私と同じように結婚して韓国に住んでいるけれど、様々な理由で仕事をすることをあきらめていらっしゃる方がたくさんいると思います。でも、いろいろな角度から探してみると、必ず自分の条件に合った仕事が見つかるはずです。
まずは、仕事しよう!と決心することが大事だと思います。
どんな仕事でもやれば経験になり、自ずと韓国の文化や言葉を学ぶことができます。そして何より、外国にいながらお金を稼ぐことができるということが、そこで生きていく自分にとってとても大きな自信につながりますよ。
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