情熱の国アルゼンチンの人は、全身を使って身振り手振りをしながら話します。特に年配の方などは身振り手振りをフル活用して話すので、私たち言葉が通じない日本人でもなんとなく話の雰囲気が分かってしまう程。
今回は私たち日本人が絶対にしない、アルゼンチン人の基本的な身振り手振りと、その雰囲気と情熱の高さを、動画を含めてご紹介したいと思います。
アルゼンチン人の行動その1「Ojo eh!」
目の下に人差し指を当ててまるで「あっかんべー」のようなこのポーズ。決して「あっかんべー」をしている訳でも、ふざけている訳でもありません。
これは「しっかりと見ているぞ」というアピールで、一般の人はもちろん、両親が子供に向かってよくするサインで、政治家などもよく使います。
無言でこのポーズを発する時もありますが、基本は「オッホ!(Ojo!)」と言いながらこのポーズが一般的です。オッホ(Ojo)とは直訳すると「目」の意味になるので、「見てるからね!」という注意勧告等になります。
アルゼンチン人行動その2「Ni idea!」
これも皆がよくする超一般的なこのアクション。手を顎に置いて、その後手を差し出すようにするのですが、その際に「ニ・イデア!(Ni idea!」と言いながらこのポーズ。
この行動は、何かを質問して分からない時・答えられない時に使われるアクションで、「想像もつかないわ!」のようなイメージです。観光等で道を聞いて、この答えが返ってきたら即座に「グラシアス!」と答えて他の人に聞きましょう。
アルゼンチン人行動その3「しっかり聞いてくれ!」
私たち日本人の感覚だと、「あいつコレだって、コレ」みたいなオカマちゃんを指しているようなこのアクション。決してそうではなく、アルゼンチンではシッカリとこの部分を聞いて欲しい時にこのように手を添えて話します。
しっかり注目してほしい部分なのに、なぜか声のトーンを落として話すのが見ていて可愛らしいな、なんて思ってしまう筆者です。
どれだけ情熱的なのか、動画で見てみましょう。
身振り手振りだけでなく、声のトーンも変えて離すこの国の人たち、画像だけじゃ分かんないですよね。少しオーバーでやりすぎじゃない?!と思う部分もあるのですが、こちらのタレントがアルゼンチン人の身振り手振りをご丁寧に動画にまとめてくれているので、早速ご覧ください。
本当にこんな感じなのです。特にカフェで話し込んでるおじさんとか、本当にこんな感じです。
一般人の情熱度は?
「いやいや、でもこの動画ってタレントのお笑い的ビデオでしょ?」という鋭い突っ込みが飛んできそうなので、アルゼンチンでとても話題になっている一般のおじさんを動画でご紹介したいと思います。
動画を観る前に、理解して頂きたいのが…
- ヤラセではなく、毎回サッカー中継の度に自宅で大騒ぎするお父さんを、息子が隠し撮りした動画です。
- お父さん、酔っている訳ではなく、どシラフです。
- 以前にもご紹介した国内の人気サッカークラブ「リーベルプレート」の熱狂的ファンのお父さんで、数年前に2部リーグ降下決定した試合観戦中の様子です。
- スペイン語が分かる方、本当に汚い表現のオンパレードなので、ご理解の上ご覧ください。
……それではどうぞ!!!
いかにアルゼンチン人が情熱的なのか、お分かりいただけましたか?そして、サッカーに対する情熱がいかにすごい物なのか、お分かりいただけましたか?
身振り手振りも凄すぎて、テレビが壊れてしまうんではないかと思う瞬間や、5分55秒で心配した娘が薬を持ってくるシーンまでありましたね!
これがアルゼンチンの一般的なお父さんの、自身が応援しているチームの試合中継の光景です。男性がサッカー観戦をしながら半狂乱になるのは、アルゼンチンでは普通の光景です。
まとめ
いかがでしたか?
アルゼンチンの人たが身振り手振りが激しいのです。もちろん全員が全員ではありません。恥ずかしがりやの人や、声の小さい人だってたっくさんいます。
ですがお酒が入ったりサッカー観戦になるとこのような光景がよく見られるアルゼンチン、害なく見ている分にはとても面白いと感じている筆者です。
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