釜山名物である「ミルミョン」。夏が来ると食べたくなるもののひとつであり、筆者の大好きな食べ物です。そんな大好きなミルミョンの発祥の店が近所にあると聞きつけ、早速行ってみました。
今回は釜山名物「ミルミョン」発祥の店、「내호냉면:ネホネンミョン」をご紹介します。
ネホネンミョンとは
まず、ミルミョンのご紹介なのに「ネンミョン(=冷麺)」のついた屋号の理由なのですが、もともと冷麺自体は北朝鮮発祥の食べ物です。
1代目が北朝鮮で冷麺の店を開業し、そのあと朝鮮戦争により北朝鮮から釜山へと戦火を逃れてきた2代目が釜山でネホネンミョンを開業したのですが、時は戦争で貧しい時代。冷麺の原材料であるそば粉が手に入りませんでした。
そこで、より安価な小麦粉を主原料とした冷麺を作り始めた、というのがミルミョン始まりなのです。
もともとは冷麺専門のお店だったので「ネンミョン」が付いた屋号になったそうです。今ではもちろん冷麺も販売されています。ちなみに「ネホ」は北朝鮮のとある地域の名前で、創業者である2代目の出身地だそうです。
実食
店に到着すると、まずユクス(=だし)が出てきて、注文を聞かれます。筆者は밀면/ミルミョン(5500ウォン)と물냉면/水冷麺(8000ウォン)にしました。
冷麺は割高ですが、冷麺屋にきたからにはと思いひとつ注文しました。出てくるまで少し時間がかかったので、お店をキョロキョロ見渡しながら待ちます。
事前に北朝鮮出身の人のお店と聞いたせいなのか、北朝鮮っぽさを感じました。
ミルミョン
こちらのお店のミルミョンは麺が他店に比べても白くなくグレーかかっているのが特徴的です。美味しくいただけます。
水冷麺
冷麺は麺が細く、うっすら透明でこれも初めて見ました。まんべんなく混ぜていただきます!
味はどうなの?
肝心のお味は、ダシは比較的甘い目で、赤いタレが沢山乗っているわりには全く辛くないです。そのスープと細麺が絶妙にマッチしておいしくいただけます。
仕込み時間が終わったすぐあとに行ったからなのかスープはきんきんには冷えていなかったのですが、この日は少し肌寒かったのでそれは逆によかったです。
真夏だともっと冷えていたほうがおいしいかもしれません!
韓国の口コミサイトでは評価が分かれるも
実は、韓国のサイトで調べた時はいい評価と悪い評価がパックリ別れていて少し心配だったのですが、味はおいしかったです。
悪い評価の大部分は値段によるものだったので(たしかに他店に比べて量のわりにちょっとお高めです)、味の心配無用なので安心してくださいね。
行き方
釜山地下鉄2号の線지게골(チゲコル駅)の3番出口を出て、マウルバス3番に乗り換えます。しかし、乗り場にあるはずのバス停留所の看板がありません。
同じくバスを待っているっぽいおばあさんに聞いてみると、写真の建物あたりに立っているといいそうです。
到着まで難易度が高い冷麺の店なので、もちろん、タクシーに乗って行ってもOKです。
店舗情報
店名 | 내호냉면:ネホネンミョン |
住所 | 부산광역시 남구 우암번영로26번길 17(釜山広域市南区ウアム) |
電話番号 | +82-51-635-2295 |
営業時間 |
午前10:30~21:00 ※混雑していると14~16時まで仕込み時間で入れない可能性あり。 |
価格 |
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地下鉄2号線チゲコル駅3番出口を出て、곱창골목(コプチャンゴルモッ)停留所でマウルバス3番に乗り換え。적기뱃머리/チョッキベッモリ停留所で下車。
※乗り換え案内では두메약국(ドゥメヤックッ)下車になっていましたが、実際行ってみるとその停留所はなくなっていたので1つ先の停留所で下車しましょう。
まとめ
ミルミョン発祥の地で食べる特別感を感じられるお店です。お店の周りは観光地化されていないので、韓国の昔ながらの景色も見ることができます。
ちょっとした観光がてら、食べに行くのもいいかもしれませんね!釜山にお越しの際はぜひ足を運んで欲しい場所の一つです。
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