海外で現地採用として働く場合、言語の問題やなんとなくの安心感、そして日本語の転職求人サイトから応募しやすいことなどから日系企業を選ぶ人は多いです。
しかし、外資系企業にも目を向けてみれば、そこにはさらなる可能性が広がっています!外資系企業をターゲットにした方がアクセスできる求人数は圧倒的に多くなりますし、キャリアアップの選択肢も広がるからです。
外資系企業への転職を狙う人におすすめの転職エージェントをまとめました。
【海外求人をチェックしたい方はこちら】
- リクルートエージェント(未経験から幅広く求人を探す)
- LHH転職エージェント(全世界から幅広く求人を探す)
- JAC Recruitment(海外勤務・外資系を狙う年収600万円以上の方向け)
外資系企業で働くことのメリット
まずは簡単に、外資系企業は日系企業に比べどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。
- 年齢制限が厳しくない
- 男女差別が少ない
- 日本的な働き方(サービス残業、休日出勤、プライベートより仕事優先)を押し付けられることがない
- ワークライフバランスが取りやすい
- うまくいけば給与UP
- 語学力が身につく
- グローバル企業であれば、他の国でも働くチャンスがある
年齢制限や男女差別の面でいうと、いくつになっても性別に関係なくチャレンジできるというのはありがたいですね。また、外資系企業特有のさっぱりした合理的な働き方や、ワークライフバランスのとりやすさ、給与などの待遇に魅力を感じる人も多いでしょう。
グローバル企業であれば他の国でポジションが空いたとき、手を上げやすいのもよいところです。様々な国で働いてみたいと考える人にはぴったりですね。
外資系企業で働くなら知っておいたほうがよいこと
もちろん、メリットばかりではありません。以下のようなことは、応募する前に把握しておく必要があります。
- 転職難易度が高い
- 求められる語学のレベルが高い
- 英語圏でない場合、現地語も必要(かもしれない)
- 突然の解雇に備える必要あり
外資系企業ではたいていの場合「日本人である」、「日本語が話せる」といったアドバンテージを捨ててほかの候補者と比べられることになるため、一般的に転職難易度が高くなる傾向にあります。
また、業務も英語もしくは現地語で行うため、ビジネスレベルの語学力が要求されます。さらに、英語圏ではない国で、外資系企業で働く場合は社内外において現地語が必要になるケースがあります。
そして、自分の業務をきちんと遂行できなければ解雇されるリスクも高いため、日系企業に勤めているときとは異なる心持ちで仕事に取り組む必要があります。
転職サイトとエージェント、どう違う?
転職サイト
サイト上で自由に求人を探すことができます。担当者はつきませんが、連絡に追われることがないので自分のペースで仕事探しができます。
転職エージェントを使って転職活動をしようと考えている人も、まずは転職市場の雰囲気をつかむために、転職サイトでどのような求人があるかチェックすることをおすすめします。
転職エージェント
登録すると担当者がつき、様々な相談に乗ってくれます。希望に合う求人を探す、履歴書などの書類チェック、面接対策、面接のアレンジ、待遇の交渉など様々なことを代行してくれます。転職サイトでは紹介されていない、非公開求人も紹介してくれます。
おすすめ転職エージェント:リクルートエージェント
- ウェブサイト:リクルートエージェント
キャリアのある方だけが対象ではないため敷居が低く、未経験の方でも海外で働くチャンスがあります。学歴面で心配な方やこれからキャリアを積みたい方も安心して挑戦することが可能です。
すべての業種、職種の案件を取り扱っているので、転職を考えている人は、まずは登録しておくとよいでしょう。提出書類の添削や面接対策などのサポートも充実しています。
得意な領域
|
全業種・全職種(IT・通信・医薬業界多め)
|
サービス提供地域
|
海外・アジア(香港・シンガポール・ベトナム・インドネシア・日本・タイ・中国・インドなど)
|
おすすめ転職エージェント:LHH転職エージェント(アデコ)
- ウェブサイト:LHH転職エージェント(アデコ)
LHH転職エージェントは、元はAdeccoの転職エージェントとよばれていました。Adeccoという名前を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
JACリクルートメントと同様、登録者と企業の双方を一人のコンサルタントが担当する「両面型」のサービスでベストマッチを実現してくれます。
Springの魅力はネットワークの広さ。アジアおよびヨーロッパ16カ国に79のオフィスを構えるアデコグループの転職エージェントブランドであるため、新卒からエグゼクティブまで幅広いレベルの人材・職種・業種に対応しています。
老舗かつ大手であるため、Spring(アデコ)を通してしか求人を出さない、という外資系企業も少なくありません。外資系企業への転職を目指すなら登録しておきたいエージェントです。
アデコグループは人材サービス業界で売上高世界第一位のグループで、Fortune Global 500やFTSE4Goodなどの国際的な外部評価も得ています。
得意な領域
|
全業種・全職種
|
サービス提供地域
|
全世界
|
おすすめ転職エージェント:JACリクルートメント
- ウェブサイト:JAC Recruitment
JACリクルートメントは1975年にロンドンで誕生した日系エージェントです。現在はアジアを中心に世界12ヵ国でサービスを提供しており、業界でも数少ない東証一部上場企業です。
管理職やエグゼクティブ(役員や幹部)、各分野の専門職などの領域を得意としていることが特徴で、「JAC Digital」のサービスブランドを展開して「IoT」「AI」「ロボット」などを含めたデジタル関連の分野も強化していくなど、時代に合わせて柔軟に変化していく姿勢も評価されています。
JACリクルートメントは登録者と企業の双方を一人のコンサルタントが担当する「両面型」のエージェントなため、双方のニーズを深く理解した上で、より適切な求人紹介が可能となっています。このことで、より自分にあった企業を紹介してもらうことができます。
得意な領域
|
管理職・エグゼクティブ・専門職
|
サービス提供地域
|
アジア・ヨーロッパ(拠点は日本・シンガポール・マレーシア・香港・インドネシア・タイ・韓国・中国・ベトナム・インド・イギリス・ドイツ)
|
- JAC Recruitment(外資系勤務を目指す年収600万円以上の方向け)
おすすめ転職エージェント:ロバート・ウォルターズ
- ウェブサイト:ロバート・ウォルターズ
ロバート・ウォルターズはロンドンで設立されたエージェントです。
世界30カ国に拠点があり、取り扱う職種は金融、経理・財務、IT、法務・コンプライアンス、営業・マーケティング、人事、秘書・サポート業務、物流・購買・サプライチェーン、リテール、サービス業、医療・医薬、製造、エネルギー・インフラ、化学など多岐にわたります。
2018年グロース・カンパニー・オブ・ザ・イヤー、2018年バンキング&ファイナンス・リクルートメント・カンパニー・オブ・ザ・イヤーなどの評価をうけているロバート・ウォルターズは、世界規模の企業であるため外資系企業からも信頼が厚く、非公開求人も多く持っています。
特に語学力が高く、キャリア志向の人におすすめできるといえるでしょう。スピード感のある転職活動も特徴です。
HPでは履歴書の書き方や面接対策などきめ細やかな記事を多数載せているので、それを読みに行くだけでも価値ありです。
得意な領域
|
全業種・全職種(バイリンガル人材がメイン)
|
サービス提供地域
|
全世界(日本・アイルランド・アフリカ・アメリカ・イギリス・インドネシア・オーストラリア・オランダ・カナダ・韓国・シンガポール・スイス・スペイン・タイ・台湾・中国・中東・チリ・ドイツ・ニュージーランド・フィリピン・ブラジル・フランス・ベトナム・ベルギー・ポルトガル・香港・マレーシア・南アフリカ・ルクセンブルグ)
|
おすすめ転職サイト:キャリアクロス
- ウェブサイト:キャリアクロス
キャリアクロスはここまで紹介してきた3つとは異なり、転職サイトです。転職サイトは求人を掲載しているサイトで、エージェントではありません。興味のある求人があれば、その求人を掲載しているエージェントか、あるいは企業へ連絡をとることになります。
キャリアクロスは「日本最大級のバイリンガル転職サイト」として人気があり、外資系・グローバル企業で働きたい人ならぜひ登録しておきたいサイトです。
登録しておけば、転職エージェントや企業からスカウトを受けることもあります。登録者は25歳以下から51歳以上まで幅広く分布しており、門戸が広い点も特徴の一つです。
得意な領域
|
全業種・全職種(IT、金融、マーケティング関連の求人が充実している。ビジネスレベルの英語力を有している人がメイン)
|
サービス提供地域
|
全世界
|
まとめ
外資系企業に転職したいと思い立ったら、まずはこれらのエージェントや転職サイトに登録してみましょう。いずれも無料で登録・利用できます。紹介される求人案件から自分の市場価値をはかることができ、給与の相場や待遇についてもだんだん感覚がつかめるようになります。
企業に自分で直接応募する方法もありますが、契約でトラブルが起こることもあります。よほど慣れているという人以外は、エージェントや転職サイトを通して選考を進めていくことをおすすめします。
海外求人
あなたの挑戦を待っている!あこがれの海外企業へ就職しよう(海外求人)