海外求人はどこに注目するべき?求人内容を見極める8つのポイント

失敗しない、海外で働きたい時に海外求人を見極める3つのポイント 海外転職ノウハウ

海外就職を希望して求人を探すとき、どこを見ればいいのでしょうか?給料や待遇ももちろん大事ですが、それだけではありません。わざわざ海を越えて行くからには、できるだけ条件に合った働きやすい会社を選ぶ必要があります。

とはいえ、注目するべき項目は多くありません。この記事を読んで、優良求人かどうかを見極める簡単なポイントを押さえておきましょう。

なお、初めて海外就職に挑戦する人は下の記事もどうぞ。海外就職までの手順を紹介しています。

海外求人の注目ポイント1. 就労ビザ取得サポートの有無

海外で働くための必須アイテムと言えば、就労ビザですよね。

日系企業の場合は一般に内定・採用が決定してから企業がスポンサーになり、就労ビザの取得をサポートしてくれます。一方、日系企業ではなく現地企業に就職・転職する場合はスポンサーになってもらえないことがあります

求人広告にはたいていビザについての記述があります。就労ビザ取得をサポートしてもらえるのか、自分で取得しなければならないのか、それとも違うビザで働くことになるのかをしっかりと確認しましょう。

就労ビザ取得にあたっての注意

会社がビザ取得をサポートしてくれる場合でも、海外採用が初めての企業だと就労ビザの申請をしたことがなく、必要な書類や手続きをよく理解していないというケースも考えられます。その場合、ビザの発給までに時間がかかり、勤務開始時期が遅くなってしまうことがあります。

また、自分でビザを取得しなければならない場合には取得を代行してくれる業者もありますが、危険がないとは言い切れません。高い代行料金を払ったのに取得できなかったり、パスポートが悪用されたりといったケースもあるようです。

やはり、内定した会社のサポートを受けるのが一番でしょう。

海外求人の注目ポイント2. 契約期間

意外と見落としてしまいがちなのが契約期間です。これは、今後の方向性にもつながる重要な項目です。

例えば、「とりあえず海外体験をしよう」とか、「短期で海外生活をしたい」という場合は、契約期間の決まっている働き方の方がいいですよね。逆に、長期間その国にいたい場合は正社員として契約してもらう必要があります。

将来の希望や目的に応じて、どれぐらいの契約期間がいいのか事前に考えておきましょう。

海外求人の注目ポイント3. 仕事内容

その会社に入って何をするのか。これも気になるポイントですね。具体的に書かれている場合もあれば、おおまかな職種しか分からない場合もあります。

ただ、具体的な仕事内容が書かれていなくても、少しでも興味があればとりあえずエントリーしてみることをおすすめします。

エントリーしたら必ず選考に進まなければいけないというわけではありません。想像よりも面白そうだとか、やっぱり自分には合いそうにないなということを判断するためにも、まずは詳しく話を聞いてみることが大切です。

また、エントリーの前に企業に質問できるのであれば、それを利用して聞いてみるのも一つの方法です。

自分のアピールポイントを知っておこう

ただし、エントリーしても先方から返信がなければ話を聞くことができません。企業に目を留めてもらうためにも、まずは自分がアピールできる部分を把握しておく必要があります。

下の記事のグッドポイント診断を使えば手軽に「自分の強み」を知ることができるので、エントリー前にやっておくとスムーズです。

必要な資格やスキルもチェック

希望の仕事内容であっても、それだけで応募できるわけではありません。特殊な資格が求められる場合もあります。逆に、資格がなくても実務経験があればOKというケースもあるので、それもあわせて確認しましょう。

また、語学力によって業務内容に違いが出ることもあります。必要とされている言語は何か(英語だけか、現地の言葉も必要か)、求められるレベルはどの程度か、レベルの証明に必要な資格は何かも確認しましょう。

海外求人の注目ポイント4. 福利厚生

日本で働くとき以上に大事なのが福利厚生です。給料などの具体的な数字に目が行きがちですが、福利厚生の内容もしっかりとチェックしておきましょう。

給料が高くても福利厚生があまり良くない企業もあれば、逆に給料が低くても福利厚生がしっかりしている企業もあります。

海外求人の注目ポイント5. 給料・ボーナス

やっぱり一番気になるのがこれ。額はもちろんですが、支給通貨単位も重要です。海外の職場で受け取る給料は、円、ドル、現地通貨など様々なケースが考えられます。

どの通貨単位になるのか、またそれぞれどんなメリット・デメリットがあるのか事前に確認しておきましょう。

さらに、ボーナスも気になるポイントですよね。そもそもボーナスがあるのか、あるのならそれはいつ、どのような形で支払われるのかなどもきちんと把握しておきたいところです。

海外求人の注目ポイント6. 勤務地

本社がシンガポールでも実際の勤務地はマレーシアというように、本社の場所と勤務地が違うことが稀にあります

うっかり見落として、内定後に本来の勤務地に気づくということがないよう、実際に働く場所はどこなのかきちんと確認しておきましょう。

海外求人の注目ポイント7. 面接の場所

海外就職する場合、面接は基本的に会社のある現地で行われます。ただ、日本国内での面接やSkypeを使った面接などもあります。企業によってスタイルが違うので、事前に確認が必要です。

いい感じで採用されそうだったけれど、最終面接が現地で、行くことができずに話が流れた、という残念な結果にならないよう注意が必要です。

現地への渡航費は自費で負担する場合と会社が負担してくれる場合があるので、これも事前に確認しておいてください。自費の場合は格安航空会社(LCC)を上手に利用しましょう。

海外求人の注目ポイント8. 会社の雰囲気

日本国内で就職・転職するとき以上に知っておきたい会社の雰囲気ですが、これだけは求人広告をいくら眺めても分かりません。現地へ行き、自分の目で見て体感することが一番いいとはいえ、多くの場合、時間やお金の問題から気軽に行くことができないのも事実です。

先述したように、会社によっては面接を兼ねた渡航に交通費を支給してくれるところもあります。しかし、そうでない場合でも本気で海外就職を考えるのであれば、少し奮発して実際に行ってみることをおすすめします。

国にもよりますが、格安航空券やLCCなどを使えば案外安く海外に行くことができます。これから実際に働き、生活するかもしれない国を見ておくことは非常に大切です。ここはケチらず、実際に足を使って情報収集してみましょう。

気候が合うかどうかも大切な要素

実際に現地に行ってみると、意外な盲点に気付くことができる場合もあります。それは気候です。

会社の雰囲気や仕事内容は希望にぴったりだったけれど、気候がどうしても身体に合わず数か月で帰国し、その後もしばらく体調が優れずになかなか再就職できないという人も、残念ながら筆者の周りには少なからずいます。

気候が合わないという理由であきらめるなんてもったいない!という意見もあると思いますが、海外就職は同時に海外移住でもあります。生活する国や地域の気候はとても重要です。

現地視察が無理でも最低限の情報収集を

どうしても現地に赴くのが難しい場合は、企業のオフィシャルサイトをチェックするなどの基本的な情報収集を怠らないようにしましょう。企業によっては、おおまかな業務内容や、実際にどれぐらいの日本人が働いているかなどを記載していることがあります。

海外就職体験談

最後に、実際に海外就職した人の体験談をご紹介しましょう。ベトナムで3年目を迎えるAさんに話を伺いました。

仕事探しには海外求人サイトを利用

海外での仕事の探し方としては主に、人材紹介会社を使う方法と、自分で求人サイトから探す方法がありますが、Aさんは後者を選びました。利用したのは企業直接採用型の海外求人サイトで、これを使ったのは会社の人事の人と直接、話をしてみたかったからだそうです。

また、同時に転職エージェントにも登録し、平行して情報収集しました。

現地での情報収集のコツ

Aさんによると、実際に現地へ行った際に有効な情報収集は、現地に住む日本人向けのポータルサイトを見ることです。現地のポータルサイトには衣食住の情報が数多く掲載されており、事前知識の蓄積に役立ちます。

海外で生活を始めると、思っていたことと違うことが往々にしてあります。しかし、そこは割り切って現地での生活を楽しむことが海外就職を成功させる秘訣なのかなとAさんは話してくれました。

まとめ~自分にとって一番の求人を見つけよう

海外求人を見るときのポイントは、日本で就職・転職する場合とそれほど大きく変わるわけではありません。ただ、海外就職ならではの要素もあるので、重要なポイントを見落とさないようにしましょう。

なお、求人を探す前に自分なりの希望や条件を考えておくことも大切です。なぜ海外就職したいのか、その国でどんなことをしたいのかが明確であれば、注目すべきポイントも自ずと絞れてくるので、あなたにとって最適な求人が見つかりやすくなりますよ。

海外求人

あなたの挑戦を待っている!あこがれの海外企業へ就職しよう(海外求人)

あわせて読みたい

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Twitter で