生活する上で必要な食べ物。日本ではスーパーマーケットやコンビニなどで手に入れる方が大多数だと思いますが、中国ではこれらに加え、市場もまだまだ人々の生活に欠かせない場となっています。
スーパーマーケットやコンビニは確かに便利で、金額も表示されていることから安心して買い物ができますが、ローカルな雰囲気に少しでも触れてみたいなら、やっぱり市場がおすすめです。
そこで今回は、中国(大連)の市場の特徴や買い方についてご紹介していきます。
中国の市場にはどんなものが売られているの?
市場の規模にもよりますが、野菜、果物、肉、魚介、大豆や肉の加工食品、パン、米、油、卵などの食品は基本的にどこの市場にも売られています。
魚は一尾丸ごと、肉は塊で売られていて、欲しい分だけを買う事ができます。大連は港町なので、新鮮で美味しい魚介類は特におすすめです。季節のものは多く出回るため、大量に安く購入できます。
規模が大きくなると、ペット用品、文具、電子機器、靴、洋服、酒、ナッツ類、香辛料なども手に入れることができます。
中国の市場はどんなところにあるの?
基本的には人が集まるところにはどこにでもあり、規模も大小様々です。マンション建設などで、まだ大連も街が広がり続けていますが、その先に人が住むところがあれば市場ができていきます。
路地、広場、マンションの地下、専用の建物の中など場所は様々で「え?こんなところに市場が!」と驚くことも未だにあります。
筆者がいつも利用しているところは、家の近くのこじんまりした市場(マンションの地下駐車場を改装したような奥行き100mくらいの市場)ですが、大連で比較的規模が大きく、よく知られているのは以下の2つです。
大菜市
大連駅北口から約200mに位置。双興商品城という横に長い6階建ての建物やその付近の建物・露店等を含むエリアとなり、野菜、果物、肉、魚介類などの食品から日用品までありとあらゆるものが売られている。
すべて見て回るには1日あっても足りないくらい広い。仕入れの飲食店関係者や一般の客で賑わう様子が見られる。デパートなどと比べると、安い値段で品質の良いものが大量に買える。(雑貨などは、安かろう、悪かろうも多く見られますが……)
長興市場
西安路エリアに位置。野菜、果物、肉、魚介類などの食品が主。特に水槽に入れられ、生きたまま売られている魚介はおすすめ。
中国の市場ではどのように買い物をするの?
市場での買い物って、言葉を交わしたり、値段交渉したり中国語ができないと大変なんじゃない?と思う方もいるかもしれませんが、手間はスーパーでの買い物と大差ありません。
中国では500g=1斤が買い物時の一般的な重さの単位となります。値段が表示されている場合は「10元/1斤」「15元/2斤」等、書かれています。それぞれ500gで10元、1kgで15元となり、慣れれば非常にわかりやすいです。
値段が表示されていない場合は、店員さんに聞きます。500g単位での値段を教えてくれます。
野菜や果物は売り場にたくさんビニール袋がぶら下がっているので、勝手にビニール袋を取って、中に買いたいものを入れ、店員に渡せば、その場で重さを量って金額を教えてくれます。
ビニール袋がなければ、野菜や果物を店員の前にある量りに入れれば、重さを量ってビニール袋に入れてくれます。
肉は重さを伝えたり、欲しい大きさのもの指さしたりして買います。豚肉などは皮付きの部位もありますが、不要であれば皮を取ってもらうことができます。
魚は欲しいものを伝えると、基本的には内蔵などの処理をしてくれますが、3枚におろしてくれたりはしないので、自宅でさばくことになります。
中国の市場では値段交渉は必ずするの?
値段の交渉も市場での楽しみの一つ、ではありますが、もともとの価格が安いので、少額の場合や、明らかにぼったくられた!という時以外は、値段交渉は避けたほうがいいでしょう。
毎日のように市場に買い物に行きますが、現地の中国人が交渉する様子は以前に比べると格段に減ったように思います。
10.3元など、端数が◯角の場合は、何も言わなくてもまけてくれたりすることもあります。
また、少額の買い物で100元札などを出して舌打ちされたこともありますので、10元札などを用意したほうが無難です。
まとめ
市場には現地の人々の生活があります。観光であればそんな様子を覗いてみたりするのもいいかもしれません。
住んでいるのであればスーパーマーケットと比較してみるのも楽しいでしょう。買い物の場を使い分けると生活が便利になるかもしれませんね。
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