日本ではとても少なくなってしまった個人商店。しかし、アルゼンチンはまだまだ健在で、スーパーマーケットで食料品を買うよりも絶対に安くて質の良い物が手に入ります。
しかも日本に存在しない専門店がたくさんあるので、最初は戸惑うこともしばしば……。
今回はアルゼンチン長期滞在で絶対に利用する、各専門店でのお買い物をご紹介します。
ブエノスアイレス駅前の個人商店街
今日は冷蔵庫で切れていたハムとチーズを買いに、駅前の個人商店街に来ました。ここに来れば何でも揃うので、生鮮食品の買い物はここで済ませます。
「専門店」といっても、日本には存在しない種類の専門店があるのでご紹介しますね!
ハムとチーズの専門店
こちらは日本には存在しない「ハムとサンドイッチ用のチーズ」専門店。他にもサラミやパン、マヨネーズなどのソース類も販売しています。
注文されてからスライスしてくれるお店もありますが、このお店は最初から100gづつに切って分けてある物を売っています。
「ハム」と一言で言っても、驚くほどの種類があります。
ピザに適したハムや、サンドイッチ用、サラミ、七面鳥のハム、低脂肪、ベーコン、生ハム……
しかもそれぞれが数種類づついろいろなメーカーも物があるので、こちらに住んで数年建っても未だに全制覇しきれていません。
日本で買うと絶対に高い本物のパルマ産生ハムももちろんあります。
左のパルマ産の生ハムは100g37.50ペソ、日本円に換算すると250円!右の少しランクの低い物だと100g28ペソ、186円です。
ワインのお供に最高なのが「ピカダ」と呼ばれる、ハムやチーズの端っこを角切りしたセット。
これだと一気にいろいろな種類のハムやチーズが楽しめて経済的。250gで30ペソ、200円でした。500gだと45ペソ・300円になるのでお得ですね!
アルゼンチンの八百屋さん
日本と季節が真逆のアルゼンチンでは、今は春のフルーツがお買い時。
イチゴが1キロ60ペソ・400円で販売しています。日本に比べるとかなり安いですよね!他にもマンゴーが15ペソ100円、トマト2キロが20ペソ・133円で売られていました。
もう少し暖かくなるとさらに値段が下がるので底値になるまで待ちたいと思います。
ブリンディング専門店とチーズ専門店
こちらは左が「Encurtidos(エンクルティードス)」ブリンディング専門店、右手が「Larteos(ラクテオス)」チーズ専門店です。
ブリンディング専門店ではオリーブの実や、酢漬けの野菜、ポテトチップス等のスナック類が販売されています。日本で例えるとお漬物屋さんのような部類のお店です。
右手はチーズ専門店、こちらも数え切れないほどの種類のチーズが販売されています。つまみ用のチーズはもちろん、ピザ用、生食用、粉チーズ、生チーズ……未だに筆者は理解しきれていません。
写真には映っていませんがこの後ろにも長蛇の列ができていました。
パン屋さん
続いてパン屋さん!
アルゼンチンの主食はパスタとパン!どのお店もいつ行ってもパン屋さんは混雑しています。
こちらはアルゼンチン名物の「ファクトゥーラ」と呼ばれるクロワッサン等の菓子パンです。
名物のマテ茶の最高の相方で、お店によって全然値段が違うのですが、1つ約6ペソ・40円で販売されています。
ドゥルセ・デ・レーチェと呼ばれるキャラメルクリームが詰まった物やイチゴジャムやクリームがたっぷりと入っている物もあります。
他にもお惣菜のパイ類や名物のエンパナーダ、ホールケーキなどもパン屋さんで購入ができます。
アルゼンチンは日本に比べるとお総菜屋さんやお弁当屋さん、コンビニがありません。一人暮らしをアルゼンチンでされる方はお世話になることが多いと思いますよ。
食事用のパンは「ミニョン」や「フラウタ」と呼ばれ、今は1キロ40ペソ266円で販売されています。
アルゼンチンでは日本文化が大人気!
世界一遠い国アルゼンチンでは、日本文化が流行の最先端ってご存知ですか?
2016年のブラジルオリンピックでも女子柔道の金メダリストがアルゼンチン人になりましたよね!
柔道以外にも合気道や空手の道場がたくさんあり、柔道着を着た子供を見かけることも多々あります。
至る所で日本文化を見かけるので、日本人としてはとても嬉しいです。
まとめ
いかがでしたか?
日本には存在しないアルゼンチンの食品専門店をご紹介しました。ハムやチーズは本当に種類が豊富で、全制覇するのに数か月は絶対にかかります。
生鮮食品はスーパーマーケットで購入するよりもはるかに質が良くて値段が安い物が手に入りますよ。
言葉の壁やシステムの違いで最初のうちは戸惑うことが多いと思いますが、慣れて顔見知りになると味見させてくれたりおまけしてくれたりラッキーなことも多々あります。
アルゼンチンに滞在をされる方は、ぜひ個人商店を利用してみてくださいね!
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