中南米と聞いてどんなイメージが浮かぶでしょうか。地球の裏側、ラテン系、サッカーが強い、とにかく危ない、などなど。
では中米のイメージとなるとどうでしょう。南米の国はいくつか浮かんでも、中米ってそもそもどのへん?と悩んでしまうそこのあなた。
実にもったいない!
中米は南米よりもアクセスがよく、日本では決して見られないような絶景スポットがたくさんあります。
まず中米の位置を地図で確認してから、おすすめの観光スポットをご紹介します。
中米ってどこ?
中米とは、アメリカ合衆国と南米大陸の間の細長い部分です。世界地図で見ると細すぎてちゃんとつながっているのか心配になります。
なので拡大してみました。
大丈夫です、ちゃんとつながっています。
色のついているところが中米と呼ばれる地域の国々です。
- グアテマラ
- エルサルバドル
- ベリーズ
- ホンジュラス
- ニカラグア
- コスタリカ
- パナマ
- ハイチ
- プエルトリコ
- ドミニカ共和国
キューバやジャマイカが、カリブ海に浮かぶ島国であることを知らなかった方も多いのではないでしょうか。
これらの島国は中米もしくはカリブ諸国とも呼ばれます。
メキシコは実は北米
アメリカの真下に位置するメキシコ。実は地理的にいうと北米なんです。
しかし、実際にはアメリカやカナダと違いラテン文化であることから、中米に分けられることが多いです。さらに南を見てみると、コーヒーで有名なグアテマラへとつながっています。
メキシコというとタコスやテキーラが有名ですが、地理的においしいコーヒーが飲める国でもあるんです。
中米は日本からのアクセスが南米よりもはるかに良い
中南米というとひとつのまとまった地域のように聞こえますが、アメリカ大陸は巨大です。
例えば日本からメキシコシティまで直行便だと約17時間で行けますが、ブラジルのリオデジャネイロに行くとなると、遠すぎて直行便がありません。
地球をぐるっと半周するのでヨーロッパ経由と北米経由のどちらでも行けますが、仮にアメリカ乗り換えで短時間で行ったとしても、24時間以上はかかります。
仕事の休みが10日間だとして、メキシコなら現地にぎりぎり1週間いられますが、ブラジルだと4~5日ぐらい。
貴重な休みをめいっぱい使うためにも、中米を押さえておいて損はないですよ!
おすすめその1、何はなくともカリブ海
200年前まで海賊が活躍していたカリブの海も、いまや世界中から人が集まる一大リゾート地です。写真は映画「SEX and the CITY」でキャリーがハネムーン先に選んだ、メキシコのカンクン。
他にもジャマイカのセブンマイルビーチやプエルトリコのフラメンコビーチなど、カリブ海の美しさを堪能できる場所は無数にあります。
カリブには英語が通じる国が多い
中米というとスペイン語のイメージですが、意外にもカリブ諸国には英語を公用語としている国が多くあります。かつてイギリス領だったジャマイカやバハマ、 現在もイギリス領であるケイマン諸島などです。
ただし、アメリカ領のプエルトリコでは主に話されている言葉がスペイン語なので気をつけてください。
その他のスペイン語を公用語とする国でも、リゾート地のホテルやレストランでは英語が使えますが、町のレストランやタクシーでは通じないことも多いので注意が必要です。
おすすめその2、ジャングルにそびえる神秘的なピラミッド
その昔、メキシコ南部からグアテマラにかけて、広範囲で栄えた文明がありました。
その名もマヤ文明。
紀元前3,000年以上という太古の時代に始まったマヤ文明は、多くの遺跡と謎を今に残しています。写真はグアテマラにあるマヤ文明最大の神殿都市、ティカル遺跡です。
マヤのピラミッドは鬱蒼としたジャングルの中に作られたものが多く、観光地でありながらも神秘的な雰囲気に包まれています。
有名な遺跡近くの町からはいくつも観光ツアーやバスが出ており、定員にならない限り前日に申し込めばすぐ参加できます。
中米には意外とアクセス便利な遺跡も
遺跡って、写真で見るにはいいけど実際行くとなると遠そうだし、ホテルに虫とか出そう……。虫はともかく、限られた日程の中で観光もグルメもお土産も、となるとキツキツのスケジュールになりますよね。
大都市のホテルに泊まってそこを拠点にツアーを組む人もいるでしょう。
でも大丈夫。
中米はとにかく遺跡の数が多いので、壮大なスケール感はそのままに、大都市から日帰りで行けるところもあります。
写真のテオティワカン遺跡はメキシコの首都・メキシコシティから北に約50kmほど。車やバスで片道約1時間、十分日帰りできる距離です。
朝早くに行けば、気球に乗って上空から遺跡のみならずメキシコシティも一望できます。
ほかにもリゾート地カンクンから行けるチチェン・イッツァなど、中米の遺跡って日本のお城ぐらい気軽に行ける観光地ですから、ぜひ行ってみてください。
おすすめその3、動物たちの楽園!コスタリカはエコツアー先進国
中米諸国の中でも一番キュッと締まったウエスト部分にあるのが、コスタリカです。四国と九州を合わせたぐらいの細長い国土に、世界中の動植物種の5%が生息するという豊かな自然を持つ国です。
コスタリカでは自然環境を守りながら観光を行うエコツアーに力を入れており、経済最優先の観光地とは異なる本当の自然が味わえます。
写真のナマケモノを始め、手塚治虫の「火の鳥」のモデルと言われる色彩豊かな鳥ケツァールなど、普段動物好きではない人でも思わず目を奪われてしまうことでしょう。
予想の斜め上を行く、コスタリカのアウトドア
海も山も川もあるコスタリカ。現地に行くとラフティングや沢登りなど、アウトドア好きにはたまらないツアーが目白押しです。
中でも特に注目すべきはこちら。
この写真の人、何をしているかというと、木と木の間に張られたワイヤーロープを滑車を使って滑り降りているんです。
日本でもアスレチックがある公園へ行くと、こういうのありますよね。
でもスケールが全然違います。これはジップ・ラインというコスタリカで人気のアクティビティ。体がしっかり固定されているとはいえ、滑り出すにはけっこう勇気が必要です。
しかし、いったん飛び出してしまえば、ジャングルの風や動物の声を肌に感じ、恐怖など忘れてしまうでしょう。終わる頃には子どもの瞳で「もう一度やりたい!」と言ってしまうことうけあいです。
中南米は日本や欧米とは違った魅力がある
中南米、ラテンアメリカと呼ばれる地域は日本とも欧米諸国とも全く違った歴史や文化があり、とても魅力的です。
ただ、距離的に遠いのと情報が少ないのが難点ですよね。
今回ご紹介した中米は、日本からのアクセスのしやすさでいうと南米よりおすすめです。飛行機の距離が短いとそれだけ旅費も安くなります。
中米の旅先の治安に注意
ただし、旅行先やホテルを選ぶ際にはくれぐれも治安に気をつけてください。
例えばネットで検索すると、コスタリカは中南米の中でも安全な国、と書いているサイトがいくつも出てきます。
しかし、中米は南米大陸とアメリカをつなぐ麻薬の中継地点という側面も持っており、麻薬組織による犯罪が頻発しています。
実際に旅行した人のブログやサイトも参考にはなりますが、情報が古く今では状況が変わっている場合もあります。
旅行する際は、必ず外務省の海外安全ホームページで最新の治安情報を確認してください。各国でどんな被害が報告されているかや、具体的な犯罪の手口など参考になることが書いてあります。それを読んで、これは危ないと感じたら一旦旅行を取りやめましょう。
地球は逃げませんから、治安が安定してから行っても決して遅くはありません。また、相場に比べて値段が安すぎるホテルもやめた方がいいです。
街の中心から遠く夜道が危なかったり、セキュリティがしっかりしていなかったり、最悪の場合スタッフが泥棒ということもありえます。
観光地、特にリゾート地のホテルは高いですが、お金で買える安全なら買った方がいいです。
中米へ持っていくと便利なもの
そのほか、日本から持っていくと便利なものは「もう用意した?海外へ行く準備を便利にするおすすめ小物9選」にて紹介しています。
まとめ
しっかり安全対策を取り、危険な行動さえしなければ、中米の旅はあなたに一生忘れられない思い出を残してくれるでしょう。
次回は有名な絶景スポット目白押し、南米編をお送りします!
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