中国の海南島へ行くとリゾート気分で海外留学ができる

留学

みなさん突然ですが、海南島を知っていますか。海南島は中国の南端に位置する島です。 中国のハワイと言われるほど温暖なリゾート地です。

日本ではあまり知られていないかもしれませんが、中国では大人気の観光スポットになります。

そこで今回は、中国海南島での海外留学のメリットをまとめました。

海南島の場所はどこ?

場所は広州の左下にあります。

海南島は、中国の中では最大の島です。2010年から「国際観光島」として、観光産業に力が入れられるようになり、中国人はもちろん、外国人のリゾート地や別荘地として知られるようになりました。

気候は年間通して温暖で、冬でも薄めの長袖があれば大丈夫という日も多いです。

海南島にはどんな学校があるの?

海外留学で気になるのは学校の環境ですね。海南島で学べるのはもちろん中国語です。では、中国語を学べる学校はどんなところがあるのでしょうか。

一番大きな大学は海南島最大の都市海口にある海南大学です。さらに同じ市内になる海南師範大学にも中国語を学べる科があります。どちらも半年ごとに受講できるクラスとなっています。

学費は半年で35万円以下!

学費は半年で2万元弱です。(日本円だと35万円以下ぐらいにはなると思います)また、1ヶ月のみの留学もすることもでき、中国語を勉強したい留学生にとっては留学の日程が組みやすくなっています。

寮は複数人が基本

一般的に中国の大学生は大学内の宿舎に住みます。4人1部屋とか、中には6人~8人で1部屋を使うという場合もあります。日本人には厳しい環境ですね。

しかし、安心してください。

大学内には留学生専用の宿舎もあります。留学生用の宿舎は外国人が住みやすいように作られており、プライバシーも保たれています。何といっても、学校の構内にある場合がほとんどで、歩いて毎日授業に通うことができるのもうれしいところです。

留学生用の宿舎は、2人1部屋のところが多いようです。数は少ないですが個室が準備されているところもあります。個室を希望する際は、出来るだけ早めに申し込むのが鉄則です。

家具や家電なども備え付きで、インターネット環境も完備されているので、到着後すぐに中国語の学習に専念することができます。さらに海外留学の際に、大きな大学で勉強すると、中国人だけでなく、様々な国の人と交流することができるのもうれしい特典です。

中国で留学するとは?

中国で留学すると、どんな留学生活が待っているのでしょう。一般的な大学付属語学機関の例から、シミュレーションしてみましょう。

授業は午前中

基本的に、授業は午前中に集中しています。朝の8時から12時頃までが一般的です。朝のスタートが早いのは、中国の学校特有でしょう。1コマ50分の授業が週に20コマほどあります。1学期はおよそ4か月半です。

入学時に中国語のレベルテストを受け、レベルに応じたクラスに振り分けられます。授業は基本的に、すべて中国語で行われます。初心者レベルのクラスでは、英語を併用して授業が行われる場合もあります。

朝食・昼食・夕食は学生用の食堂を利用することもできますし、学校の外に出て外食することもできます。自炊ができるようになっている学生寮はごく一部の様です。

午後はフリータイム。学校の準備している選択授業を受講して中国文化に触れるも良し、HSKの対策講座を受けて1日中国語漬けにするも良しです。

中国語を伸ばすために家庭教師を探して、個人的にレッスンを受ける真面目な学生もいます。家庭教師をつけたい時は、学校の先生や先輩に聞いてみると、紹介してくれることもあります。

もちろん、家庭教師は授業料の中に含まれないので、別途料金が必要となります。

海南島の生活から学べることとは?

少数民族

海外留学で学べるのは何も言語だけではありません。その土地の文化や人々の考え方、政治、経済など様々です。海外留学はその国のことを学ぶのに一番最適な方法だと思います。

例えば、海南島だけ見てみても、実はそこには多種多様な文化があることに気づきます。中国は多民族国家です。一番多いのは漢民族ですが、海南島には少数民族も多く住んでいます。

異文化を肌で感じる

そして、方言と呼ばれるいわゆる現地語があります。中国語とは全く発音が違う言葉なので、まるで外国語です。さらに、文化も違い、食生活も異なります。こうした異文化を実際に肌で感じることができるのは海外留学の醍醐味です。

例えば、海南島に住む主な少数民族はチワン族、ミャオ族、リー族などがいます。特にリー族は、全体の90%にあたる人口が海南島に集まっていると言われています。それぞれが独自の文化や風習を持ち、単一民族国家である日本ではなかなか味わうことのできない雰囲気です。

こうした経験は、もしこれから中国人とビジネスをする場合にも、海外留学で見てきた中国人の性格や傾向は非常に役立つはずです。

海南島に留学する前に考えておきたいこと

魅力たっぷりの海南島での留学ライフですが、決める前にしっかり考えておきたい点もあります。

習った表現が通じない?!

海南島は中国でも最南端に位置する島で、かつ少数民族がたくさん住んでいるため、現地の人が話す中国語が標準とされている北京語からは大きく異なっている場合も珍しくありません。

学校では標準語圏出身の先生から中国語を教わりますが、一歩外に出てそのフレーズを使うと、現地の方から「?」という顔をされてしまうことも。綺麗な標準語の中国語を習得したい方には、少し厳しい環境かもしれません。

英語が通じない

一部のホテルやインフォメーションデスクを除き、基本的に英語は通じません。日本語はもってのほかです。

よって、中国語がほとんどできない状態で海南島に来ると、最初はコミュニケーションの面で大変さを覚えるかもしれません(その分、中国語は早く話せるようになるかもしれませんが)。

日本からのフライトが不便

現在、日本から海南島への直行便はありません。そのため、一度中国国内の別の都市か香港に飛び、そこから飛行機を乗り継ぐ必要があります。

中国国内の各都市からの便は豊富にあり、海南島にある2つの空港と繋がれています。特に北京、上海、深センからの便は数が多く便利です。日本から海南島に行く場合は、上海、広州、香港経由で向かわれる方が多いようです。

留学で一番理解できるのは、実は「自分の母国」

これまで述べてきたように、海外留学では留学先の言葉、文化などを学ぶことができます。まさに肌で感じることができるので、これ以上の学習方法はないはずです。

しかし、実は海外留学で一番理解が深めるのは自分の母国です。つまり日本のことを改めて調べたり、考えたりする機会となります。

なぜでしょうか。

それは留学先の友達と話すときによく日本のことを聞かれるからです。その際に、自分自身これまで日本のことをぜんぜん知らなかったということに気づきます。

そこで、改めて資料を調べてみたり、なぜこういうことを日本人は行うのかということを調べるのです。そして、違う文化と接することで、日本文化の良さもさらに再確認することができます。

実は、海外留学は自分の母国である日本のことを一番知る機会ともなるのです。

まとめ

中国の海南島での海外留学生活について簡単に書いてみました。学校の面、生活面でのちょっとしたアドバイスもあります。中国に留学するともちろん中国語を学ぶことになるのですが、実はそれ以外にも現地の文化などを学ぶことができます。

そして、何より改めて母国である日本を知る機会ともなります。海外留学はまさに言語以外に学べることがたくさんあるのです。

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